哀れを誘うような様子で、切実に相手に何かを頼み込むことを指す。同情や憐れみを引き出そうとする態度で懇願する行為をいう。
もの悲しさと憂いを帯びた情緒や雰囲気を指す。特に、過ぎ去ったものや失われたものへの切ない思いが感じられる情趣をいう。
心が痛むほど深く悲しむこと。特に、人の死を悼み、嘆き悲しむ心情を指す。
人の死や別れなど、悲しい出来事に対して抱く深い悲しみと惜しむ気持ちを表す。特に、親しい人を失った際の嘆きと、もう会えないことへの残念さを含んだ感情を指す。
深く悲しく痛ましい様子。また、そのような感情を強く引き起こすさま。
哀訴とは、自らの悲しみや苦しみを切々と語り、相手の同情や憐れみを引き出そうとする訴え方を指す。
人の死を悲しみ、その死を悼むこと。特に、故人への追悼の気持ちを表す行為や表現を指す。
悲しみや哀れみを感じさせる物語を指し、特に不幸な出来事や境遇に陥った人物の心情や運命を描いた話をいう。
悲しくいたましいこと。また、そのような感情を指す。人生の無常や苦しみに触れた時に覚える、深くしみじみとした哀しみの情を表す。
悲しみのあまり声を詰まらせて泣くこと。また、そのような泣き声を指す。
哀婉とは、悲哀の情を含みつつも、しめやかで上品な趣のあるさまを表す。
哀憐とは、他者の不幸や弱さに対して抱く深い同情の情を指す。特に、力のない者や苦境にある者を見て心を痛め、その境遇をいたわる気持ちを表す。
可哀相とは、見る者に憐れみや同情の情を抱かせるような状態を指す。特に弱い立場にある者や不幸な境遇に置かれた者に対して、その様子が痛ましく、心を痛めるさまを表す。
歓楽哀情とは、歓びや楽しみが頂点に達すると、かえって哀しみや物憂い感情が湧き起こるという人間の心理を表す四字熟語である。『文選』所収の漢武帝「秋風辞」に「歓楽極まりて哀情多し」とあり、享楽にふけり過ぎることで虚無感や悲哀を覚える様を指す。
深い悲しみを胸に抱き、真心を込めて誠意を表すことを意味する。特に、喪に服する際の哀悼の念を表現する際に用いられる。
親の死に際して深く悲しみ、その嘆きのあまりに体が痩せ衰え、骨と皮ばかりになる様子を表す四字熟語である。『世説新語』に典拠を持ち、「毀」は悲嘆のあまりに憔悴することを意味する。
哀鳴啾啾とは、悲しげな声や鳴き声が細かく続くさまを表す。特に鳥や獣が発する悲痛な音を形容し、転じて人間の嘆きや泣き声にも用いられる。
戦乱や災害によって多くの難民が生じ、いたるところに逃げ惑う人々の姿が見られる悲惨な光景を指す。『詩経』の「鴻雁」の篇に由来し、哀れな声をあげて飛び交う雁の群れに喩えている。
哀感頑艶とは、悲哀と感傷に満ちた趣きが、素朴で飾り気のないものから華やかで美しいものまでを含み、幅広い情趣を備えていることを指す四字熟語である。音楽や詩文などの芸術表現において、素朴な情感から絢爛たる美ししさに至るまでの豊かな情感の広がりを形容する際に用いられる。出典は『文選』所収の繁欽「與魏文帝箋」にある。
「哀哀父母」は、子を生み育てるために苦労を重ねた父母、あるいはそのような父母を失い、その恩に報いることができなかったことを深く悲しみ、慕う心情を表す四字熟語である。「哀哀」は悲しみ嘆くさまをいう。『詩経』「小雅・蓼莪」に由来し、「哀哀たる父母」とも読まれる。