ある地域の周辺一帯を指し、その範囲全体を漠然と示す表現である。天候や災害などの自然現象が広範囲に及ぶ様子を述べる際に用いられ、例えば「豪雨がその地方一円を襲った」のように使われる。
円陣とは、人々が円形に並ぶことを指し、特にスポーツの試合前などにチームが結束を高めるために組む形態をいう。かつては円形の陣形を意味したが、現代では主に集団が輪を作って整列する様子を表す。
国際市場において日本円が持つ貨幣価値のことで、外国為替市場における他国通貨との交換レートによって示される。
円貨とは、日本の通貨単位である円を基準とした貨幣を指す。特に円建ての通貨や金融商品を意味し、国際取引における円建て手形や債券などの発行に用いられる表現である。
円卓とは、円形の形状をしたテーブルを指す。特に、参加者が対等な立場で話し合う場を象徴するものとして用いられ、円卓会議などの表現で用いられる。
円盤とは、平たく円形をなす物体を指す。特に、陸上競技の円盤投げに用いる木製の用具や、音声を記録・再生するためのレコード盤のことをいう。
半球状に構築された天井や屋根を指し、特に教会や公共建築物などに見られるドーム状の構造を意味します。
物事が滞りなく進行する様子。摩擦や支障がなく、滑らかに物事が運ぶことを指す。
円を描くための製図用具で、二本の脚からなり、一方の脚には針が、もう一方の脚には鉛筆やペン先が取り付けられている。中心を固定して半径を保ちながら回転させることで正確な円弧や円を描くことができる。ぶんまわしとも呼ばれる。
円丘とは、頂上が丸みを帯びた緩やかな傾斜を持つ丘、あるいは円形に盛り上げられた塚のことを指す。
円月とは、空に輝く丸い月、すなわち満月を指す。また、楽器の琵琶の胴に開けられた、音を響かせるための丸い穴のこともいう。
円光とは、円形に輝く光を指し、特に月や太陽の光を表す。また仏教においては、仏や菩薩の頭部の後方に円く差し出す神聖な光を意味し、後光とも呼ばれる。
円座(わろうだ)は、藁などを編んで作った紐を渦巻き状に丸めて縫い固めた敷物のことを指す。主に座布団や鍋敷きとして用いられ、「藁蓋」と表記されることもある。また、「えんざ」と読まれる場合もある。
人格や知識、技芸などが長年の経験を通じて十分に発達し、深みと豊かさを備えた境地に達していることを指す。特に芸術や技能の分野において、洗練され、無理のない自然な完成度を示す様子を表す。
方形と円形を指し、四角と丸の形状を表す。転じて、物事の形状や形式の違いを意味し、特に「水は方円の器に随う」という表現では、環境や条件に応じて形を変える柔軟性を喩える。
円錐とは、円形の底面とその円周上の各点を頂点と結ぶ直線によって形成される立体図形を指す。頂点は底面の中心軸上に位置し、側面は滑らかに収束して尖った形状を呈する。
円匙は小型のシャベルを指す語で、本来「えんし」と読むが、「えんぴ」と誤読されることが慣用化している。
演劇や小説などの物語において、すべての筋書きがめでたく解決し、円満な結末を迎える最終場面を指す。
円舞曲は、四分の三拍子を基本とする優雅で軽やかな舞曲を指し、特にワルツとして知られる。
円融滑脱とは、物事に執着せず、角が立たないように円滑に処理する様子を表す。円融は丸く角がなく滞りのないこと、滑脱は思いのままに滞りなく進むことを意味し、合わせて何事も柔軟にそつなくこなす態度や手法を指す。
円融三諦とは、天台宗の教義における重要な概念で、空諦・仮諦・中諦という三つの真理が互いに妨げ合うことなく、円満に融け合い、一体となっていることを表す。
円頂黒衣は、剃髪して丸く整えた頭に墨染めの衣をまとった姿を指し、仏門に入った僧侶の外観を表す四字熟語である。円頂は頭を丸めることを、黒衣は墨で染めた僧侶の衣服を意味する。