基本情報
意味
す、鳥や動物のすむ場所、かくれが、あつまる場所
読み方
音読み
訓読み
書き方
画数ごとの書き順
意味
1
鳥や獣、虫などが繁殖や休息のために作る住処。
2
盗賊や犯罪者などが隠れひそんでいる場所。巣窟ともいう。
3
人や物が群がり集まるところ。病巣などのように、あるものが集中している場所を指す。
4
すくう、またはすをつくる行為。
熟語
懸巣はカラス科の鳥で、山林に生息し、冬季には平地でも観察される。体は濃い赤褐色を呈し、頭部は白地に黒斑が散らばる特徴を持つ。他の鳥の鳴き声を巧みに模倣する習性があり、秋には木の上に枯れ枝などで杯形の巣を懸けることからこの名が付けられた。別名をカシドリともいう。
鳩居鵲巣は、鳩が自ら巧みに巣を作らず、鵲(かささぎ)の築いた巣を居所として占拠する様子に由来する四字熟語である。本来は、女性が嫁いで夫の家を我が家とすることの喩えとして用いられる。転じて、自らの努力をせずに他人の成果や地位を奪い取ること、あるいは他人の家に仮に住まうことを指す場合もある。『詩経』を典拠とし、「鵲巣鳩居」とも言う。
燕巣幕上とは、燕が幕の上に巣を作るように、危険で不安定な場所に身を置くことを指す四字熟語である。『春秋左氏伝』襄公二十九年に由来し、転じて、危うい状況や安定を欠く立場を喩える表現として用いられる。
水辺の葦の穂先に営まれる巣のように、住居が極めて不安定で危険にさらされている状態を指す。転じて、常に危険が迫り落ち着かない生活環境や境遇の喩えとして用いられる。『荀子』に典拠を持つ故事に基づく表現である。
鴉巣生鳳は、平凡な環境や凡庸な親から優れた子や人物が生まれることを喩えた四字熟語である。鴉(からす)の巣から鳳凰が生まれるという字義通り、特に才能に乏しい両親のもとに傑出した子供が育つ場合や、貧しい家柄から立派な人材が現れることを指す。出典は『五灯会元』にあり、「鴉巣に鳳を生ず」と訓読される。
「巣林一枝」は、鳥が広い林の中に巣を作っても、実際に用いるのは一本の枝に過ぎないという故事に由来する。分相応の境遇に満足し、身の丈に合った生活を大切にすることを意味する。『荘子』逍遥遊篇を出典とし、必要以上に他を求めない慎ましい生き方をたとえた表現である。
「鵲巣鳩占」は、『詩経』の「召南・鵲巣」に由来する四字熟語で、他人の地位や家、成果などを横取りすることを意味する。本来の持ち主が築いたものを、他の者が居座って奪い取る様子を、カササギの巣をハトが占領する譬えで表している。