白髪とは、加齢やストレスなどの要因によりメラニン色素が減少し、白く変化した頭髪のことを指す。通常「しらが」と読むが、「はくはつ」と読む場合もある。
白髪とは、加齢やストレスなどの要因により色素が失われて白くなった頭髪を指す。特に高齢者の白髪を指して用いられることが多く、「白髪の老人」などの表現で使われる。なお、「しらが」とも読む。
束髪とは、明治から大正時代にかけて流行した、西洋の影響を受けた女性の髪型の総称である。従来の日本髪に比べて結い方が簡素で、洋装にも合わせやすいことが特徴であった。
角髪(みずら)は、古代日本の男性が結った髪型を指す。頭上で髪を左右に分け、それぞれを耳の辺りで輪状に結び、その先を垂らしたものであり、「鬟」や「髻」とも表記される。
垂髪とは、古代日本の女性の髪型の一つで、前髪を左右に大きく膨らませて整え、後頭部で束ねて背中に長く垂らしたものを指す。おすべらかしやさげがみとも呼ばれる。
激しい怒りによって髪の毛が逆立つ様子を表し、人が極度の憤りを感じている状態を強調する表現である。
海髪は紅藻類イギス科に属する海藻で、潮間帯の岩や他の海藻に付着して生育する。その形状が毛髪状に細かく分枝することからこの名が付けられた。糊の原料として用いられるほか、刺身のつまとしても使われる。表記としては「髪菜」と書くこともある。なお、「おごのり」と読む場合は別種の海藻を指す。
海髪は紅藻類オゴノリ科の海藻で、磯の岩などに生育する。春先に細かく枝分かれする様子が乱れた髪のように見えることからこの名がある。刺身のつまや寒天の原料として用いられ、オゴとも呼ばれる。表記は「江籬」とも書く。なお、「いぎす」と読む場合は別種の海藻を指す。
祝髪とは、髪を剃り落として仏門に入ることを指す。ここでの「祝」は断ち切る意味を持ち、剃髪と同義である。
「逆髪」とは、風などによって逆立った髪の毛の状態を指す。また、髪を乱した妖怪や化け物の様子を表すこともある。
被髪とは、髪を結わずに乱れさせたままの状態を指す。また、古代中国において冠を着用しない未開の地の風俗を意味する場合もある。
斬髪とは、髪を切ることを指す。特に、ざんぎり頭のように短く切りそろえる断髪の意味で用いられる。散髪と同様に髪を整える行為を表すが、より鋭く切り落とすような印象を含む場合がある。
髪の毛を短く切る行為、またはそのように切られた髪型を指す。特に、相撲界で力士が引退する際に行われる儀式としての「断髪式」がよく知られている。
理髪とは、主に頭髪を切ったり整えたりする行為を指す。調髪や散髪とほぼ同義で、髪型を整えることを意味する。また、その職業や技術を表す場合もあり、「理髪師」のように用いられる。
黒髪とは、黒く艶やかな頭髪を指し、特に深みのある真っ黒な光沢を持つ美しい髪の毛を意味する。
「御髪」は、他人の頭髪を丁寧に言い表す敬称である。主に「おぐし」と読み、敬意を込めて相手の髪の毛を指す際に用いられる。また、「みぐし」と読む場合もある。
散髪とは、髪を切って形を整える行為を指す。また、結わずに乱れた髪の状態を表すこともある。
楽髪とは、安楽な生活を送っていると頭髪の伸びが早くなるということを表す語である。苦労すると爪の伸びが早いという「苦爪」と対をなす表現として、「苦爪楽髪」という形で用いられることもある。
総髪は江戸時代にみられた男性の髪形の一種で、頭部の髪をすべて後ろへ流し、まとめて束ねたものである。主に医師などの知識層が結うことが多かった。表記は「惣髪」とも書く。
髪菜は紅藻類イギス科に属する海藻の一種で、海髪とも呼ばれる。主に沿岸の岩礁に生育し、細く糸状の形態を特徴とする。
髪形とは、髪を整えたり結ったりして作る髪の全体の形状や様式を指す。
髪の生えている部分と額などの皮膚との境界線を指す語で、主に「かみぎわ」が転じたものとされる。
髪膚とは、頭髪と皮膚を指し、転じて身体全体を表す語である。父母から授かった大切な体という含意を持ち、自身の身体を敬って言う場合に用いられる。
調髪とは、髪を刈る、整える、結うなどの方法によって髪型を整えることを指し、理髪とほぼ同義である。
故人の頭髪を指し、特に形見として保存されるものをいう。
襟髪とは、首の後ろ側で襟に接する部分の髪の毛を指す。また、転じてその部位自体、すなわち襟首や項(うなじ)を意味することもある。
首筋のあたりに生える髪の毛を指す。また、転じて首の後ろ側全体を指すこともある。
鶴髪とは、鶴の白い羽毛のように真っ白になった頭髪のことを指し、白髪の美称として用いられる。
毫髪とは、極めて細い毛のことを指す。また、転じて、ごくわずかな量や、きわめて微小な程度を表す際にも用いられる。
蓬髪とは、伸び放題に伸びて乱れ、ヨモギの茂る様子を思わせる髪の毛の状態を指す。手入れをせずに放置された髪がもつれ、まとまりを失った様子を表し、蓬頭とも呼ばれる。
うないとは、かつての子供の髪型を指す言葉で、髪の毛をうなじの辺りで束ねて垂らしたものをいう。特に女児の髪をその位置で切り揃えたもの、あるいはそのような髪型をした子供そのものを指すこともある。
「髱髪」は「髱(たぼ)」と同じ意味で、日本髪を結う際に後頭部で高く盛り上げた部分、またはその髪型を指す。
髪を剃り落として仏門に入ることを指す。剃髪と同義であり、出家の際に行われる儀式の一つである。
螺髪は、巻貝の殻のように渦を巻いた形状をした髪のことを指す。特に仏像においては、頭髪を螺旋状に整えた独特の様式を表し、仏像の荘厳な特徴の一つとされる。
辮髪は、周囲の頭髪を剃り落とし、残った中央部の髪を編み込んで長く伸ばし、背後に垂らした男子の髪型を指す。この風習は古くからアジア北方民族にみられ、特に中国の清代に広く普及した。表記としては「弁髪」と書くこともある。
危うく大変な事態になりそうな、きわどい状況を指す。髪の毛一本ほどのわずかな隙間という原義から、危機や失敗などが目前に迫りながら、かろうじて回避できるような、紙一重の状態を表す。
髪文字とは、女性が髪を結う際に、髪量を増やしたり形を整えたりするために加える人工の毛髪を指す。入れ髪や添え髪とも呼ばれ、漢字では「髢」と表記することもある。
間不容髪とは、髪の毛一本入る隙間もないほど事態が切迫している様子を表す四字熟語である。転じて、危機が目前に迫り、わずかな猶予も許されない緊迫した状況を指す。『文選』枚乗「上書諫呉王」に由来し、「間かん、髪はつを容いれず」と訓読される。
非常に危険な状態や、危機一髪の状況を表す四字熟語。一本の細い髪の毛で千鈞(非常に重い単位)の重さを吊り下げる様子に喩え、わずかな違いで重大な結果を招くような、極めて緊迫した瀬戸際の状態を指す。
握髪吐哺とは、優れた人材を招き入れるために誠意を尽くす姿勢を表す四字熟語である。故事によれば、周公旦は洗髪中であれば髪を握ったまま、食事中であれば口に含んだ食物を吐き出してでも、すぐに訪れた客人に対応したという。ここから、人材を求める熱意や、来客を大切に扱う心構えを指すようになった。
楽髪苦爪とは、髪を整えるのは容易であるが、爪を切るのは苦労するという意味から、物事には簡単な部分と難しい部分があることを表す四字熟語である。
尨眉皓髪とは、長寿の老人の容貌を表す四字熟語で、『後漢書』劉寵伝に由来する。白く長い眉毛と真っ白な頭髪を特徴とし、高齢でありながらも威厳に満ちた様子を指す。
蓬頭乱髪とは、髪がぼうぼうと伸びて乱れ、整っていない様子を表す四字熟語である。特に長期間手入れを怠った髪の毛の状態を指し、身だしなみを顧みない様子や、荒々しい風貌を形容する際に用いられる。
「敝衣蓬髪」は、破れてぼろぼろになった衣服と、蓬のように乱れ汚れた髪を指す四字熟語で、身なりを全く気にかけないだらしない様子や、貧しくみすぼらしい外見を表す。ここでの「敝衣」は傷んだ衣服を、「蓬髪」は乱れくしゃくしゃになった髪を意味し、「敝」は「弊」と書くこともある。