四散とは、物や人があちこちに散らばり、まとまりを失うことを指す。特に、それまで一箇所に集まっていたものが、衝撃や混乱などによって四方へと離れていく様子を表す。
熱や光、香りなどが一点から四方へ広がって行くこと。また、そのように広げること。
発散とは、内部に蓄積されたものが外部へと拡散することを指す。例えば、感情やエネルギーが外に向かって放出される様子を表す。また、光線が一点から四方へ広がる現象や、数学において級数や数列が一定の値に収束せずに無限大へ向かう状態も意味する。
退散とは、集まっていた人々がその場から去ることを指す。また、敵や脅威から逃げ去る、退却するという意味も持つ。
細かな破片や粒子が空中に舞い散ることを指す。特に、粉塵や液体のしぶき、ガラスの破片などが衝撃や風によって四方に拡散する様子を表す。
物が消えてなくなること、または消し去ることを指す。例えば、積もった雪が溶けてなくなる様子や、不快な臭いを除いてなくす場合などに用いられる。
散布とは、粉末や液体などを広い範囲にまきちらすことを指す。特に農薬や肥料などを均等にまく場合に用いられ、「撒布」の書きかえ字としても使われる。
程度が甚だしいさま、あるいは結果や状態が極めて悪いさまを表す。ひどく散々な目に遭う場合や、強く非難する様子などを指す。
散人は、世俗の煩わしさから離れ、自由気ままに暮らす人を指す。また、文人などが雅号に添えて用いる語でもある。
散水とは、水をまくことを指す。特に植物や地面などに水を散布する行為を表し、「撒水」の書き換え字として用いられる。
集中力が欠如して気が散りやすい状態、あるいは物事に統一性やまとまりがなく、だらしなく整っていない様子を指す。例えば、春の季節には注意力が散漫になりやすいと言われるように、心や行動が一点に集まらず、ぼんやりとしていることを表す。
粉末状に加工された薬剤のことで、水などに溶かして服用する形態を指します。散剤とも呼ばれ、固形の錠剤やカプセル剤とは区別されます。
散弾とは、発射すると多数の細かい弾子が広範囲に飛散する仕組みの弾丸を指す。主に近距離での目標や、鳥類・小動物の狩猟に用いられ、散弾銃で発射される。同義の表記として「霰弾」とも書く。
散華とは、仏を供養するために花を撒くことを指し、特に法会の儀式において蓮の花びらを模した紙片を撒く作法を意味する。また、転じて潔く戦場で命を落とすことを喩える表現としても用いられる。
散髪とは、髪を切って整える理髪行為を指す。また、結わずに乱れた髪の状態を表すこともある。
選挙において特定の候補者に集中せず、複数の候補者に分かれて投じられる票を指す。また、そのような票の分散状態そのものを表すこともある。
散財とは、金銭を無駄に費やすこと、あるいは必要以上に多額の金を出費することを指す。特に、計画性なく浪費したり、見返りを考えずに大金を使ったりする場合に用いられる。
人の気配が少なく、ひっそりと静まり返っている様子。また、やるべきことがなくて暇な状態を指す。
集散とは、人や物が一箇所に集まり、また散らばっていくことを指す。特に組織や集団において、結束と離散を繰り返す様子を表す際に用いられる。
蒸散とは、植物が根から吸収した水分が葉や茎の気孔から水蒸気として大気中に放出される現象を指す。
離れ離れになること。特に家族などがばらばらに散らばる状態を指す。
鬱散とは、鬱屈した気分や心のわだかまりを解きほぐし、晴れやかな気持ちにすることである。気分転換や心の重荷を下ろす行為を指し、俗に言う「うさばらし」に近い意味を持つ。
散楽は、平安時代に流行した滑稽な物真似や軽業などの芸能を総称する語である。能や狂言の源流となったもので、後にそれらを指す古称としても用いられた。その語源は、奈良時代に中国から伝わった芸能「散楽(さんがく)」が転じたものとされ、表記には「猿楽」や「申楽」も用いられる。
散銭とは、まとまった金額ではなく細かく分かれた小額の金銭を指し、特に手持ちの小銭や端金を意味する。
まとまっていた物が散り散りになって失われることを指す。特に、貴重な資料や文献などが散らばって行方不明になる状態をいう。
物事のまとまりが失われ、統一性や緊密さがなくなり、ばらばらに散り散りになる様子を指す。特に組織や集団の規律や結束力が緩み、まとまりを欠いた状態を表す。
人や物が集まることと散ることを指し、特に人の出会いと別れや、物資の集積と分散といった状況を表す。
蕭散とは、俗事から離れ静かに落ち着いた様を指し、心身ともに煩わしさから解放され、穏やかでのんびりとした境地を表す。
瀰散とは、気体や液体などが周囲に広がり散っていくことを指す。特に、濃度の高い部分から低い部分へと自然に拡がる現象を表し、均一な状態へと移行する過程をいう。
一目散とは、脇目も振らずに一心不乱に駆け出す様子を表す。何かに追われている時や急いでその場を離れなければならない時など、必死に逃げる際の慌ただしい動作を指す。
榴散弾は、砲弾の一種であり、内部に多数の小弾子を充填している。炸薬の爆発によって弾体が破裂し、小弾子が広範囲に飛散する構造を特徴とする。その効果は、ざくろの実が割れて種が飛び散る様子に喩えられることから、別名「ざくろ弾」とも呼ばれる。
怨敵退散は、恨みを抱く敵が立ち去ることを願って唱える四字熟語である。仏教の文脈では、法力によって仏敵や魔障を退ける際の祈願の言葉として用いられる。「怨敵」は恨みのある敵を指し、「退散」は逃げ去ったり遠ざかったりすることを意味する。
雲や霧が消え去るように、物事が跡形もなく消え失せることを表す。また、心にあったわだかまりや悩みがすっかり消えて、晴れ晴れとした気持ちになることにも用いられる。
雲散鳥没とは、雲が風に吹かれて散り、鳥が空に消えるように、人や物事が瞬く間に跡形もなく消え去る様子を表す四字熟語である。蘇軾の詩に由来し、あとかたもなく消失するさまを、自然の情景に喩えて鮮やかに描写している。
一盤散沙とは、砂が一つの皿の上に散らばっている様子から転じて、人々がまとまりを欠き、団結力がなくばらばらである状態を表す四字熟語である。組織や集団が統一された方向性や結束力を失い、各々が自己の利益や考えを優先することで、全体として機能不全に陥っている状況を指す。
離合集散とは、人や集団が離れたり合わさったり、別れたり集まったりすることを指す四字熟語で、人間関係や組織の状態が絶えず変化し、安定しない様子を表します。
乱離拡散とは、戦乱などの動乱によって社会秩序が崩れ、人々が離散し、世の中が荒廃して混乱した状態に陥ることを指す四字熟語である。「乱離」は「らり」とも読む。
分合集散とは、人や物事が集まったり離れたりすることを指す。特に、人々の縁や組織の状態が変わり、離合集散を繰り返す様子を表す際に用いられる。