爪音とは、琴爪で琴を弾く際に生じる音を指す。また、馬の蹄が地面を踏むときに立てる音のこともいう。
爪革は、下駄や草履の先端部分に覆い被せるように取り付けられる革製の覆いで、歩行時に泥や汚れが履物や足先に付着するのを防ぐ役割を果たす。
爪紅はホウセンカの別称で、その花汁で爪を染める習俗に由来する。古くは「つまくれない」「つまべに」とも呼ばれ、鳳仙花の異名として用いられる。
足の指の先端部分を指す語。特に、足の指が地面や床に接する末端の箇所を意味し、つま先立ちをする際に体重を支える部位として用いられる。また、地面の傾斜が上がる方向を「爪先上がり」と表現するように、足の前方部分を指すこともある。
生爪とは、切ったり磨いたりせずに、そのまま伸びている指の爪を指す。特に、生爪を剥がすという表現は、非常に残酷な行為の比喩として用いられる。
深爪とは、爪を切りすぎて爪の先端が指の肉の部分に近づきすぎた状態を指す。爪の切り方が深すぎるために生じ、指先に痛みを伴うことが多い。
蹴爪は、鳥類の足の指先にある爪状の角質突起を指す。また、牛や馬などの有蹄類の足の後方にある小さな副蹄を指すこともある。
爪牙とは、元来は動物の爪や牙を指すが、転じて敵を攻撃する武器や手段を意味する。また、君主に仕えて手足のように働く家臣を指す場合もある。
馬の蹄から得られる角質の素材を指し、鼈甲の代用品として工芸品などに用いられる。
扁爪とは、霊長類が持つ平たく幅広い形状の爪を指す。指先の保護器官として機能し、平爪とも表記される。
つめれんげはベンケイソウ科の多年草で、関東以西の山地の岩場に着生する。多肉質の葉は先端が鋭く尖り、動物の爪のような形状を呈する。秋には白色の小さな花を密集して咲かせる。
歯の隙間に挟まった食べかすを取り除いたり、小さな食べ物を突き刺して取り上げたりするのに用いる、先の尖った細い木製や竹製の道具。食後に使用されることが多い。
竜爪稗はイネ科の一年草で、アフリカまたはインドが原産とされる。その実は黄赤色を呈し、食用や飼料として用いられる。日本では主に飼料用としてわずかに栽培されている。別名をコウボウビエともいい、「四国稗」と表記されることもある。この名称は漢名に由来する。
楽髪苦爪とは、髪を整えることは容易であるが、爪の手入れは難しいという意味で、物事には手軽にできる部分と手間がかかる部分があることを表す四字熟語である。
能鷹隠爪とは、優れた才能や実力を持つ者が、それを表面に誇示せず、あえて隠して控えめに振る舞うことを意味する。鷹が鋭い爪を隠すように、真の力量を必要とされる場面まで出し惜しむたとえである。
雪解けの泥の上に残る水鳥の爪跡のように、人生や出来事の痕跡がはかなく消え去ることを喩えた表現。蘇軾の詩に由来し、過ぎ去った事柄が何も残らない様や、人生の儚さを詠む際に用いられる。
苦爪楽髪とは、爪を噛むのは苦痛であるが、髪をいじるのは心地よいという、相反する感覚を表す四字熟語である。物事には苦楽が相伴うことの喩えとして用いられる。
苦労している時は髪が伸び、楽をしている時は爪が伸びるという意で、苦楽いずれの状況においても、忙しさにかまけて身だしなみを整える余裕がない様子を表す四字熟語。