足の指の先端部分を指す語。特に、足の指の先が地面に接する箇所を中心に、その周辺を含む足の前部を総称していう。体を高く伸ばしたり、静かに歩いたりする際に、かかとを上げてこの部分で体重を支える動作に用いられる。また、地面が前方に向かって高くなる傾斜を形容する際にも使われる。
先見とは、将来の出来事や状況を事前に見通す能力を指す。物事が起こる前にその本質や成り行きを洞察し、予測することを意味し、特に優れた判断力や洞察力を伴う場合に用いられる。
先遣とは、本隊や主要な活動に先立って、事前に人員や部隊を派遣することを指す。特に探検や軍事作戦において、情報収集や準備作業のために先に送り込む場合に用いられる。
先覚とは、時代の趨勢や物事の本質を人より早く見抜き、理解することを指す。また、そのような優れた見識を持つ人物を意味し、学問の分野においては後進を導く先達としての役割を果たす者をいう。
先考とは、すでにこの世を去った自分の父親を指す語である。「考」という字は亡父を意味し、対義語として「先妣」が亡母を表す。主に改まった文脈や追悼の意を込めて用いられる表現である。
先客とは、ある場所や店舗などに自分よりも早く到着している客のことを指す。自分が訪れた時点ですでにそこにいる客を意味し、順番待ちや混雑状況を示す際に用いられる表現である。
先駆とは、他に先んじて物事を始めたり、新しい分野を切り開いたりすることを指します。また、そのような行動をとる人や、行列の先導を務めることも意味します。
先口とは、申し込みや約束などが他に先んじてなされている状態、またその事柄そのものを指す。後から入る申し出に対して優先されるべき順序を有する。
先取とは、他に先んじて何かを手に入れることを指す。特に競技などで、相手より早く得点を挙げる場合に用いられる。
先端とは、長いものや鋭く尖ったものの最も先の部分を指す。また、時代の流れや流行などにおいて最も進んだ最先端の位置や状態を表し、先頭を行く様子を意味する。
先住とは、ある土地に先んじて居住していることを指し、特に先住民族のように他の集団より以前からその地域に定住している状態を表す。また仏教寺院においては、前任の住職を指す語としても用いられる。
先に到着することを指し、またその人を指すこともある。順番を決める際の基準として用いられ、到着の早い順に処理を行う場合などに使われる。
「先勝」は、陰陽道において午前中を吉、午後を凶とする日の略称であり、急用や訴訟事に適するとされる。また、複数回行われる試合において、最初の対戦に勝利することをも指す。読みは「せんしょう」のほか、「せんかち」とも。
先手とは、物事に際して他より先んじて行動し、主導権を握ることを指す。囲碁や将棋などの勝負事においては、最初に着手する側またはその人の意となる。これに対し、受け身で対応する状態は後手という。なお「さきて」と読む場合は、軍隊の先鋒を意味する古い用法である。
文化や学問、技術などの分野において、他よりも進んだ段階にあることを指す。また、そのような状態にある国や地域を「先進国」と称する。対義語は「後進」である。
先陣とは、戦場において本隊の前方に配置される部隊を指し、敵陣への最初の攻撃を担う役割を意味する。転じて、物事の先頭に立って行動することを表し、特に競争や争いにおいて他に先駆ける様子を指して用いられる。
先に立って道案内をしたり、物事の手本を示したりすること。また、その役割や人を指すこともある。
先んじて相手を制すること。特に競技や戦いにおいて、相手よりも早く攻撃を仕掛けたり、得点を挙げたりすることを指す。
先任とは、ある任務や地位に先立って就いている状態を指し、またその人自身を表す。後任に対する概念であり、前任者としての立場や経験を有することを意味する。
先輩とは、年齢や地位、経験などにおいて自分より上位に位置する人を指す。特に学校や職場など同じ組織において、先に入った者を呼ぶ場合に用いられる。対義語は後輩である。
先発とは、他よりも先に出発することを指し、特に交通機関において先に出る便を意味する。また、スポーツ競技においては、試合開始時から選手として出場することを表し、野球では先発投手のように最初から登板する選手を指す。
以前に結んだ約束を指し、既に予定があることを表す際に用いられる。また、より以前からの約束、すなわち前約という意味でも使われる。
先例とは、過去に起こった事例や、以前から続く慣習を指す。また、後に続く事柄の規範となるような例のこともいう。
舌の先端部分を指す。また、転じて口先だけの言葉や、誠実さを欠いた弁舌を意味する場合もある。
幸先とは、物事の始まりや進行の前に現れる兆候のうち、特に良い結果が期待できる前触れを指す。吉兆とも言い、例えば仕事や行事の開始時に順調な滑り出しを見せた場合などに「幸先が良い」と表現される。
胸先とは、身体の前面で胸のあたり、特にみぞおちの付近を指す語である。衣服の襟元が開いた部分、すなわち胸元の意味でも用いられる。
穂先とは、植物の穂の先端部分を指す。また、細長く尖った物の先端、特に刃物の切っ先を意味する場合もある。
物事が起こる直前の瞬間、あるいは行動を起こそうとする寸前の状態を指す。先手を取って相手の動きを封じる際に用いられ、「機先を制する」などの表現で、状況や相手の意図を事前に察知して主導権を握ることを意味する。
他のものより先に扱うこと。順序や重要度に基づいて、特定の事柄をより早く、またはより重要視して取り扱うことを指す。
帥先とは、自ら先頭に立って行動し、他の者を導くことを指す。集団において模範を示し、人々を率いて物事に取り組む姿勢を表す語である。
先蹤とは、先人が成し遂げた事業や業績の跡を指す言葉である。過去の優れた行いや功績を踏まえ、それを手本として仰ぎ見る意味合いを含む。
先妣とは、すでにこの世を去った母を指す語である。「妣」は母あるいは亡き母を意味する漢字であり、これに「先」を冠することで、故人となった母親を敬って表現する。
船体の前方部分を指し、進行方向に向かって突き出た先端部をいう。船首と同義であり、方位を定める際の基準点としても用いられる。なお、「舳」を「とも」と読む場合は船尾を意味し、本語とは異なる。
櫂先とは、櫂の先端部で水を掻く部分を指す。また、茶道で用いる茶杓の先端、抹茶を掻き取る部分の名称としても用いられる。
「甘井先竭」とは、良質な水をたたえる井戸は多くの人に利用されるため、他よりも早く枯れてしまうという故事に由来する四字熟語である。転じて、優れたものや有用なものは消耗が早く、長くは保たれないことを喩える。出典は『荘子』「山木篇」にある。
率先垂範とは、自ら進んで先頭に立ち、模範となる行動を示すことを意味する。人々を導く立場にある者が、言葉で説くだけでなく実際に行動で示すことにより、周囲の規範となる態度を指す。
先憂後楽とは、優れた為政者の心得を表す四字熟語である。世の人々がまだ気づかぬ先に憂いを抱き対策を講じ、人々の楽しみが確かなものとなった後に初めて自らも楽しむという、公共に奉ずる者のあるべき姿勢を示している。中国宋代の范仲淹が「岳陽楼記」で述べた思想に由来する。
先従隗始は、『史記』「燕召公世家」に由来する四字熟語である。優れた人材を登用する際には、まず手近な者から始めるべきだという意味を表し、転じて、物事を始めるにはまず身近なところから着手すべきであるというたとえとして用いられる。
先難後獲とは、困難なことを先に行い、利益を得ることを後回しにするという意味の四字熟語である。まず他者のために難事を引き受け、自らの利益はその後で得る姿勢を指し、また、初めに苦労を重ねれば後々に報いが得られるという教訓も含む。『論語』雍也篇に由来し、「難かたきを先さきにして獲うるを後あとにす」と訓読される。
「先知先覚」とは、一般の人々よりも先に物事の道理を理解し、悟ることを指す四字熟語である。また、そのような能力を持つ人を意味する場合もある。この語は『孟子』に由来し、「先」に「知り」、「覚」えるという二つの側面から、人より早く真実に到達することを表している。
先庚後庚は、『易経』の巽卦に見られる四字熟語で、物事を行う際の順序や手順の大切さを説いた表現です。庚の日を基準として、その前後に適切な時期を設け、準備と実行を慎重に進めるべきであるという教えを含んでいます。転じて、事を為すには時機を見極め、段取りを重んじる姿勢が肝要であるという意味で用いられます。