近眼とは、遠くのものがはっきり見えず、近くのものに焦点が合いやすい目の状態を指す。近視と同じ意味で用いられる。
近着とは、郵便物や商品などが最近到着した状態を指す。また、近い将来に到着することが確実視される場合にも用いられる表現である。
権力者や身分の高い人物のそばに常時仕え、公私にわたり補佐や雑務を担う者を指す。特に政治や組織の中心人物に近侍し、その意向を伝達したり、側面から支援する立場にある人物をいう。
家屋内部において、上がり口や縁側など、建物の端に位置する部分を指す。特に、屋内と屋外の境界に近い、縁側や玄関の際(きわ)の領域をいう。
左近とは、左近衛府の略称であり、平安時代の宮中警備を担った近衛府の一つを指す。南を向いた際に大内裏の左側(東方)に位置したことに由来する名称で、対となる右近と共に宮中の儀礼や警護に従事した。特に「左近の桜」という表現で知られるように、その名は後世の文学や文化においても引用されることが多い。
近衛は、近衛府の略称であり、宮中の警備を担当した役所を指す。また、天皇の身辺を警護する軍隊のことも意味し、近衛師団や近衛兵などの語で用いられる。読みは「コノエ」であり、「コンエ」が転じたものとされる。
近什とは、近ごろに作った詩歌や文章を指す語である。「什」は詩歌を意味し、近作と同義に用いられる。
人と親しくなり、打ち解けて近づくことを指す。互いの距離が縮まり、親密な関係が築かれる様子を表す。
昵近とは、互いに親しみを深め、打ち解けた間柄になることを指す。人と人との距離が縮まり、気軽に付き合えるような親密な関係を表す語である。
数学において、真の値に極めて近い数値を指し、測定や計算の過程で真の値の代わりに用いられるものをいう。円周率の計算や物理測定の結果などがこれに当たる。
絵画や製図において、対象物の距離感や立体感を平面上に表現するための技法を指す。透視図法とも呼ばれ、視点からの遠近に応じて形状や大きさを変化させることで、奥行きや空間の再現を可能にする。
親しみやすく、近しいと感じる気持ち。初対面や接点の少ない相手に対しても、何となく打ち解けられるような温かい印象を抱くことを指す。
遠水近火とは、遠くにある水では近くで燃える火を消すことができないという故事から、遠く離れたものは緊急時には役に立たないことを意味する。また、緩慢な対応では差し迫った事態に対処できないという教訓も含む。『韓非子』に由来する四字熟語である。
鞭辟近裏は、物事の本質を深く掘り下げて核心に迫り、道理をきわめて明快に説き明かすことを意味する。学問や議論において、表面をなぞるのではなく、内奥にある真実を鋭く追求する姿勢を表す。
近くにあるものを捨てて遠くのものを求めること。身近なものを軽んじて遠方のものに頼ろうとする愚かな行為を指す。
近くにあるものを捨てて遠くのものを求めること。手近で容易に得られるものを顧みず、わざわざ遠方のものを探し求める愚かさを喩える表現である。
言葉は平易で身近であるが、その中に込められた意味や趣旨は深遠であることを表す。簡潔で分かりやすい表現によって、重要な道理や深い思想を伝える様子を指す。『孟子』尽心篇に由来する四字熟語である。
近朱必赤とは、朱色のものに近づけば必ず赤く染まるという意味で、人も付き合う相手によって良くも悪くも感化されることを表す。特に悪い仲間と交われば悪い影響を受けるという戒めの言葉として用いられる。