動植物から採取される油分の総称で、常温で液体のものと固体のものとがある。食用や石鹼の原料など、広く利用される。
脂気とは、物に含まれる油分の度合いを指す。特に、表面に油がにじみ出ているような状態や、触れたときに感じられる滑らかさ、光沢を帯びた様子を表す。食品や肌、髪などに対して用いられ、油分が多いことを示す。表記としては「油気」と書くこともある。
皮膚の皮脂分泌が多く、常に脂っぽい状態にある体質を指す。
食肉に含まれる脂肪分、または脂肪が多く集まった部分を指す。特に豚肉などにおいて、筋肉の間に沈着した白い脂肪組織をいうことが多い。
動物の脂肪を基材として練り合わせた外用の塗り薬を指し、膏薬(こうやく)の一種である。皮膚に塗布して用いる。
脱脂とは、食品や繊維などから脂肪分を取り除くことを指す。例えば、牛乳から脂肪を除去した脱脂乳や、医療現場で消毒に用いる脱脂綿などがその代表例である。
雲脂とは、頭皮から分泌される脂分が乾燥して鱗状になり、剥がれ落ちたものを指す。頭垢とも表記される。
凝脂とは、固く凝り固まった脂肪を指す。また、滑らかで白く艶やかな、美しい女性の肌の形容にも用いられる。
樹木の組織から滲出する粘性のある分泌物、あるいはそれが固化したものを指す。天然樹脂と合成樹脂に大別され、広義には合成高分子化合物も含まれる。
目脂とは、目から分泌される粘液が固まったものを指す。特に睡眠中に溜まりやすく、朝起きた時に目頭や目尻に付着していることが多い。俗に「目糞」とも呼ばれる。
松の木の幹から分泌される粘性のある樹脂を指し、独特の芳香を持つ。主にテレビン油やロジンの原料として、印刷用インキや塗料、接着剤などの工業製品に広く用いられる。
燕脂は黒みを帯びた深い赤色を指し、えんじ色とも呼ばれる。また、ベニバナを原料として作られる赤色の顔料のことも意味し、その場合には「臙脂」と表記されることもある。
海藻の一種であるテングサを煮詰めて漉し、型に流し込んで固めた食品を指す。主に冷やして食べられ、酢醤油などをかけて食される。夏の涼味として親しまれ、「心太」とも表記される。
臙脂とは、黒みがかった深い赤色を指す。また、ベニバナを原料とする赤色の顔料を意味し、その色合いから転じて「臙脂色」とも呼ばれる。漢字では「燕脂」と表記されることもある。
画脂鏤氷とは、脂に絵を描き氷に彫刻するように、労力を費やしても成果が上がらず、無駄な努力に終わることを意味する。外見だけを飾っても中身が伴わない無意味な行為の喩えとしても用いられる。
「凋氷画脂」は、氷に彫刻を施したり、脂に絵を描いたりすることを意味し、いずれもすぐに消えてしまう儚い行為の喩えです。転じて、労力や工夫を費やしても成果が残らず、無駄に終わることを指します。