礼儀を欠く行為や態度を指す。また、別れの際や退出を告げる時の挨拶として用いられ、謝罪や依頼の前置きとしても使われる。
目であいさつを交わすこと。言葉を発さずに、視線や軽くうなずく動作などによって相手に敬意や親しみの意を示す行為を指す。
礼金とは、感謝の気持ちを表すために贈る金銭を指す。特に不動産の賃貸借においては、借主が家主に対して謝礼の意を込めて支払う一時金のことをいう。
礼遇とは、礼儀を重んじ丁重にもてなすことを指し、相手に対して敬意を表する厚い待遇のことをいう。
礼状とは、感謝の気持ちを伝えるためにしたためる書状のことで、特に贈り物や親切を受けた際の謝礼として送られる手紙を指す。
社会生活において人と人との関係を円滑に保つために欠かせない、礼儀正しさと節度ある態度や振る舞いを指す。
礼装とは、冠婚葬祭などの儀式の場において、礼儀に適った服装を整えることを指す。また、そのような正式な場にふさわしい服装そのものを意味する。
礼典とは、礼儀作法に関する規範や定めを指し、またそれを記録した書物を意味する。さらに、そうした礼法に基づいて行われる儀式そのものを表すこともある。
礼拝とは、合掌や跪礼などの所作を通じて崇拝の対象を敬い拝む行為を指す。仏教においては主に「らいはい」と読み、仏や菩薩に対する敬虔な祈りの行為を意味する。一方、「れいはい」と読む場合には、キリスト教やイスラム教などにおける神への崇拝儀礼を指すことが多い。
礼盤とは、寺院において導師が着座し読経を行うための壇を指し、本尊の前方に設けられた一段高い座席である。
礼法とは、社会において守るべき礼儀の決まりや作法を指す。人と人との交わりにおける適切な振る舞いや儀式の形式を定めたもので、礼式とも呼ばれる。
礼砲とは、軍隊における礼式の一つであり、敬意や祝意、弔意などを表すために空砲を発射することを指す。
礼を表すために贈られる品物。感謝の気持ちを伝えるための贈り物を指す。
立礼とは、椅子に座って点茶盤を用いて行う茶道の点前様式を指す。明治五年の京都万国博覧会において、裏千家の玄々斎千宗室が外国人客のために考案したもので、椅子手前とも呼ばれる。なお、「リツレイ」と読む場合は、立ち上がって敬礼する意味となる。
返礼とは、他者から受けた好意や贈り物に対して、それに応える形で礼を述べたり物品を贈り返したりする行為、またその贈り物そのものを指す。
一定の形式に則って行われる儀式や式典を指す。また、その儀式を司る役職や、それを行う人を意味することもある。
頭を下げて敬意を表する行為を指し、特に神仏に対して行う礼拝の動作を意味する。
キリスト教の入信儀式の一つで、全身を水に浸すことによって罪の浄化と新生を象徴する行為を指す。バプテスマとも呼ばれる。
婚礼とは、婚姻の成立を公に示し祝福するための儀式を指す。結婚式と同義であり、婚儀や祝言とも呼ばれる。
祭礼とは、神社や寺院などで行われる祭祀の儀式を指し、神仏をまつる一連の行事や式典を総称する語である。特に鎮守の神をまつる地域の祭りや、定例の祭儀を意味する場合が多い。
頂礼とは、古代インドに由来する最高の敬礼法で、仏像や尊い人物の足元にひれ伏し、額を地面につけて礼拝することを指す。五体投地とも呼ばれる。
敬意を表して礼を行うことを指す。特に軍隊や警察などで定められた形式に従って行う動作をいう。
朝礼とは、会社や学校などの組織において、始業前の時間帯に全員を集めて行う行事を指す。主にその日の連絡事項の伝達や注意喚起、あるいは簡単な挨拶や訓話などを通じて、一日の活動を円滑に開始するための機会として機能する。
無礼とは、礼儀を欠いた振る舞いや態度を指す。人を軽んじる意の動詞「なめる」は、この語を動詞化した「無礼る」に由来する。また「ブレイ」と読む場合もある。
言葉を発せずに会釈やお辞儀をすること。無言で敬意や挨拶を示す行為を指し、静かな場面や言葉を交わす必要のない状況で行われる。
感謝の気持ちを表すために贈られる言葉や金品、物品などを指す。
支払うべき代金や諸費用を指す語で、特に遊里において飲食や接待などに伴う雑多な経費を意味する。
還礼とは、禅宗において他者から受けた礼拝に対して、それに応えて礼を返すことを指す。この「ワン」は唐音による読み方である。
礼賛とは、優れたものや尊いものに対して深く敬意を表し、その価値を褒め称えることを指す。特に、仏の功徳を讃え礼拝する仏教用語としての用法もあり、広くは文化や伝統、人物などの素晴らしさを心から賞賛する意味で用いられる。
礼奠とは、神仏や故人の霊前に供物を捧げて敬意を表する儀式を指し、またその際に供える物そのものを意味する。
聘礼とは、礼を尽くして人を招き入れること、あるいはその際に贈られる礼物を指す。特に、婚約の成立を祝い、両家の結びつきを確かなものとするために取り交わされる結納の品々を意味する場合が多い。
縟礼とは、細々と煩わしく形式にこだわった礼儀作法を指し、実質よりも形式を重んじる過剰な儀礼を意味する。
相手に対する最大限の敬意を表すために行われる、最も丁重なお辞儀を指す。
地位や身分の上下を気にせず、堅苦しい礼儀作法にとらわれずに振る舞う宴会や集まりのことを指す。普段の格式ばった関係を離れ、気軽に打ち解けた雰囲気で行われる。
一筆三礼とは、書簡をしたためる際に、一行書くごとに三度礼拝するほどに、相手を敬う気持ちを込めて丁寧に書き記すことを意味する。転じて、物事を行うにあたり、非常に慎重で礼儀正しい態度を表す四字熟語である。
仏像を彫刻する際に、一刀を加えるごとに三度礼拝するという、きわめて敬虔な態度を表す四字熟語。仏教における尊像制作の厳粛な作法に由来し、写経における「一字三礼」、仏画における「一筆三礼」と同様の精神を指す。
一字三礼とは、仏像や仏画を制作する際に、一文字を書くごとに三度礼拝するほど丁寧に仕上げることを意味する。転じて、物事を非常に慎重かつ入念に行う様子を表す四字熟語である。
無礼千万とは、礼儀を著しく欠いた振る舞いや態度を指し、その無作法さが極めて甚だしい様子を表す四字熟語である。通常の礼儀知らずを超え、許容しがたいほどに不作法で、相手に対する敬意が全く感じられない言動に対して用いられる。
繁文縟礼とは、儀式や礼法が細かく複雑に定められ、実質よりも形式を重んじるあまり煩雑でわずらわしい様を指す。
博文約礼とは、広く学問を修め、その知識を礼によってまとめ実践するという、孔子が『論語』において示した学問の指針である。「博文」は書物や学問を広く学ぶことを意味し、「約礼」はそれを礼の規範によって締めくくり、行動に活かすことを指す。