陰陽道において運勢を占うために用いられる九つの星を指す。一白・二黒・三碧・四緑・五黄・六白・七赤・八白・九紫があり、これに五行や方位を組み合わせ、人の生まれ年にあてはめて吉凶を判断する。
夕方、西の空に輝いて見える金星を指す語。宵の明星とも呼ばれ、明るく輝く様子からこの名で知られる。古くは「長庚」とも表記された。
白星とは、白く塗りつぶされた丸形あるいは星形の印を指す。特に相撲の星取り表において勝ちを表す印として用いられることから、転じて試合や勝負事における勝利、また功績や成功そのものを意味する。対義語は黒星である。
目星とは、物事の大まかな見当や目標を指す言葉である。例えば、何かを探す際に大体の見当をつけることを「目星をつける」と表現する。また、眼球に現れる小さな白い点を指すこともあり、これは「星」が目印や目標を意味することに由来する。
陰陽道において、生まれた年の星を祀り、その加護によって開運を祈る行事を指す。また、正月・五月・九月の三度にわたり精進潔斎を行う慣習も含む。「ねんそう」の転訛した語形である。
妖星とは、古来より凶事の前兆として現れると信じられてきた星のことで、特に彗星など異常な光景を見せる天体を指す。
「明星」は「あかぼし」と読み、明け方に東の空に輝く金星を指す。古くは「明けの明星」の略であり、「赤星」と表記することもある。また、「ミョウジョウ」と読む場合は、特定の分野で特に輝かしい活躍をする人を喩える意味でも用いられる。
星宿とは、古代中国の天文学において、天球を区分するために設定された二十八の星座群を指す。これらは月の運行に合わせて選ばれた星々の集合体であり、星辰や星座と同義で用いられることもある。
星図とは、天球上の恒星や星雲などの天体の位置や明るさ、あるいは星座の配置を図示したもので、天文観測や研究に用いられる。
星霜とは、経過する年月や歳月を指す雅語である。星は歳星(木星)が約十二年で天を一周することに、霜は毎年巡り来る冬の訪れに例え、時間の流れを重ねて表現したもの。長い時を経た事柄に用いられる。
星目とは、囲碁の碁盤上に配置された九つの黒点を指す。これらは盤上の特定の位置を示す目印であり、対局において実力に差がある場合、下手がこれらの地点にあらかじめ黒石を置いてから対局を開始する方式にも用いられる。表記としては「井目」と書くこともある。
ヒトデ類の棘皮動物の総称で、海底に生息する。体は平たく星形または五角形を呈し、表面にはいぼ状の突起がある。貝類などを捕食する。漢字では「海星」のほか、「人手」と書くこともある。
将星とは、古く中国において大将軍の運勢を象徴するとされた星のことで、転じて優れた将軍や将帥そのものを指す表現として用いられる。
婚星は流れ星を指す語で、特に夜間に現れる流れ星を意味する。秋の表記では「夜這星」とも書かれ、夜空を横切る星の動きを表現している。
黒星とは、黒く塗りつぶした丸や星形の印を指す。特に相撲の星取表において、負けを表す記号として用いられ、これが転じて、広く試合や勝負事における敗北、あるいは物事の失敗を喩える表現としても使われる。対義語は「白星」である。
暁星とは、夜明けの空にまだかすかに残っている星のことを指す。特に、明け方の東の空に見える金星、すなわち明けの明星を意味する場合が多い。
昴星とは、おうし座にある散開星団のことで、日本では古くから「すばる」の名で親しまれている星の集まりを指す。肉眼でも数個の星が集まって見える様子から、この名称で呼ばれる。
彗星は、太陽の周囲を楕円や放物線などの軌道で公転する天体で、ガスや塵からなる尾を引くのが特徴である。かつてはその出現が不吉な前兆と恐れられ、ほうきぼしとも呼ばれる。
明け方の空にまだ残っている星を指す。また、夜明け時に星がまばらに見える様子から、物事の数が少ないことの喩えとしても用いられる。
彗星の別称で、太陽系内を公転する小天体である。長く伸びた尾を伴って輝く様子が、箒が掃く姿に似ていることからこの名で呼ばれる。かつてはその出現が不吉な前兆とされ、人々に畏れられた。
夜空に無数に散らばって見える、小さくかすかな星々を指す語。
天南星はサトイモ科に属する多年草の総称で、山地の林床に自生する。根生する葉は鳥の足状に大きく裂け、春には仏炎苞に包まれた独特の花穂を付ける。球茎には毒性があるが、漢方ではこれを処理して薬用に供する。マムシグサやウラシマソウなどが含まれ、その名称は漢名に由来する。
満天星はツツジ科の落葉低木を指す語で、灯台躑躅(どうだんつつじ)の別名として用いられる。その名は漢名に由来し、花が星のように咲き乱れる様子を表している。
満天星はアカネ科に属する常緑の小低木で、白丁花(ハクチョウゲ)の別名として知られる。その名称は漢名に由来し、小さな星が空一面に散りばめられたような可憐な花姿にちなんでいるとされる。
牽牛星はわし座のアルタイルの漢名であり、七夕伝説において天の川を隔てて織女星と相対する男星を指す。秋の夜空に輝くことから、秋の季語としても用いられる。別称として彦星とも呼ばれる。
綺羅星とは、夜空にきらめく無数の美しい星々を指す。また、多くの優れた人々が一堂に会する様子を、星が連なる光景に喩えて表現する際にも用いられる。この語は「綺羅、星のごとく」という句の読み誤りに由来するとされる。
流星光底とは、振り上げた刀剣が一瞬きらめく閃光を、流星の光にたとえた四字熟語である。勢いよく振り下ろされる刀の下を意味し、その光の儚さと鋭さを表す。頼山陽の詩にも詠まれたように、一瞬の輝きとその下に潜む危険を併せ持つ表現である。
夜明けの空にわずかに残る星のように、数が非常に少ないことのたとえ。また、まばらで寂しい様子を指す。
北斗七星は、北の空にひしゃくの形を描いて並ぶ七つの星の総称である。大熊座に属する明るい星々からなり、古くはその運行によって時刻や方位を知る目安とされた。「斗」はひしゃくを意味し、その形状に由来する名称である。
物換星移は、世の中の事物が移り変わり、星の位置が変わるように歳月が過ぎ去っていく様子を表す四字熟語である。物事は常に変化し、時間は確実に流れていくという意味で、唐代の王勃「滕王閣詩」に由来する。
夜明け前の星の下や月明かりを頼りに夜遅くまで働くことを指し、昼夜を問わず懸命に努力する様子を表す。
棒を振り回して星を打つという字義から、無謀な行いや実力に見合わない大きな目標に挑むことを意味する。転じて、身の程を知らずに高望みをしたり、無茶な計画を立てたりする様子を指す。
月や星の光を頼りに夜道を急ぐこと。また、昼夜を問わずに奔走する様子を表す。
星火燎原とは、小さな火の粉が野原を焼き尽くすほどの大火に発展することを指し、些細な事象でも放置すれば取り返しのつかない事態に至る喩えである。また、微弱な勢力が次第に強大化し、侮りがたい力となる様も表す。
夜空一面に無数の星が帯状に輝き、まるで天の川が空全体を覆っているかのような壮大な光景を表す四字熟語。