秕糠とは、実の入っていない籾と玄米を搗いた際に出る外皮のことであり、転じて取るに足りない価値のないものの喩えとしても用いられる。
籾殻を細かく砕いたもの、あるいは籾殻そのものを指す。玄米を精白する際に取り除かれる外皮部分であり、肥料や飼料などに用いられる。
糠蝦はアミ科に属する小型の甲殻類の総称であり、一般に「あみ」とも呼ばれる。体は透明で細長く、水中を群れをなして遊泳する様子からこの名がついた。主に魚類や鯨類の餌として重要な役割を果たし、地域によっては食用や釣り餌としても利用される。
糠雨とは、非常に細かい雨粒が静かに降る雨のことで、糠のように細かく軽やかな様子からこの名がついた。霧雨や小雨に似ているが、特に微細で穏やかな降り方を指す。
ヌカカ科に属する小型の昆虫の総称で、主に水辺に生息する。体長は約二ミリメートル程度の黄褐色をしており、夏期に人を刺すことがあり、刺されると強いかゆみを伴う。
糠袋とは、糠を詰めた布製の小袋のことで、かつては入浴時に身体を擦る洗浄用具として、また板張りの床などを磨いて艶を出すための道具として用いられた。
夜空に無数に散らばって、微かに光る小さな星々の群れを指す。
糟糠とは、酒を搾った後に残る酒粕と、米を精白する際に出る米糠を指す。これらは粗末な食物の代表であり、転じて質素な食事や貧しい生活を喩える。また、同様に取るに足らないものや価値の低いものを意味する「糟粕」の語義と共通する用法もある。
米ぬかのように細かく、霧のように見える雨を指す。雨粒が非常に細かく、地面に降り注ぐ様子が米ぬかに似ていることからこの名がついた。霧雨よりもさらに細かい雨を表す語である。
糠味噌は、米ぬかに塩を混ぜて発酵させた漬物床の一種で、主に野菜を漬け込むために用いられる。胡瓜や茄子などの野菜を漬けると、糠味噌漬けができる。
「糟糠之妻」とは、貧しい生活を共に耐え、苦労を分かち合ってきた妻を指す四字熟語である。故事は中国後漢に遡り、光武帝が家臣の宋弘に姉を娶らせようとした際、宋弘が「糟糠の妻は堂より下さず」と述べて辞退したという『後漢書』の記述に由来する。ここで「糟糠」は酒かすと米ぬかを意味し、粗末な食事を喩える。