斗酒とは、一斗(約十八リットル)に相当する量の酒を指す。そこから転じて、一般に多量の酒を飲むことや、その酒自体を意味する表現として用いられる。
玉斗とは、玉で作られた美しい柄杓のことで、酒をくむために用いられる器物を指す。また、転じて夜空に輝く北斗七星のことも意味する。
「泰山北斗」の略で、ある分野において最も優れた権威者を指す。その分野の頂点に立つ人物を山の雄大さと星の輝きに喩えて称える表現であり、特に学術や芸術の世界で比類なき功績を残した人物に対して用いられる。
漏斗(じょうご)は、液体を口の狭い容器に注ぎ込む際に用いる、上部が広く開き下部が細長い管状となった道具を指す。語源は「上戸(じょうご)」(酒を多く飲む人)に由来するとされる。また、「ロウト」と読む場合もある。
「漏斗(じょうご)」と同じく、液体や粉末状のものを口の狭い容器に移し入れる際に用いる円錐形の道具を指す。主に「ロウト」と読むが、これはオランダ語の「funnel」に由来する外来語「ロート」が変化したものである。
斗組とは、障子や襖などの建具において、骨組みを方形に組む技法、またはその構造そのものを指す。また、寺院建築などでは、柱の上にあって軒を支える部分を指し、この場合は「枡組」と表記することもある。
たんすや机などに備え付けられた、抜き差しが可能な箱状の収納部分を指す。
五斗の米を指し、わずかな量の俸禄の喩えとして用いられる。わずかな報酬や地位に縛られることの愚かしさを表す故事に由来する。
飛び上がって空中で一回転すること。特に、体を宙返りさせるような動作を指し、落馬などの際に体が回転する様子にも用いられる。
火熨斗は、ひしゃく形をした金属製の器具で、内部に炭火を入れて熱し、その熱を利用して衣服のしわを伸ばし形を整えるために用いられた。
熨斗鮑は、アワビの肉を薄く細長く延ばして乾燥させた食品である。古くは儀式の際の肴として用いられ、後に進物に添える慣習が生まれた。うちあわび、あわびのしとも呼ばれる。
一斗百篇とは、酒を一斗飲む間に百篇の詩を詠むという意味で、詩人の豊かな才能と奔放な酒興を表す四字熟語である。杜甫の「飲中八仙歌」に登場する李白の詩才を称える表現に由来し、優れた文才と豪放な気性を併せ持つ様を形容する。
非常に恐ろしい思いをしたり、あるいはひどく恥ずかしい思いをしたりした際の心境を表す四字熟語。冷や汗が三斗(多くの量のたとえ)も流れるほどの強い恐怖や羞恥を意味する。
北斗七星とは、北の空にひしゃくの形を描いて並ぶ七つの星の総称である。大熊座に属する明るい星々からなり、古くはその運行によって時刻や方位を知る目安とされた。「斗」はひしゃくを意味し、その形状に由来する名称である。
南箕北斗とは、名ばかりで実質を伴わないことの喩えである。南の空に見える箕星は米をふるう箕に似ているが実際にはその役に立たず、北斗七星は酒を汲む斗に似ているがやはり用をなさないという、『詩経』の一節に由来する。転じて、見かけは立派だが何の役にも立たないものや、名実が伴わない状況を指す。
斗量帚掃とは、物の数量が非常に多い様子を表す四字熟語である。ますで量り、箒で掃き集めるほど豊富にあることを意味し、『日本外史』「源氏正記」に典拠を持つ。
「斗粟尺布」は、わずかな量の食料や布地を指す四字熟語で、『史記』「淮南衡山列伝」に由来する。兄弟がわずかな財産をめぐって争う喩えとして用いられ、些細な利益のために骨肉の情を損なう愚かさを批判する意味を持つ。
北斗七星のように鋭く折れ曲がり、蛇が這うようにくねくねと曲がりながら続く様子を表す。主に川や道などが複雑に屈曲して延びているさまを形容する。中国唐代の文人・柳宗元の文章に由来する四字熟語である。
杜甫の「飲中八仙歌」に由来する四字熟語で、酒を一斗飲んで詩を百篇作るという意味から、酒を飲みながら詩を次々と作り出す優れた詩人の様子、または奔放で豪快な詩才を表す。
「斗酒隻鶏」は、『後漢書』橋玄伝に由来する四字熟語で、故人を追悼し、生前の約束を果たすために、わずかな酒と鶏を供えることを意味する。転じて、質素ながらも誠意を込めた供え物や、心からの弔意を表す表現として用いられる。