霜降は二十四節気の一つで、秋の最後の節気にあたる。陽暦では十月二十三日頃を指し、朝夕の冷え込みが厳しくなり、初霜が降り始める時期とされる。
霜が降りた冬の朝の空を指し、冷気に包まれた厳しい寒さを感じさせる情景を表す。特に初冬の澄み渡った空気の中で用いられることが多い。
霜月は陰暦の十一月を指す異称で、霜が降りる季節であることから名付けられました。冬の訪れを感じさせる時期を表す言葉です。
冬の寒い朝、地面から細い氷の柱が林立する現象を指す。土中の水分が凍結し、地表で針状の結晶となって並び立つ様子をいう。
霜害とは、霜が降りる時期が早すぎたり、春先まで遅くまで続いたりすることによって、農作物や樹木などが受ける被害を指す。
晩霜は晩春の頃、特に四月から五月にかけて降りる霜を指す。この時期に降りる霜は、桑や野菜などの若い芽や葉に霜害をもたらすことがある。「遅霜」とも表記され、「バンソウ」と読まれることもある。
露往霜来は、秋の露が去り冬の霜が訪れるという季節の移り変わりを表し、時が過ぎ去る速さを喩えた四字熟語である。本来は獣の肉付きが良くなる時期を指す表現で、中国の左思「呉都賦」に由来する。
「履霜之戒」とは、霜を踏むとやがて堅い氷が張る季節になることから、わずかな前兆を見逃さず、将来起こりうる災いを未然に防ぐべきであるという戒めを表す。『易経』に由来し、物事の兆候を敏感に察知し、早めに対処することの重要性を説いた故事成語である。
「履霜堅氷」は、『易経』に由来する四字熟語である。霜を踏む時節から、やがて堅い氷が張る厳しい冬へと向かうことを指し、物事は小さな兆候を見逃さず、将来の大きな変化や危険を予測して備えるべきであるという戒めの意を表す。
「飽経風霜」は、世の厳しい苦労や困難を十分に経験し尽くしたことを表す四字熟語である。風霜が自然の厳しさを象徴するように、人生における試練や辛酸を味わい、それによって培われたしたたかさや老練さを含意する。
風霜之任とは、困難や苦労を伴う職務や任務を指す。特に、厳しい自然環境や困難な状況に耐えながら果たさなければならない公務や役職のことをいう。
風霜之気とは、厳しい自然環境や人生の苦難を経験することで身についた、気骨のある風格や気概を指す。特に、長年の修練や艱難辛苦を経て培われた、凛とした気品や風格を表す表現として用いられる。
雪萼霜葩は梅の花を指す雅称である。萼は雪のように白く、花は霜をまとったように清らかに咲く姿から、寒さに耐えて咲く梅の美しさを表現した四字熟語である。
「鄒衍降霜」とは、中国の戦国時代の思想家である鄒衍が無実の罪で捕らえられた際、その冤罪を天が憐れみ、夏の盛りに霜が降りたという故事に基づく四字熟語である。後に、無実の罪や大きな冤罪を表す比喩として用いられるようになった。