図絵とは、物の形や様子を描いた図や絵画の総称であり、またそれらを描く行為そのものを指す。図画とほぼ同義で用いられる。
油絵とは、油絵の具を用いてキャンバスや板などの支持体に描かれる絵画のことで、油彩画とも呼ばれる。水彩画など他の画材による絵画と区別される。
挿絵とは、新聞や雑誌、書物などの本文中に添えられる絵のことを指します。文章の内容を補足し理解を助けるとともに、読者の興味を引く役割を果たします。特に小説や物語などの文学作品に用いられるものをいうことが多く、挿画とも呼ばれます。
彩絵(だみえ)とは、壁や襖などの広い面に金銀や極彩色を用いて華やかに描かれた装飾絵画を指す。桃山時代に盛行し、豪壮な気風を反映して狩野派を中心に発展した。その豊かな色彩と装飾性から「濃絵」とも表記される。
絵柄とは、絵画や工芸品などに描かれた模様や図案のことを指し、そのデザインや構図の特徴を表す言葉である。
絵に描かれた人物の姿を指し、特に肖像画や人物画を意味する。絵像や画像と同義に用いられる。
「絵羽」は、身頃から袖にかけて一続きの絵柄が施された模様を指し、主に女性の訪問着や羽織に用いられる。また、そのような絵羽模様をあしらった女性用の羽織、すなわち「絵羽羽織」を略した呼称としても使われる。
絵馬とは、神社や寺院に願い事やその成就の感謝を込めて奉納する絵の描かれた木札である。元来は生きた馬を奉納していたが、後にその代わりとして馬の絵を描いた板を奉納するようになったことに由来する。
絵巻とは、物語や伝説、社寺の由来などを、連続した絵と詞書(ことばがき)によって表現した巻物のことであり、「絵巻物」の略称として用いられる。
絵画とは、点や線、面、色彩などの造形要素を用いて、対象の形態や印象を平面上に描き出した視覚芸術の一形式を指す。絵や画とも呼ばれ、鑑賞や表現の手段として広く親しまれている。
濃絵とは、金銀や鮮やかな原色を多用して壁面などの大画面に描かれた絵画を指す。特に桃山時代に狩野派によって発展した障壁画の様式を代表し、豪壮で華麗な表現が特徴である。また、一般に濃厚な彩色を施した絵画全般を指す場合もあり、「彩絵」と表記されることもある。
錦絵とは、江戸時代に発展した多色刷りの木版画による浮世絵の総称であり、鮮やかな色彩と精緻な摺り技術を特徴とします。
「痴絵」は、おどけた様子やこっけいな趣を描いた絵を指す。滑稽さや戯れを表現する絵画の一種であり、「烏滸絵」とも表記される。
影絵とは、光源の前に手や切り抜いた紙などで形を作り、その影を壁やスクリーンに映し出して楽しむ遊び、あるいはそのようにして映し出された影のことを指す。また、白地に黒一色で陰影を強調して描かれた絵画のこともいう。
襖絵とは、室内の仕切りとして用いる襖の表面に描かれた絵画を指す。特に、室町時代以降に発展した襖や屏風に描かれた日本画の様式を代表し、狩野派などの流派によって多くの作品が制作された。平安時代には同様の絵画を障子絵と呼んでいたことも参考とされる。
絵草紙とは、江戸時代に広く流通した絵入りの印刷物の総称である。主に瓦版のように時事を伝えるもの、草双紙と呼ばれる婦女子向けの娯楽読み物、そして多色刷りの錦絵などが含まれる。表紙の色によって赤本や黒本、青表紙、黄表紙などに分類されることも特徴の一つである。
絵言葉とは、絵画や絵巻物の内容を説明する文章を指す。特に絵巻物においては、詞書(ことばがき)と呼ばれる説明文を指し、また詞書が付された絵巻物そのものを指す場合もある。
密陀絵は、密陀油(一酸化鉛を主成分とする油)を媒材として用いた絵画技法を指す。密陀油に顔料を混ぜて描く油彩画のほか、膠絵の表面に保護や光沢付けのために密陀油を塗布したものも含まれる。