天空とは、地上から見上げたときに広がる果てしない空間を指し、大空や天穹とも呼ばれる。雲や星々が浮かび、無限の広がりを感じさせる大気の領域を表す語である。
航空機やミサイルなど、上空からの攻撃に対して防御・対抗することを指す。主に軍事用語として用いられ、対空兵器や対空射撃などの複合語を形成する。
空板とは、講釈師の前座が客寄せのために扇で見台をやたらと叩く行為を指し、その前座自身をも意味する。転じて、見台そのものの別称としても用いられる。
現実の制約から離れ、自由に思いを巡らせて想像を膨らませること。また、そのようにして心に描かれたイメージや物語を指す。
茶菓子を添えずに茶のみを提供すること。また、そのような簡素なもてなしの際に出される茶を指す。
空拳とは、武器を持たず素手である状態を指す。また、他者の援助を受けずに独力で物事に当たる様子も表す。
空言とは、事実に基づかない虚偽の言葉を指し、あるいは口先だけで実際の行動を伴わない発言を意味する。
空耗とは、時間や労力、物資などを無駄に費やし、結果として何も残らない状態になることを指す。
物体の内部に生じた空間や、中身が抜け落ちて空になった部分を指す。また医学分野では、組織の壊死や欠損によって生体内部に形成された穴状の病変を意味する。
空身とは、身一つで何も持たず、同行者もいない状態を指す。特に、荷物を携えずに気軽に旅に出るような場合に用いられる表現である。
紙面や書類などに何も記入されていない状態を指す。また、時間や経歴において何も行われなかったり、内容が欠落している期間や部分を表すこともある。
空から航空機を用いて爆弾を投下するなどして行う攻撃。
広々として果てしなく、際限のないさま。また、実体がなく、とらえどころのないさまを表す。
航空機を用いて空中から爆撃を行うことを指す。特に軍事作戦において地上目標に対して行われる攻撃手段であり、一般市民の犠牲を伴う場合もある。
空席とは、座席や場所が空いている状態を指す。また、役職や地位が欠員となっている状況にも用いられる。
腹の中に食べ物がなく、飢えを感じている状態を指す。
内容が乏しく、実質を伴わない様子。外見や形式だけが整っていて、中身が伴わないことを指す。
血縁関係のない他人同士であるにもかかわらず、顔や姿が偶然に似ていることを指す。
空輸とは、航空機を用いて貨物や人員を輸送することを指す。特に緊急時や遠隔地への迅速な移動が必要な場合に用いられ、「空中輸送」の略語として定着している。
空冷とは、空気を利用して機械や装置を冷却する方法を指す。特にエンジンなどの熱源に対し、水などの液体を用いずに空気の流れによって温度を下げる仕組みをいう。水冷と対比される冷却方式である。
空路とは、航空機が飛行する経路を指す。また、航空機を利用した移動手段そのものも意味し、例えば飛行機で海外へ向かう場合などに用いられる。
空涙とは、実際には悲しみを感じていないにもかかわらず流す涙のことで、偽りの涙や演技としての涙を指す。
寒空とは、冬の冷たく澄み切った空模様を指す。気温の低さを感じさせる厳しい冬の空や、そのような気候そのものを表すこともある。冬空と同義で用いられ、時に雪や霙(みぞれ)が舞う情景を連想させる。
滑空とは、飛行機などの航空機がエンジンの推力を用いず、機体の運動エネルギーや上昇気流などを利用して、空中を降下しながら飛翔を続けることを指す。グライダーによる飛行がその典型である。
飛行機や鳥などが空中に留まり続けること。空中を飛びながら一定の位置を保つ状態を指し、特に航空機の性能を示す際に用いられる。
領空とは、国家の主権が及ぶ範囲として認められた、領土および領水上の空間を指す。国際法上、外国の航空機は無断でこの空間を飛行することは許されず、侵犯は国家主権の侵害とみなされる。
雨水を通すために内部を空洞にした柱状の構造物で、箱樋として屋根の雨水を導く役割を果たす。
空木はユキノシタ科の落葉低木で、山野に自生する。初夏に鐘形の白い五弁花を多数咲かせる。幹の内部が空洞であることが名称の由来で、材質は堅く、木釘や楊枝の材料として用いられる。別名をウノハナやカキミグサともいい、「卯木」や「楊櫨木」と表記することもある。
空穂は、矢を収納して腰や背に携行するための筒状の武具を指す。漢字では「靫」とも表記される。
どこからともなく香りが漂ってくるかのように、香を焚くことを指す。
水を張らずに土を掘り下げて造られた堀のことで、主に城郭や集落の防御施設として、あるいは通路として用いられる。
空翠とは、空高く聳える木々の青々とした緑色を指し、また、山々に立ち込める清々しく潤いのある大気をも表す語である。
青く澄み渡った空を指す。特に、雨上がりなどに深く透き通るような青色を帯びた空を形容する際に用いられる。
梅雨の時期に雨が少なく、日照りが続く気象状態を指す。降水量が平年に比べて著しく少なく、農作物の生育などに影響を及ぼすことがある。
フジウツギ科の落葉低木で、山野に自生する。夏になると、藤に似た紫色の花が穂状に垂れ下がって咲く。葉には毒性があり、また「酔魚草」とも表記される。
架空無稽とは、事実や根拠が全くなく、でたらめなことを指す四字熟語である。空想や作り話に基づいており、現実性や信憑性を欠いている様子を表す。
海闊天空とは、大海原や大空が果てしなく広がる様子から転じて、心が広々としてわだかまりがなく、度量が大きいことを表す。また、話や考えが限りなく広がっていくさまの比喩としても用いられる。「海濶天空」とも書き、語順を逆にした「天空海闊」という表現もある。
迂疎空闊とは、物事の考え方や行動が回りくどくて要領を得ず、肝心な点が抜け落ちている様子を表す四字熟語である。迂遠で疎かな態度により、物事の本質を見失い、結果として空疎で広漠とした、中身のない状態に陥ることをいう。
一雁高空は、杜甫の詩に由来する四字熟語で、秋の空高く一羽の雁が飛ぶ様子を描いたものです。広々とした空にたった一羽の雁が飛ぶ姿から、孤独や寂寥感、あるいは清々しい高揚感を連想させ、自然の情景と心情とを重ね合わせた表現となっています。
白駒空谷は、『詩経』の「小雅・白駒」に由来する四字熟語で、優れた才能を持つ人物が世に隠れ、人知れず暮らしている様子を表します。白い駿馬が人里離れた空寂とした谷間にいるという原義から転じて、才能がありながらも世に出ず、隠遁している賢人を喩える表現として用いられます。
徒手空拳とは、手に何も持たず、武器や道具を一切有していない状態を指す。転じて、事業や行動を始めるにあたり、資金や基盤となる地位などが全くなく、自らの力だけを頼りにする状況を意味する。
天空海闊は、大空に遮るものなく海が広々と果てしなく広がっている様子を表す四字熟語である。そこから転じて、心が広く小さなことにこだわらず、あらゆる物事を寛大に受け入れる度量の大きさや包容力の豊かさを意味する。『古今詩話』に典拠があり、「天空海濶」とも表記される。