一朝とは、ある朝やある日を指すほか、ごく短い時間や一瞬の出来事を表す。また、一度やひとたびという意味でも用いられ、物事が急に起こる様子や、ある機会を捉えることを示す際にも使われる。
王朝とは、君主が統治する宮廷や朝廷を指す。また、同じ王家の血統が連続して支配する体制やその期間を意味し、例えばロマノフ王朝のように用いられる。日本史においては、特に奈良時代や平安時代といった、天皇を中心とした貴族政治の時代を総称する場合もある。
来朝とは、外国人が日本を訪れることを指す。また、古代中国においては、諸侯や臣下が朝廷に参上し天子に謁見することを意味する。
「後朝」は男女が共に寝た翌朝を指し、特に一夜を共にした後の朝の別れの情景を表す。転じて、愛し合った男女の別れや夫婦の離別をも意味し、その情感を込めて「衣衣」と表記されることもある。
外国から日本へ帰ること。特に、かつては君主の命令で他国や遠地に赴いた者が朝廷に戻ることを指した。
朝顔はヒルガオ科のつる性一年草で、熱帯アジア原産である。薬草として中国から渡来し、夏の朝にラッパ形の花を咲かせ、昼前にはしぼむのが特徴である。種子は漢方で下剤に用いられる。また、古くはキキョウやムクゲを指すこともあり、形状の類似から男性用小便器の俗称としても用いられる。表記には「牽牛花」を用いることもある。
朝夕とは、朝と夕方という一日のうちの二つの時間帯を指す。また、転じて日常のありふれた時間、すなわち日々の暮らしや常日頃の様子を表すこともある。
朝勤とは、浄土真宗の寺院において毎朝行われる勤行を指す。また、信徒がその朝の勤行に参拝することを意味し、朝事参りの略称としても用いられる。
朝廷から発せられる命令を指し、特に天皇や天子による公式の指令を意味する。
朝廷と民間を指し、広く政府と一般社会を包含する概念である。転じて、天下全体や国中を意味することもある。
朝から今に至るまでの時間を指し、ある事柄が朝から継続している様子を表す。例えば「朝来の雨」は朝から降り続いている雨を意味する。また、夜から続いている状態を指す「夜来」と対比される表現でもある。
朝礼とは、会社や学校などの組織において、始業前の時間帯に全員を集めて行う行事を指す。主にその日の連絡事項の伝達や注意喚起、あるいは簡単な挨拶や訓話を通じて、一日の活動を円滑に開始するための機会として機能する。朝会とも呼ばれる。
元日の朝、天皇が大極殿に出御し、臣下が参集して新年の祝賀を奉る宮中の儀式。
朝市とは、早朝から開かれる市場のことで、主に地元で採れた新鮮な野菜や魚介類、農産物などを直接販売する場を指す。地域の特産品が並び、活気に満ちた雰囲気が特徴である。
明朝とは、中国の歴史上の王朝である明の朝廷を指す。また、印刷用書体の一つである明朝体の略称としても用いられ、これは縦線が太く横線が細い特徴を持ち、新聞や書籍の本文などで広く使用されている。
朝覲とは、臣下が天子に謁見することを指し、中国において朝廷に参内して君主に拝謁する儀礼を意味する。また、日本においては天皇が太上天皇や皇太后の御所に行幸する際にも用いられる語で、「覲」は目上の人に面会する意を含む。
朝霞は、朝方に立ち込める薄い霧や霞を指す。特に春の情景を表すことが多く、また物の輪郭がぼんやりと見える様子から、「ほのか」などの語にかかる枕詞としても用いられる。
朝餉とは、朝に摂る食事を指す語で、朝食や朝飯と同義である。夕方の食事を意味する「夕餉」と対をなす表現であり、古くから用いられてきた。なお、「あさがれい」と読む場合は、朝廷における朝の儀式という別の意味を持つ。
朝暾とは、朝日や朝陽を指す語である。「暾」は日の出の際に丸く見える太陽の意を含み、朝の昇り始めたばかりの太陽の様子を表す。
朝靄とは、夜明けから早朝にかけて立ち込める薄い霧やもやのことを指す。山や野原、水辺などで見られ、周囲の景色をぼんやりと霞ませる。夕靄と対になる表現で、朝の静けさや清涼な空気を伴うことが多い。
朝起きてから朝食をとるまでの時間を指す。また、朝食をとる前のわずかな時間で片付くほど簡単なことのたとえとして、ごく容易な物事を意味する。
朝月夜とは、夜明けの空にまだ月が残っている情景を指す。有明の月が朝の光の中に浮かぶ様子を表し、夕方の月夜である夕月夜と対をなす表現である。
花朝月夕は、花の咲き誇る春の朝と、月が清らかに輝く秋の夕べを指し、春秋の気候の良い折り目を楽しむ風流なひとときを意味する。陰暦二月十五日の花朝と八月十五日の月夕に由来し、季節の美しさを愛でる情趣を表す四字熟語である。
一朝富貴とは、急に富貴な身分になること、あるいは突然に財産や地位を得ることを指す。唐の韓愈の詩「短灯檠歌」にも見られる表現で、いわゆる成金の状態を言い表す四字熟語である。
「一朝之患」とは、ある朝突然に訪れるような、予期せぬ災難や心配事を指す四字熟語である。『孟子』離婁篇に由来し、日々の備えを怠らず、不測の事態に備えるべきであるという教訓を含んでいる。
非常に短い時間を表す四字熟語で、わずかな期間を意味する。もとは「ひと朝とひと晩」という原義から転じて、きわめて短い時間を指すようになった。通常は「一朝一夕には~できない」のように、否定表現を伴って用いられ、物事が短時間では成し遂げられないことを示す場合が多い。
浮雲朝露は、空に浮かぶ雲と朝の露を指す四字熟語で、はかなく頼りないもののたとえとして用いられる。物事が定まらず、あるいはすぐに消え去る儚い性質を表し、また確実性を欠き当てにできない状況を形容する。『周書』蕭大圜伝に由来し、人生や世の無常、あるいは時間の切迫を表現する際にも使われる。
朝生暮死とは、朝に生まれて夕方には死ぬという意味から転じて、寿命の非常に短いこと、また人生のはかなさをたとえる四字熟語である。特に蜉蝣のような短命な昆虫に例えられることが多い。
朝成暮毀とは、朝に完成したものが夕方には壊れてしまうことを意味し、物事が非常に短時間で変化したり、努力の成果が長続きしない様子を表す四字熟語である。
朝齏暮塩とは、朝には漬物、夜には塩だけという質素な食事のことを指し、非常に貧しい生活を表す四字熟語です。唐代の文人・韓愈の「送窮文」に由来し、粗末な食事に甘んじる貧しい暮らしぶりを喩えています。