麻幹(おがら)とは、麻の皮を剥いだ後の茎の部分を指す。主にお盆の際に迎え火や送り火を焚く材料として用いられ、古くから行事に欠かせないものである。秋の表記では「苧殻」とも書かれる。
幹線とは、道路・鉄道・通信網などにおいて、主要な地点を相互に結ぶ基幹となる路線を指す。本線とも呼ばれ、支線や地方線に対して、交通や情報の流れの中枢を担う。
語幹とは、用言において活用によって変化しない部分を指す。例えば、「読む」の「よ」や「走る」の「はし」のように、語尾の変化を伴わず、語の意味の中核を担う不変の要素である。
芋幹とは、サトイモの葉柄を乾燥させた食品を指す。芋茎とも書き、「ずいき」とも読まれる。
材幹とは、物事を巧みに処理する能力や手腕を指す言葉である。特に、優れた才覚や実務能力を備えた人物に対して用いられる。表記としては「才幹」と書くこともある。なお、「ザイカン」と読む場合は、建築や工作に用いる材木の意味となるので注意を要する。
豆幹とは、豆の種子を取り除いた後のさやや茎の部分を指す。秋の季語として用いられることもあり、「萁」の字を当てて表記することもある。
幹竹はハチクやマダケの別称であり、特に枯れた状態の竹を指す。この語は「幹竹割り」という表現で用いられ、物事を縦に勢いよく切り裂く様子を表す際にも使われる。
稲幹は、イネの茎を指す語である。漢字の「幹」が示すように、植物の中心となる太い部分を意味し、稲においては穂を支える主要な軸を成している。
浮矢幹はカヤツリグサ科の多年草で、沼地に自生する。夏から秋にかけて褐色の穂を数個つけ、根は薬用とされる。水に浮く枯れた茎が矢の柄に似ていることからこの名がついた。別名をミクリという。
物事の道理に明るく、仕事を手際よく処理する能力に優れている様子を指す。聡明で有能であり、心身ともに健全な人物を形容する際にも用いられる。
紫幹翠葉とは、紫色を帯びた木々の幹と青々とした緑の葉が織りなす山の景色を表す四字熟語で、自然の美しさを鮮やかに描写する表現である。略して「紫翠」ともいう。
強幹弱枝とは、樹木の手入れにおいて根幹を強く保ち枝を適度に剪定することを指し、転じて中央の権力を強化し地方の権力を抑制する政治方針を表す。『史記』に由来し、幹を中央政府に、枝を地方政権に見立て、国家統治の基本理念として用いられる。