気胸とは、胸膜腔内に空気が異常に貯留した状態を指す。これにより肺が圧迫されて呼吸困難をきたすことがある。また、かつて肺結核の治療法として行われた気胸療法の略称としても用いられる。
危険や困難な状況に直面しても動揺せず、恐れを抱かない強い精神力。
胸中とは、人の心の奥底に秘められた感情や考えを指す。胸の内側、すなわち心の中の状態や思いを表し、胸裏や胸底などと同様に、外からは窺い知ることのできない内面の領域を意味する。
脊椎の一部を成す骨格で、頸椎と腰椎の間に位置し、胸部を構成する背骨の区分を指す。
胸壁とは、立った人間の胸の高さに築かれ、敵の攻撃を防ぎ味方の射撃を助けるための壁を指し、胸牆とも呼ばれる。また、要塞や堡塁を意味する場合もある。建築分野では、屋上やバルコニーの周囲に設けられた欄干や手すり壁を指す。医学用語としては、肋骨や筋肉などで構成され、胸部の内臓を外部から保護する体壁の部分を表す。
胸懐とは、心の奥底に抱く感情や考えを指し、胸の内に秘めた心情や内面の思いを表す語である。
胸板とは、胸の前面にある平らな部分を指す。また、甲冑において胴体の前面を覆い、胸部を保護するために用いられる金属製の板を意味する。
胸の内側、つまり心の中や考えを指す。心の奥底にある本音や感情を表し、互いに隠し立てせずに打ち明けて話し合う際などに用いられる。
着物を着た際に左右の襟が重なり合う部分、特にその襟元の付近を指す。相手の衣服のその部分を掴む動作などに言及される。
胸先とは、胸の中央部、特にみぞおちのあたりを指す語である。衣服の合わせ目である胸元の近くをいうこともあり、例えば「証文を胸先に突きつけられた」のように、身体のその部分に物が直接触れる様子を表す際に用いられる。
胸腔とは、胸郭に囲まれた内部の空間を指し、その中には心臓や肺などの生命維持に欠かせない臓器が収まっている。なお、「きょうくう」という読み方も認められる。
胸の内奥、心の奥底に秘められた思いや感情を指す。表面には現れない内面の深い部分を表す語で、胸中や胸底と同様に用いられる。
胸郭とは、胸椎・肋骨・胸骨から構成される骨格で、籠状の構造をなし、胸腔を囲んで胸部の形態を形成するものを指す。
胸糞は、胸を強調し卑しめる表現で、主に強い不快感や憤りを表す。胸が悪くなるほど不愉快であるという意味で用いられ、「胸糞が悪い」などの形で使われる。
鳩胸とは、鳩の胸部のように前方に張り出した、厚みのある胸の形状を指す。また、そのような体つきを持つ人を指して用いられることもある。
膿胸とは、胸膜腔に膿が貯留する疾患を指す。多くは細菌感染により胸膜が化膿性炎症を起こし、高熱や胸痛を伴う。化膿性胸膜炎とも呼ばれる。
胸算用とは、実際の計算や確かな根拠に基づかず、頭の中で大まかに見積もりを立てることを指す。心の中で計画を立てたり、期待を抱いたりする意味合いも含まれる。
胸三寸とは、胸の奥底、すなわち心の中に秘められた考えや本心を指す。表面には出さず、内に留めておくことを「胸三寸に納める」などと表現する。
胸襟秀麗とは、心の内面が清らかで立派であり、考え方や心構えが優れて美しいさまを表す四字熟語である。「胸襟」は胸の内や心の中を意味し、「秀麗」は際立って美しいことを指す。
胸中成竹とは、物事に取り組む前に、その構想や手順を心の中に明確に描き、確かな見通しを持っていることを表す。中国宋代の文人、蘇軾の文章に由来し、竹を描く画家が筆を下ろす前に、すでに胸の中に完成した竹の姿を思い浮かべている様子から、準備が整い成功が確実である状態を指す。