丹誠とは、偽りのない真心や誠実な心を指す言葉である。特に、深い忠誠心や熱意を込めたまごころを意味し、物事に対して真摯に取り組む態度や、人に対する厚い信頼と誠意を表す。
至誠とは、この上なく誠実な心のありようを指す。偽りのない真心そのものであり、人間が持ちうる最高の誠実さを表す。
赤誠とは、偽りのない真心を指す。誠実さが極まって赤く燃えるような純粋な心の状態を表し、赤心や丹心と同様に、裏表のないひたむきな心情を意味する。
忠誠とは、主君や国家、あるいは特定の人物や集団に対して、真心を込めて仕え、決して裏切らないことを指す。忠実さと誠実さを兼ね備えた態度や心情を表し、しばしば誓いや義務の対象となる。
誠意とは、私心を交えずに相手に対して真摯な心構えで接しようとする気持ちを指す。物事に取り組む際の正直で裏表のない態度であり、人間関係において信頼を築く基盤となるものである。
偽りや飾り気がなく、真心をもって人や物事に対すること。また、そのような態度や性質を指す。
相手に対する心からの熱い思いやりや、真心を込めた誠実な気持ちを表す。
真心が込められており、偽りのない誠実な様子を指す。表記としては「懇誠」とも書かれる。
「銜哀致誠」とは、深い悲しみを胸に抱きながらも、真心を込めて誠意を尽くすことを意味する四字熟語である。唐代の文人・韓愈が「祭十二郎文」で用いた表現で、喪失の痛みを抱えつつ、故人への哀悼の誠を捧げる心情を表している。
「開心見誠」とは、心を開いて隠し立てせず、誠実な気持ちをありのままに示すことを意味する四字熟語である。『後漢書』馬援伝に典拠を持ち、人と接する際に胸襟を開き、偽りのない真心をもって臨む態度を表す。
螻蟻之誠とは、蘇轍が兄の蘇軾を救うために皇帝に上奏した文書に由来する四字熟語で、自分を取るに足らない蟻やケラに例え、微力ながらも真心を込めて誠意を尽くすことを意味する。身分の低い者が主君や目上の人に対して、謙虚な姿勢で真心を捧げる様を表す表現である。
誠惶誠恐とは、真心から恐れ敬う気持ちを表す四字熟語で、特に臣下が天子に対して意見を述べる際や、手紙の末尾に深い敬意を込めて用いられる表現である。「誠」を重ねて「惶(おそれ)」と「恐(おそる)」を修飾し、畏怖と恭順の念を強く強調した言葉である。
誠心誠意とは、偽りのない真心をもって相手に接する態度を指す。誠の心と誠の意という二語から成り、いずれもまごころの意味を重ねて強調した表現である。打算や私心を交えず、相手に対してひたすらに正直で真摯な心構えを表す。
誠歓誠喜とは、心の底から喜びに満ちている様子を表す四字熟語である。特に臣下が天子に上奏する文書において、この上ない慶びの気持ちを表す格式ある言葉として用いられる。「歓喜」という語にそれぞれ「誠」を冠して喜びの極致を強調した表現であり、『後漢書』「劉盆子伝」に典拠を持つ。
誠意誠心とは、偽りのない真心と、心を込めて事に当たる態度を表す四字熟語である。誠の字が重ねられており、嘘偽りがなく、ひたすら真摯である様子を強調している。
巧偽拙誠とは、技巧に優れていても偽りが混じっているものより、たとえ拙くても誠実さがこもっている方が優れているという意味である。『説苑』「談叢」に由来する四字熟語で、物事の価値は見かけの巧拙よりも内実の誠意にあるという教えを表す。