必要な部分が抜け落ちていること。また、欠けて不足している箇所を指す。
耳漏とは、中耳や外耳に生じた炎症などによって膿が生成され、それが外耳道を通って流出する状態、あるいはその膿自体を指す。一般に「みみだれ」とも呼ばれる。
粗漏とは、物事のやり方が大雑把で、細部にまで注意が行き届かず、手落ちや不備のある様子を指す。また、そのような状態そのものを表すこともある。漢字では「疎漏」と書くこともある。
脱漏とは、書類や記録などにおいて、本来含まれるべき部分が書き落とされたり、抜け落ちたりすることを指す。例えば、名簿や調査結果において、必要な項目が欠落している状態をいう。
疎漏とは、物事の扱いが不注意で手落ちのあること、また準備や手配に不備や怠りがある状態を指す。注意が行き届かずに生じるミスや、配慮の不足からくる不完全さを意味し、準備や対応において細部まで気を配るべき場面で用いられる。表記としては「粗漏」や「疏漏」と書くこともある。
漏穴とは、こっそりと逃げ出すために設けられた秘密の抜け道や穴のことを指し、表記としては「匿穴」と書くこともある。
漏斗(じょうご)は、液体を口の狭い容器に注ぎ込む際に用いる、上部が広く開き下部が細長い管状となった道具を指す。語源は「上戸(じょうご)」(酒を多く飲む人)に由来するとされる。また、「ろうと」とも読まれる。
漏刻とは、水の流れる量によって時刻を計測する装置、すなわち水時計を指す。また、その装置に刻まれた目盛りのことも意味する。「ろうこく」とも読まれる。
液体や気体、情報などが、容器や境界、管理下から意図せず外部へとしみ出ることを指す。特に危険物や機密情報が外部に流出する場合に用いられる。
水が容器や配管などから意図せず外部に漏れ出る現象を指す。また、そのようにして漏れ出た水そのものについてもいう。
電気機器や配線の絶縁部分が劣化または損傷したために、本来通るべき回路以外に電流が流れ出る現象を指す。
「漏斗(じょうご)」と同じ意味で、液体や粉末を口の狭い容器に移す際に用いる円錐形の道具を指す。
遺漏とは、物事の一部が抜け落ちたり、見落とされたりすることを指す。計画や文書などにおいて、必要な部分が欠けている状態を表し、手落ちや不備といった意味合いを含む。
仏教用語で、煩悩を断ち切れず迷いの世界に留まっている状態を指す。煩悩の漏れ出ることを意味し、悟りを開くことができない境地や、そのような人を表す。対義語は煩悩を滅した「無漏」である。
無漏とは、煩悩の汚れが一切漏れ出ることなく、心が完全に清浄で澄みきった境地を指す。仏教用語として、迷いや執着が残る「有漏」に対し、完全なる悟りの状態を表す。
杜漏とは、物事のやり方が雑で、手落ちや抜けが多い様子を指す。杜撰脱漏の略語であり、本来含まれるべきものが欠落している状態を意味する。
漏蘆はキク科に属する多年草の一種で、漢名に由来する名称である。別名として平江帯とも呼ばれる。
秘密や機密など、外部に知られてはならない情報が外部に知られること。また、そのような情報を外部に知らせること。
漏壺とは、水時計に用いられる容器で、底部に小さな穴が開けられており、そこから水が一定の速度で滴下する仕組みになっている。これにより時間の経過を計測するもので、転じて水時計そのものを指すこともある。
「闕漏」とは、文章や記録、あるいは物事において欠けている部分や抜け落ちている箇所を指す言葉です。内容の不備や不完全さを表し、同様の意味で「欠漏」と表記されることもあります。
「窮閻漏屋」とは、狭くて貧しい路地にある、雨漏りのする粗末な家のことを指す。転じて、貧しくみすぼらしい住まいや環境を表す四字熟語である。『荀子』「儒効篇」に由来し、身分の低い者が暮らす陋巷を形容する語として用いられる。
鬱肉漏脯とは、腐った肉と漏れ出た肉汁を意味する四字熟語で、『抱朴子』外篇・良規に見られる表現である。転じて、一見すると有益そうに見えるが、実際には害を及ぼす危険な物事や状況を喩える際に用いられる。
天網恢恢といえども、時として悪人がその網目をくぐり抜けてしまうことを指す。法の網は広く張り巡らされているが、完全ではなく、悪事を働いた者が罰を免れることもあるという意味である。
杜撰脱漏とは、物事のやり方が雑で手抜きが多く、必要な部分が欠けている様子を表す四字熟語である。特に、文章や記録において誤りや不備が多く、内容が不完全な状態を指して用いられる。
上漏下湿とは、屋根が雨漏りして床が湿るような、極めて貧しく粗末な住まいの状態を指す。『荘子』「譲王」に由来する四字熟語で、生活環境の困窮を表す比喩として用いられる。
毫末遺漏とは、わずかな細部に至るまで漏らすことなく、すべてを網羅している様子を表す四字熟語である。
言語漏洩とは、言葉が漏れ出てしまうことを意味する四字熟語で、『春秋左氏伝』襄公一四年に由来する。本来は秘密や内情が不用意に口から漏れることを指すが、転じて、思わず本音や秘密を口にしてしまうこと、また言葉が十分に意図を伝えられずに終わる様子を表すこともある。