年の初めの時期を指し、年頭や年始とも呼ばれる。特に新年を迎えたばかりの頃を表すことが多い。
物事が始まってからまだ間もない時期を指す。例えば「江戸初期」のように、ある時代や物事の展開における最初の段階を表す。
初婚とは、人生において最初に行う結婚を指す。再婚やそれ以降の結婚と区別するための語であり、特に最初の婚姻関係を強調する際に用いられる。
初冠とは、昔の男子が元服し、初めて冠をかぶる儀式を指す。
初志とは、物事に取り組み始めた当初に抱いた願いや目標、あるいはその時点での決意を指す。初心とほぼ同義で用いられるが、特に最初に立てた計画や志そのものを強調する場合がある。
初陣とは、初めて戦場や試合の場に臨むことを指す。特に、その初めての出陣や出場において、何らかの成果や名誉ある結果を収めるという含意を伴って用いられることが多い。
初心とは、物事を始めたばかりの未熟な状態を指すとともに、その時抱いた純粋な志や新鮮な気持ちをも意味する。習い事や学問の開始段階を表す一方で、「初心に帰る」のように当初の決意や無垢な心持ちを顧みる際にも用いられる。
初戦とは、一連の戦いや競技、試合などにおいて最初に行われる戦いや試合のことを指す。特にスポーツのトーナメントや連戦形式の競技において、最初の対戦を意味する。
初夏とは、夏の始まりの時期を指す。陰暦では四月の異称としても用いられ、時候の挨拶などにも使われる。口語では「はつなつ」と読まれることもある。
学問や技芸などを初めて学び始めることを指し、またそのような学習段階にある人を指す語である。
元日の朝に昇る太陽を指す。新年の始まりを象徴するものとして、古くからめでたいものとされてきた。
初老とは、老年の入り口に差し掛かった年頃を指す。かつては四十歳を迎えることを特にこう呼んだ。
初穂とは、その年に初めて実った稲穂を指す。転じて、穀物や果物など、その年最初に収穫される農産物全般を意味する。また、神仏に感謝と祈りを込めて捧げる、その年の収穫物、あるいはそれに代わる金銭のこともいう。「はつお」とも読む。
初盆とは、人が亡くなってから初めて迎える盂蘭盆(うらぼん)のことで、新盆とも呼ばれる。故人を初めて盆供養として迎える行事であり、通常は故人の没後初めての旧暦7月(新暦では8月頃)に行われる。
初めて耳にする事柄や、それまで知らなかった話を指す。聞き慣れない珍しい話題や、意外性のある情報に対して用いられる表現である。
初顔とは、会合や集まりに初めて参加する人のことを指す。また、スポーツ競技や演劇・映画などにおいて、初めて対戦したり共演したりすることを意味する場合もある。
新年を迎えて初めて茶の湯に用いる釜を据え、茶を点てる行事を指す。また、その日に催される茶会そのものをも意味する。
初荷とは、新年最初の商いとして扱われる荷物のことを指す。古くから正月二日に、その年の始めの荷物を飾り立てて送り出す風習に由来する。
その年に初めて聞かれる鳥の鳴き声、特に春先にウグイスが発する最初のさえずりを指す。季節の移ろいを告げる風物として、春の訪れを感じさせる言葉である。
春の始まりの時期を指し、特に新年を迎えたばかりの頃を表す。冬の寒さが緩み、草木が芽吹き始める季節の移り変わりを感じさせる言葉である。
「初心」は、若くて世間慣れしておらず、純粋で素直な様子を表す。特に、恋愛経験が乏しく、感情に疎いさまを指すこともある。なお、「初心」は「うぶ」のほかに「ショシン」とも読む。
二月最初の午の日を指し、この日には稲荷神社で豊作や商売繁盛を祈る祭礼が行われる。春の季語としても用いられる。
初穂(はつお)は、その年に初めて収穫された稲穂を指す語で、神前に供えるための稲の初物を意味する。古くから神事において重要な役割を果たしてきた。
初虧とは、日食や月食において太陽や月が欠け始める現象を指す。部分食の始まりを表し、その時刻を意味することもある。
初夏の頃に漁獲されるその年初めての鰹を指し、脂が少なくさっぱりとした味わいが特徴である。夏の訪れを告げる風物詩として珍重される。
劫初とは、仏教の世界観において一つの劫(非常に長い時間の単位)が始まる時期を指す。この世の生成が始まる段階であり、劫末と対をなす概念である。
物事を始めようと最初に心に決めた思いや決意を指す。後に揺るぎない信念となるような、最初に芽生えた純粋な志を意味する。
初七日とは、人が亡くなってから七日目にあたる日を指し、この日に行われる追善供養の法事をも意味する。また「ひとなぬか」や「ひとなのか」とも呼ばれ、読み方としては「ショなのか」「ショシチニチ」も用いられる。
夏が過ぎてからその年に初めて降る雪、またその雪によって山頂などが白く覆われる現象を指す。冬の訪れを告げる風物として用いられる。
初東雲は、元日の明け方、東の空にたなびく雲を指す語である。新年最初の夜明けを迎える頃の空に現れる雲を言い、新年の訪れを告げる風物として捉えられる。転じて、元日の明け方そのものや、その時刻を指すこともある。
元日の朝に初めて汲んだ若水を用いて手や顔を洗い清める新年の行事を指す。
夏初月は陰暦四月の異称で、夏の始まりを告げる月を意味する。
霞がたなびくようにぼんやりと見える陰暦正月の月を指し、春の訪れを感じさせる風情ある呼び名である。
釈迦が悟りを開いた後、初めて説法を行い仏教の教えを説いたことを指す。仏典では、釈迦がサールナート(鹿野苑)において五人の修行者に対して初めて法を説いた出来事を意味し、仏教の教えが世に広まる始まりとされる。
初志貫徹とは、物事の始めに抱いた願望や志を、途中で挫けることなく最後まで貫き通すことを意味する四字熟語である。