手帳とは、日々の予定や覚え書きなどを記入するために用いられる、携帯に便利な小型の帳面を指す。
台帳とは、主に商取引や事務処理において基本となる記録をまとめた帳簿を指し、原簿や元帳とも呼ばれる。例えば売上台帳や土地台帳などがこれに当たる。また、転じて歌舞伎や芝居の脚本、すなわち台本を意味する場合もある。
蚊帳とは、蚊などの害虫を防ぐために寝床の上に吊り下げて使用する網状の寝具である。主に麻や木綿などの素材で作られ、四隅を紐で吊るして用いる。また、「蚊帳の外」という表現で、仲間外れにされることを意味する慣用句としても用いられる。
帳簿や帳面に金銭の出入りや物品の受け渡しなど、必要な事項を書き記すことを指す。例えば、売上を帳簿に記入したり、受付で来訪者の情報を記録したりする場合に用いられる。
銀行や郵便局などで預貯金の出し入れや、商品売買の掛け取りなど、取引の都度、日付・金額・数量などを記録する帳面。
商店や旅館などにおいて、帳簿の記帳や金銭の計算、出納管理など、主に会計業務を行う場所を指す。
帳幕とは、帳(とばり)と幕(まく)を指し、これらを張り巡らして囲いとした場所を意味する。帷幄や帳幄と同様に、臨時に設けられた覆いや隔てを表す語である。
帳尻とは、帳簿の末尾の部分を指す。転じて、金銭の収支決算の結果や、物事の整合性を意味する。特に、矛盾や不一致がないように調整することを「帳尻を合わせる」と表現する。
開帳とは、寺院において普段は公開されない秘仏や本尊を納めた厨子の扉を開き、一般の参拝者に拝観させる行事を指す。また、転じて賭博の場を設けることを意味し、この場合は「開張」と表記することもある。
几帳とは、古代日本の室内において空間を仕切るために用いられた道具である。台の上に立てた二本の柱に横木を渡し、その上に布を垂らした構造をしており、「木丁」と表記されることもある。
帷帳とは、室内や屋外に張り巡らす垂れ幕やとばりのことを指す。また、戦場において幕で囲んだ作戦指揮所の意味もあり、帷幄や帷幕と同義で用いられる。
刺繍で模様を施した厚手の布地を指し、仕切りや装飾に用いられる。また、劇場において舞台と客席を区切る、巻き上げ式の豪華な幕のこともいう。
蠅帳は、食品をハエなどの害虫から守りながら通風を良くするために用いる道具である。目の細かい金網や紗を張った戸棚の形態や、食卓の上を覆うほろがや状のものがあり、主に夏場に使用される。
物事の細部にまで注意を払い、整然と正確に処理する性格や様子を指す。また、建築や工芸において、柱などの角を削り両側に刻み目を入れた面を指すこともあり、この丁寧な細工が几帳に多用されたことに由来する。後者の念の入った仕事ぶりから、几帳面な性格を表す意味が生まれた。
翡翠の羽で飾った帳と紅色の寝殿を指し、華やかに彩られた高貴な女性の居室を表す四字熟語である。