存廃とは、ある物事や制度などを存続させるか廃止するかということを指す。存続と廃止の二つの選択肢を併せた概念であり、組織や慣行などの将来を議論する際に用いられる。
朽廃とは、朽ち果てて廃れてしまうことを指す。長い年月を経て腐食や劣化が進み、もはや本来の機能を果たせなくなった状態を表し、特に建造物などが荒れ果てた様子に用いられる。
老廃とは、年を経て古くなり、もはや用をなさなくなった状態を指す。特に生物の体内で新陳代謝の過程によって生じ、体外へ排出されるべき不要な物質を意味し、「老廃物」という形で用いられることが多い。
改廃とは、既存のものを変更したり、あるいは完全に取りやめたりすることを指す。特に法令や制度、規則などについて、その内容を修正する改正と、それを廃止することを合わせた概念として用いられる。
荒廃とは、本来の秩序や機能が失われ、荒れ果てた状態になることを指す。特に、都市や社会、文化などが維持されるべき姿を失い、荒れすさんでいく様子を表す。
採掘を終えて放棄された炭鉱や鉱山の坑道、またはその状態を指す。
旧民法において、家督相続の推定相続人から、その地位を剥奪することを指す。相続権を有する者の意思に基づき、相続人の資格を喪失させる制度であり、廃除に相当する。
廃物とは、使用価値を失った物品や不用品を指す語で、「廃品」と同義である。本来の用途を終えたものの、適切に処理や再利用が可能な資源として捉えられる場合もある。
廃液とは、工業生産や実験などの過程で使用された後に不要となった液体を指す。特に工場や研究所から排出される処理を要する液体廃棄物を意味し、環境汚染防止の観点から適切な処理が求められる。
これまで行われてきた制度や習慣、あるいは設備などを取りやめることを指す。
かつて庭園や遊園地として使われていた場所が、もはや用いられずに荒れ果てた状態を指す。また、遊園地や幼稚園などの施設を閉鎖し、その機能を停止させることを意味する場合もある。
長期間放置され、荒れ果てて住む人のいなくなった家屋を指す。老朽化や損傷が進み、もはや居住に適さない状態にある建物をいう。
廃疾とは、治療の見込みがない病気を指す。また、律令制においては、病気や怪我によって労働能力を失った状態、あるいはそのような状態にある人を意味する。表記としては「癈疾」と書くこともある。
廃除とは、それまであったものを取りやめて除くことを指す。また、特に家督相続や後継ぎとして定められていた者を廃し、その地位から退ける意味でも用いられる。
制度や規則などを取りやめ、無効にすること。既存の仕組みを完全に廃止する行為を指す。
興廃とは、物事が盛んになることと衰えること、また国家や組織などが栄えることと滅びることを指す。特に、一国の運命や組織の存続に関わる重大な事態をいう際に用いられる表現である。
かつて建物や城郭、街などがあった場所が、戦争や災害、あるいは長い年月の経過によって荒れ果て、原型を留めない状態になった跡を指す。
廃退とは、物事がすたれて衰えることを指す。特に社会や道徳がかつての勢いを失い、荒廃した状態に陥る様を表す。
かつて建物や施設があった場所が、今は使われずに荒れ果てている状態を指す。特に、かつての繁栄や機能が失われ、建物の跡だけが残っているような場所をいう。
頽廃とは、道徳や文化、社会の秩序などが衰え、乱れ、廃れてしまうことを指す。かつての活力や健全さが失われ、荒廃した状態に陥る様子を表す。
廃格沮誹は、物事が行われるのを妨げ、さらにそれを非難して悪く言うことを意味する四字熟語である。『史記』「平準書」に典拠を持ち、何かを阻止しつつ、それに対して誹謗中傷を加えるという二重の妨害行為を表す。
廃忘怪顛とは、物事を忘れ去り、常軌を逸した奇異な言動にふける様子を表す四字熟語である。精神が混乱し、正常な判断力を失って荒唐無稽な振る舞いに耽る状態を指す。
廃寝忘食は、寝ることや食事をとることを忘れるほど、一つのことに熱中し没頭する様子を表す四字熟語である。『魏書』「趙黒伝」に由来し、「寝しんを廃はいし食しょくを忘わする」と訓読される。