世辞とは、相手の機嫌をとったり気に入られたりするために述べる、表面だけの巧みな言葉を指す。本心からではなく、相手を喜ばせるための追従やおべっかを含む表現である。
式辞とは、儀式や式典において主催者や来賓が述べる挨拶の言葉を指す。特に、卒業式や結婚式、開会式などの公式な場で、その場の意義や祝意、激励などを述べる形式ばったスピーチを意味する。
別れに際して述べる挨拶や言葉を指し、特に送別の場面で用いられる。
非常に優れた文章や言葉を指し、その表現の巧みさや内容の深遠さによって際立っているものをいう。
言葉や言葉遣いを指し、特に発言の内容や表現の仕方に焦点を当てた表現である。しばしば、その適切さや品位、あるいは発せられた意図を含めて論じられる際に用いられる。
固辞とは、強い勧めや依頼に対して、頑なに断り続けることを指す。特に、何度も勧められるような重要な役職や栄誉などを、態度を変えずに拒否する様子を表す。
「拝辞」は、依頼や申し出などを謹んで断ることを意味する謙譲語である。また、謹んで別れを告げる、すなわち「いとまごい」をすることの謙譲表現としても用いられる。
祝いの席や式典において述べられる、慶びや祝福の気持ちを表す言葉。特に、結婚式や祝賀会などで、来賓や関係者が祝意を込めて行う挨拶やスピーチを指す。
送辞とは、卒業や転任などにより別れを告げる人に向けて述べる言葉を指す。通常、送られる側の答辞と対をなすものであり、送り出す側の代表者が式典などで読み上げる。
称辞とは、他者の功績や徳を讃えるために用いられる言葉のことで、賛辞や褒め言葉と同義である。
故人を悼みその死を惜しむ気持ちを述べた文章や言葉を指し、「悼詞」と同義である。葬儀や追悼の場で読み上げられることが多い。
詩文や文章において、言葉を選び用いること、またその配置の仕方を指す。表現の際の言葉の選択や配列の技法を意味し、言い回しや表現様式を含む概念である。
淫辞とは、みだらな内容を含む言葉や、道理に外れたでたらめな言説を指す。
式典などにおいて、祝辞や送辞などを受けて述べる返礼の挨拶の言葉を指す。例えば、卒業式で卒業生代表が述べる挨拶などがこれに当たる。
献辞とは、著者が自らの著作を他者に贈呈する際に、その本の冒頭などに記す挨拶や感謝の言葉を指します。
辞典とは、言葉や文字の意味・用法・由来などを一定の順序に並べて解説した書物を指す。事典と区別するために、字典を含めて「ことばてん」と呼ぶこともある。
職務を退く意思を表明するために提出する文書を指す。通常は上司や所属機関に提出され、退職の意思を正式に伝える役割を果たす。
辞令とは、公式の場での応対や挨拶に用いられる言葉を指す。また、官公庁や企業などにおいて、役職の任命や異動、免職などの決定を正式に通知する文書のこともいう。
辞謝とは、相手の申し出や厚意を丁重に断ることを意味する。特に、謝意や恐縮の気持ちを込めて遠慮する場合に用いられる表現である。
遜辞とは、自分を低く見せたり相手を高く評価したりするために用いるへりくだった表現を指す。謙遜の意を表す言葉であり、対人関係において礼儀や丁寧さを示す役割を果たす。
賛辞とは、相手の功績や業績を称え、賞賛の意を表す言葉を指します。例えば、新たな記録を達成した人物に対して贈られるような賞賛の表現であり、「賞辞」や「頌辞」と同義です。「讃辞」の書き換え字としても用いられます。
謝辞とは、感謝の気持ちを言葉で表したものであり、感謝の意を伝える挨拶や文章を指す。また、謝罪の意を述べる言葉として用いられることもある。
卜辞とは、古代中国の殷代に亀甲や獣骨に刻まれた甲骨文字による記録のうち、王の行動や祭祀、天候などについて占った内容とその結果を記した文章を指す。
蕪辞とは、雑然として整わない言葉遣いを指す。また、自身の文章や言葉を謙遜して述べる際にも用いられる表現である。
総辞職とは、ある組織や集団において、特定の役職に就いている関係者全員が一斉にその職を辞することを指す。特に政治の分野では、内閣を構成する総理大臣および国務大臣が全員同時に辞任することを意味し、内閣総辞職の形で用いられることが多い。
頭を下げて敬意や謝意を示す動作を指し、挨拶や礼儀として行われる。
一面之辞とは、物事の一つの側面だけを述べた言葉や、一方だけの言い分を指す。全体像や他の立場からの見方を考慮せず、偏った主張や見解を意味する。
複数の人物が同時に辞職することを指す。特に、同じ組織や団体に所属する者たちが、連携して一斉に職を辞する場合に用いられる表現である。
「班女辞輦」は、『漢書』に由来する四字熟語で、後宮の女性が君主の寵愛を慎み深く辞退する美徳を表す。特に班婕妤が成帝の輦車への同乗を辞退した故事に基づき、女性の節度ある振る舞いと自己抑制の模範とされる。
煩言砕辞とは、わずらわしく細々とした言葉遣いを指す四字熟語である。「煩」は煩わしいこと、「砕」は細かいことを意味し、「辞」は言葉を表す。『漢書』に見える表現で、過度に瑣末な言説や冗長な表現を批判する際に用いられる。
「端木辞金」は、納得のいかない金銭は受け取らないという潔白な態度を表す四字熟語である。中国春秋時代、魯の子貢(姓は端木)が、自国の奴隷を買い戻す際に国からの公金の受取りを辞退し、私財を用いた故事に由来する。『蒙求』に「端木金を辞す」とある。
世辞追従とは、相手の機嫌を取るために心にもないお世辞を言ったり、へつらったりすることを指す四字熟語である。