味方の軍隊を指す。戦争や紛争において、自らと同じ陣営に属する軍事組織を意味し、敵軍に対置する概念である。
水軍とは、中世日本において海上に勢力を張り、貿易や海賊行為などで活動した地方豪族の集団を指す。また、海上での戦闘を担う軍隊の意味も持つ。
軍役とは、軍人として軍隊に所属し軍務に従事することを指す。また、戦争や戦闘行為そのものを意味する場合もある。
軍監とは、軍事を監督する役職、あるいはその職務に就く者を指す。律令制においては、将軍や副将軍の下に置かれた軍団の官職名であり、例えば「鎮守軍監」のような形で用いられた。また、「グンゲン」と読む場合もある。
軍紀とは、軍隊における規律や秩序を維持するための規範であり、兵士の行動を統制し、部隊の団結と戦闘力を保つ基盤となるものである。
軍記とは、戦争や合戦の様子を記録し、あるいは物語として編んだ書物を指す。特に中世から近世にかけて成立した軍記物語の類を総称する語として用いられる。
軍機とは、軍事に関わる重要な秘密事項を指す。作戦計画や装備の性能、部隊の配置など、安全保障上、外部に知られてはならない情報を総称する。これが漏洩すると国防に重大な支障を来すため、厳重な管理が求められる。
軍師とは、戦争や戦闘において作戦を立案し、指揮官を補佐する者を指す。転じて、物事を巧みに計画し、策略をめぐらせる人、策士の意味でも用いられる。
国家の防衛や戦争遂行のために整える軍事上の装備や態勢を指す。陸海空の兵力や武器・弾薬などの戦力を保持・整備することを含む。
軍人とは、軍隊に所属し、戦闘や国防をその職務とする者を指す。広義には、軍籍を有するすべての者を総称する。
軍勢とは、兵士の数や装備などから見た軍隊の規模や戦力を指す。また、そのような戦力を有する軍隊そのものを意味することもある。
陸軍・海軍・空軍などの軍隊組織の総称を指し、特に政府の行政機関や民間社会に対比して用いられる軍事上の権限を有する機関を意味する。
軍民とは、軍人と一般市民の両方を指す言葉である。戦時下などにおいて、双方の区別なく影響が及ぶ状況を表す際に用いられる。また、文脈によっては特に兵士や軍関係者を指す用法もある。
軍扇とは、かつて武将が戦場で軍勢を指揮する際に用いた扇子の一種である。鉄骨に漆紙を張った頑丈な作りで、表面には日輪、裏面には月の図柄が描かれることが多かった。
軍門とは、軍営の門あるいは軍隊の陣営の出入り口を指す語である。転じて、その門前にて降伏を申し出ることを意味する「軍門に降る」という成句でも用いられる。
軍人以外の身分で、軍隊に所属して軍務に従事する者の総称。
軍律とは、軍隊内部における規律や秩序を指し、軍紀と同義である。また、軍人に適用される法律や規則、すなわち軍法の意味も含む。
軍隊とは、一定の規律と組織の下に編成された軍人の集団を指し、国家や勢力の防衛や作戦行動を担うものである。
軍旅とは、軍隊のことを指し、特に戦場における軍隊を意味する。また、戦争そのものを表すこともある。
太い木綿糸で編まれた作業用の手袋を指す。その名称は、元来軍隊で使用されていたことに由来する。
軍配とは、元来は戦場における軍隊の配置や進退を指揮することを指す。そこから転じて、物事を指図したり采配を振るう意味でも用いられる。また、軍配団扇の略称として、かつて大将が指揮に用いた団扇、あるいは相撲の行司が勝敗を裁定する際に手にする道具を指す。
軍隊を統率する最高位の武官を指す。特に日本の歴史においては、征夷大将軍の略称として、幕府の最高権力者を意味する。現代では陸海空軍の将官に対する敬称としても用いられる。
戦いに敗れた軍隊を指す。また、戦いに負けることや、その戦い自体を意味する。
援軍とは、戦いや困難な状況において、味方に加わる新たな軍勢や仲間を指す。戦場においては、戦況を有利にするために派遣される部隊を意味し、転じて、一般の物事においても、力を貸す加勢や応援の者を表す。
殿軍とは、軍隊が退却する際に最後尾を守り、敵の追撃を防ぐ役割を担う部隊を指す。しんがりとも呼ばれ、本隊の安全な撤退を確保するために重要な任務を負っている。
戦いに敗れた将軍を指す四字熟語であり、転じて物事に失敗した人をいうこともある。特に「敗軍の将は兵を語らず」という形で用いられることが多く、敗れた者は弁解や助言をすべきでないという戒めの意を含む。故事は『史記』「淮陰侯伝」に由来する。
後漢の武将馮異を称える語で、功績を誇らずに木陰で休む謙虚な姿勢を大樹に例えた故事に由来する。転じて、功績を鼻にかけず謙虚な態度を貫く人物を指す。
千軍万馬とは、文字通りには数多くの兵士と軍馬を指すが、転じて多くの戦闘を経験し、戦歴に富んだ様を表す。さらに一般化され、あらゆる分野において豊富な経験を持ち、それによって培われたしたたかさや熟練ぶりを形容する表現として用いられる。
三軍暴骨とは、戦場で多くの兵士が命を落とし、その骨が野に晒される様子を表す四字熟語です。春秋左氏伝に由来し、戦争の悲惨さと犠牲の大きさを強く印象づける表現として用いられます。
援軍もなく孤立した少数の軍勢が、周囲の敵に対して勇敢に戦いを挑むことを指す。転じて、周囲からの支援を得られない状況で、一人または少数の者が困難に立ち向かう様子を表す。
懸軍万里とは、本隊から離れた別働隊が遠方の地へ進出することを指す。また、そのような部隊そのものを意味する場合もある。「懸」は遠く離れている様子を表し、万里の遠征を暗示する。杜甫の詩にも見られる表現である。