奴輩は、複数の人物を軽蔑の意を込めて指す語である。主に「あいつら」や「奴ら」といった意味合いで用いられ、対象となる人々を見下したり、疎ましく思う気持ちを表す際に使われる。
「何奴」は「どいつ」と読み、特定の人物を指す代名詞として用いられる。主に「どの人」「どれ」といった意味を、ぞんざいで乱暴な口調で表現する際に使われる。例えば「何奴もこいつも」のように、複数の者を非難したり蔑んだりする文脈で用いられることが多い。
「彼奴」は、親しみや軽蔑の気持ちを込めて相手を指す語である。また、場所や物をぞんざいに指す場合にも用いられる。「あいつ」と読み、「あやつ」「かやつ」「きゃつ」などの読み方もある。
「戯奴」は、自分自身を謙遜して指す語として用いられ、わたくしめの意を表す。また、目下の者に対して親しみを込めて呼びかける語として、そちやおまえといった意味でも使われる。
奴婢とは、主人に仕える使用人を指す語で、特に下男や下女を意味する。また、律令制においては人格を認められず、所有者の財産として扱われた身分の者を指す場合もある。「奴」は男性、「婢」は女性を表し、「ドヒ」と読むこともある。
奴凧とは、江戸時代の武家に仕えた下僕である「やっこ」の姿を模した凧のことを指す。両手を広げたやっこの姿をかたどって作られ、その名称もここに由来している。
「奴原」は「やつばら」と読み、複数の人間を指す語である。「やつら」や「やつども」と同義で、やや軽蔑や親しみを込めて相手方を呼ぶ表現として用いられる。接尾語「ばら」は複数を表し、「奴原」は当て字による表記である。
冷奴とは、豆腐を冷やしたものに薬味を添え、醤油などをかけて食べる料理を指す。主に夏の涼味として供されるやっこ豆腐の一種である。
匈奴は、古代中国の北方に興った遊牧騎馬民族を指す。紀元前三世紀から紀元後五世紀にかけてモンゴル高原を中心に勢力を築き、しばしば中国王朝と対峙しながら歴史にその名を刻んだ。
「此奴」は「こいつ」と読み、相手をぞんざいに指す語である。主に同輩以下の者に対して親しみを込めて用いるほか、軽蔑の意を込めて相手を罵る場合や、身内をへりくだって言う場合にも使われる。また、人だけでなく物事を指す用法もあり、「これ」「この物」の意味で用いられることがある。
「其奴」は「そいつ」と読み、相手側の人や物をややぞんざいに指す語である。近称の指示代名詞に「奴」を付けた形式で、話し手から離れた位置にある人物や事物を、軽く、あるいは軽蔑のニュアンスを込めて言い表す際に用いられる。
奴豆腐とは、豆腐を四角く切って薬味を添え、醤油をかけて食べる料理を指す。その形状が江戸時代の武家に仕えた「奴」と呼ばれる下僕の紋付の四角い裃に似ていることからこの名がついたとされる。冷ややっことして供されることが多い。
認奴作郎は、『景徳伝灯録』に登場する良价禅師の故事に由来する四字熟語で、本来は禅僧が修行の過程で自らの本質を見極めることを意味する。転じて、物事の真偽や人物の実力を冷静に見極め、正しく評価することを指す。