可坊(べらぼう)は、道理に合わない様子や常識を超えた程度の甚だしさを表す。また、人を罵る際に用いる語で、愚か者や間抜けを意味する。江戸時代、見世物にされた奇人の呼び名に由来するとされ、「便乱坊」「篦坊」とも書く。
本坊とは、寺院において所属する末寺から見た本寺を指すとともに、その寺院の住職が居住する建物や区域を意味する語である。
町の中や世間一般を指す語で、特に人々が集まり噂や情報が行き交うような場を意味する。
坊門とは、元来は町の門を指す語である。平安京の都市計画においては、二条大路より南に位置する東西方向の小路を意味した。また、囲碁の世界に転じて、棋家の一つである本因坊の家元、またはその門下生を指す呼称としても用いられる。
酒を販売する店舗を指す語で、酒屋と同義である。特に「坊」の字が含まれることから、やや古風な表現として用いられる。
寺院を訪れた参拝者や修行者が宿泊するために、境内に設けられた施設を指す。
僧坊とは、寺院内に設けられた僧侶の居住空間を指す語である。修行や日常の生活を営む場として機能し、個室や共同の居室など、寺院の形態によってその構成は異なる。
寝坊とは、朝遅くまで寝ていることを指し、またそのような習慣を持つ人を指すこともある。例えば、起床が遅れて学校や職場に遅刻するような場合に用いられる。
鼠坊はネズッポ科に属する海魚の総称で、暖かい海の砂底に生息する。頭部が平たく、体は細長く、鱗を持たない特徴がある。ネズミゴチやヌメリゴチなどがこれに含まれる。
飴坊はアメンボ科の昆虫の総称で、水面を滑るように移動する様子が特徴である。その名は、体から発せられる甘い臭気が飴に似ていることに由来するとされる。水黽(あめんぼ)とも呼ばれる。
海坊主は、インド洋や太平洋に生息するアオウミガメの別称として用いられる語である。また、海に現れるという伝承上の妖怪を指すこともあり、その姿は大きな体に坊主頭をしたものとされる。
茶坊主とは、かつて剃髪した姿で武家に仕え、来客の接待や茶の湯の用意などを担当した下級の役職、またその者を指す。転じて、権力者に取り入り媚びへつらう者を嘲って罵る語としても用いられる。
風来坊とは、どこからともなく現れては、またふらりと去っていく人のことを指す。また、気まぐれで一箇所に落ち着かず、自由気ままに行動する人のたとえとしても用いられる。
「便乱坊」は、道理に合わないことや愚かなさまを表し、また人を罵る際に用いる語である。江戸時代に見世物にされていた「便乱坊」という人物の名に由来するとされる。表記は「可坊」や「篦棒」とも書く。
浄海坊はジョウカイボン科に属する甲虫の総称で、体形は細長くカミキリムシに似ているが、より小型である。体色は黄色、赤色、黒色など多様な色彩を示す。
野篦坊とは、凹凸がなく平坦で、特徴や変化に乏しい様子を指す。また、そのような性質を持つものや人をいう。転じて、顔に目鼻や口などの凹凸がなく、つかみどころのない化け物を指すこともある。
葱坊主は、ネギの花を指す語である。春に小さな花が球状に集まって咲く様子を、坊主の頭髪のない頭に見立ててこのように呼ぶ。
三日坊主とは、物事を始めてもすぐに飽きてしまい、長く続けることができない様子を表す四字熟語である。元来は仏教用語で、修行を始めた者が三日で挫折して僧侶をやめてしまうことを指したが、転じて、何事も持続せずに途中で投げ出す性質や人を意味するようになった。