「方便(たつき)」とは、物事を始める際の手がかりや、状況を知るための手段を指す。また、生活を営むための方法や生計の立て方を意味し、例えば「アルバイトを方便とする」のように用いられる。表記は「活計」と書く場合もある。読み方としては「たずき」とも読まれ、「ホウベン」と読む場合は別の意味となる。
至便とは、非常に便利であること、あるいは便利な状態を指す。交通や生活の利便性が極めて高いことを表し、特に不動産広告などで好条件を強調する際に用いられる表現である。
利便とは、物事が都合よく、使いやすい状態にあることを指す。特に交通や施設などの条件が整い、生活や行動に便利である様子を表す。
幸便とは、都合の良い便りや、ちょうどよい機会を指す。また、人に託して届けてもらう手紙の脇に添える挨拶語としても用いられる。
ちょうどよい時に出航する船を指し、またその船に乗ることも意味する。都合のよい機会に偶然出会った船というニュアンスを含む。
手紙を書くために用いる紙を指し、書簡箋やレターペーパーとも呼ばれる。
便覧とは、特定の分野に関する情報を簡潔にまとめ、参照するのに便利なように編集された冊子のことを指します。例えば「大学便覧」や「国語便覧」などがあり、手引き書としての性格を持ちます。「ベンラン」と読む場合もあります。
ふだん着として用いる簡素で着心地の良い衣服を指す。平服や普段着と同義で、格式ばらない日常の場面で着用される。
便益とは、便利さや利益が得られることを指し、物事が都合よく機能して有益な結果をもたらす状態を表す。組織や集団において効率を高めたり、利益を増進させたりする際に用いられる。
物事を行う上で都合が良いこと。また、特定の状況や人物のために特別な取り計らいを行うことを指す。通常の手続きや規則にとらわれず、利便性を考慮した処置を意味する場合もある。
便通とは、主に大便が腸から排出されることを指す。排便が順調に行われる状態を表し、健康状態の指標としても用いられる。
便殿とは、高貴な身分の者が普段の居所とは別に、休息や控えのために用いる仮設の建物や部屋を指す。宮中や貴人の邸宅などにおいて、儀式や政務の合間のくつろぎの場として設けられる。
排便が滞り、便が腸内に長くとどまる状態を指す。便通が順調でなく、腹部の不快感や苦痛を伴うこともある。
時間が無為に過ぎ去っていく様子を表し、また太っていて腹が張り出しているさまを形容する。
物事の取り扱いや利用が容易で、役に立つさま。また、状況や条件が好都合であることを指す。
後便とは、後日送付される手紙や通信、あるいは次回の便りのことを指す。前便に対する語であり、詳細な連絡や情報を次回の通信に委ねる際に用いられる表現である。
音便とは、発音上の便宜のために語形が変化する現象を指し、主にイ音便・ウ音便・促音便・撥音便の四種に分類される。例えば「泣きて」が「泣いて」となるのはイ音便、「行きて」が「行って」となるのは促音便の例である。
排便とは、消化器官で処理された食物の残渣が大便として体外に排出される生理現象を指す。
郵便とは、郵便事業者が手紙やはがき、小包などの郵便物を集め、国内や国外へと配達する制度、またその仕組みを指す。転じて、その制度によって取り扱われる郵便物そのものを指す場合もある。
検便とは、採取した大便を検査し、寄生虫卵や病原菌の有無、潜血反応などを調べることで、腸を含む消化器系の健康状態や疾患を診断するための検査を指します。
軽便とは、取り扱いが容易で便利な様子を指す。重さや手間が少なく、簡素で使い勝手の良いことを表し、特に携帯や移動が簡単な物事に用いられる。
穏便とは、物事を円滑に収めるために、争いや騒ぎを起こさず、平穏な方法で処理する様子を指す。特に、紛争や問題を解決する際に、角が立たないよう配慮し、大人しい態度や手段を選ぶことを意味する。
手間がかからず、使いやすくて便利な様子。物事を簡単に済ませられる性質を指す。
口先が巧みで人に媚びへつらい、心根が曲がっているさまを指す。人に取り入るために言葉巧みに振る舞う様子を表し、「阿諛便佞」のように用いられることもある。「弁佞」とも書く。
促音便とは、主に活用語の連用形語尾において、母音が脱落し促音(「っ」)に変化する音便の一種である。例えば、「打ちて」が「打って」となるような変化を指す。
便乱坊は、道理に合わないことや愚かなさまを指す。また、人を罵る際に用いる言葉で、愚か者や馬鹿を意味する。江戸時代に見世物にされていた便乱坊という人物の名前に由来するとされる。表記は「可坊」や「篦棒」とも書く。
阿諛便佞は、相手の機嫌をとり、口先だけで巧みにへつらって気に入られようとする様子を表す四字熟語である。「阿諛」は顔色を窺いながらおもねることを指し、「便佞」は言葉巧みではあるが心に誠実さを欠くさま、あるいはそのような人物を意味する。「阿諛弁佞」とも書く。
大腹便便は、太った腹が前に突き出ている様子を表す四字熟語である。特に肥満体の人の外見を形容する際に用いられ、しばしばゆったりと落ち着いた風貌を連想させる。故事に由来し、『後漢書』の「辺韶伝」に見える記述に基づく。
善巧方便とは、仏教において衆生を導くために状況に応じて巧みに用いられる手段や方法を指す。真実の教えを説くに当たり、相手の理解力や機根に合わせて適切な方策を講じる、慈悲に基づいた柔軟な対応のあり方を表す語である。
「句駮省便」とは、『資治通鑑』に見られる四字熟語で、文章の冗長な部分を削り、表現を簡潔にして読みやすくすることを指します。特に公文書や記録において、無駄を省き要点を明確に伝えるための方法として用いられています。
軽便信用とは、手軽で簡便な方法で信用を獲得することを指す四字熟語である。主に、手間をかけずに得た信用や、安易な信頼関係を意味し、時にその信用の脆弱さや浅はかさを含意する。