十能とは、主に炭火を扱う際に用いる道具で、形状はスコップに似ている。先端部分は金属製で、火の粉を受け止めやすく、取っ手は木製となっており、熱が伝わりにくい構造である。冬の囲炉裏や火鉢で炭を移動させる際などに使われる。
万能とは、あらゆる物事に対して効果を発揮する性質を指し、例えば万能薬のように様々な症状に効くものを形容する。また、あらゆる分野に優れ、何でも巧みにこなす能力や人物を表す際にも用いられ、スポーツ万能といった表現がこれに当たる。なお、「マンノウ」と読む場合は、除草などに用いる農具の意味を持つ。
ある事柄が実現したり実行できたりする見込みがあることを表す。また、そうした事態が起こりうる性質を指すこともある。
本能とは、動物が生まれつき備えている性質や能力のことであり、学習や経験によらずに発現する行動の基盤となるものです。例えば母性本能や帰巣本能などが挙げられ、種の保存や生存に直接関わる重要な働きを指します。
多能とは、一人の人間が様々な才能や技能を備えている状態を指し、多芸多才であることを意味する。また、機械や装置などが複数の機能や性能を有している場合にも用いられ、多機能であることを表す。
尾能とは、能楽の演目編成において一日の最後に演じられる能を指す。五番立ての演目構成では第五番目に位置することから「五番目物」とも呼ばれ、その表記には「切能」も用いられる。
性能とは、機械や装置などが持つ性質と能力の総称であり、特にその効率や働きの良し悪しを指して用いられる。例えば、自動車や電化製品などについて、その機能の程度を評価する際に「性能が良い」などと表現する。
能事とは、その立場や状況において果たすべき務め、あるいは遂行しなければならない事柄を指す。
能書とは、毛筆を用いて巧みに文字を書く技芸、またはそのような技芸に優れた人物を指す。特に書道において優れた筆跡を生み出す能力や、そのような書を能くする者を意味する。
能筆とは、文字を巧みに書くこと、またそのような書の技量を指す。能書と同義であり、優れた筆跡や書道の才能を意味する。
文章を巧みに書く能力に優れていること。また、そのような能力を持つ人を指す。
話し方が巧みで、弁舌に優れている様子。また、そのような人を指す。
一定の時間内に遂行される仕事の量や成果の程度を指し、仕事の進捗や効き具合を表す。
能力とは、特定の事柄を成し遂げるために必要な力や働きを指す。例えば、運動や思考、技術の習得など、個人が持つ様々な面での力量を表す。また、法律の分野では、私権を完全に行使し得る資格を意味する場合もある。
物事を行うのに必要な能力や技能を欠いており、期待される役割を果たせない状態を指す。特に、職務や任務において適切な成果を上げられない様子をいう。
権能とは、ある地位や資格に基づいて物事を決定し、または実行することを認められた能力、およびその作用が及ぶ範囲を指す。権限とそれを行使する実力を併せ持つ概念である。
薪能とは、夜間に薪を焚く篝火を照明として行われる能のことで、特に夏の風物詩として親しまれている。その起源は神事にあり、例えば奈良の興福寺などで神への奉納として執り行われることもある。野外で催されることが多く、炎の揺らめきが幽玄な舞台を演出する特色を持つ。
伎能とは、ある物事を遂行するために必要な技術や能力を指し、特に習得した腕前や技量を意味する。表記としては「技能」と書かれることもある。
堪能とは、ある技術や学問・芸術の分野において優れた能力を備えている様子を指します。また、十分に満足するまで楽しむことや、満ち足りることを意味することもあります。後者の用法では、食欲や欲求を心ゆくまで満たす際に用いられます。
一能一芸とは、一つの技能や一つの芸事に秀でていることを指す。特に、何か一つでも優れた特技を持っている様子を表す四字熟語である。
一芸一能とは、ある特定の技芸や才能に優れていることを指す四字熟語である。一つの芸道や一つの技能に秀でている様を表し、広く浅くではなく、一つを深く極めることの価値を示す表現として用いられる。
無為無能とは、何もせずに過ごし、何の役にも立たない様子を指す。また、そのような性質や人物を表すこともある。「無為」は為すべきことを行わない状態を、「無能」は能力や才能に欠けていることを意味し、両者が結びついて、怠惰で無力なあり方を強調する表現となっている。
万能一心とは、多くの才能や技芸に恵まれていても、物事を成し遂げるためには、向上心や努力を続ける誠実な心構えが不可欠であるという教えを表す四字熟語である。優れた能力だけに頼るのではなく、一つのことに集中して取り組む真摯な態度こそが、真の達成をもたらすと説いている。
能鷹隠爪とは、優れた才能や鋭い能力を持つ者が、それを表面に現さずに隠している様子を表す。鷹が鋭い爪を隠すように、真の実力や技量を普段はあえて誇示せず、控えめにしているたとえである。
能者多労とは、才能や能力に優れた人物は、それゆえに多くの仕事を任され、苦労も多いという意味である。『荘子』「列御寇」に由来する四字熟語で、有能であるが故に重責を担い、多忙を極める様を表す。
「能事畢矣」とは、成すべき事柄をすべて成し遂げた状態を指す四字熟語である。『易経』に由来し、本来の役目や使命を完全に果たし尽くし、もはや為すべきことが残っていないという境地を表す。