朱印とは、朱肉を用いて押された赤色の印章を指す。また、戦国大名や江戸幕府の将軍がその朱印を押した公文書である朱印状の略称としても用いられる。
朱肉とは、朱色を呈する印肉のことで、印章や印鑑に付けて押印する際に用いる。
朱墨とは、朱色の墨のことを指す。また、朱筆と墨筆を併せて指すこともあり、朱で書くことと墨で書くことを意味する。読み方としては「シュボク」のほか、「シュずみ」と読む場合もある。
洗朱とは、朱色の淡い色調を指し、わずかに黄色がかった薄い赤色を呈する。また、その色を用いて刷毛目を立てて塗装された漆器のこともいう。
朱欒は、ミカン科の常緑小高木で、インドシナ半島を原産とする。暖かい地域で栽培され、黄色く厚い果皮は砂糖漬けにされるなど食用とされる。漢名に由来する名称であり、ボンタンやブンタン、ザンボアとも呼ばれる。また、「香欒」と表記されることもある。
朱唇とは、赤みを帯びて美しい唇のことを指し、特に口紅を施した艶やかな唇の形容に用いられる。
朱蘭はラン科の多年草であるシランの別称であり、紫蘭とも呼ばれる。
朱雀院は平安時代の離宮の一つであり、嵯峨天皇以降、譲位した歴代天皇の御所として用いられた。京都市内の朱雀大路に位置し、「シュジャクイン」とも読まれる。
陶朱猗頓は、古代中国の富豪として知られる陶朱公と猗頓の二人を指す四字熟語で、『史記』「貨殖伝」にその名が見える。この語は、巨万の富を築いた成功した商人や資産家の代名詞として用いられる。
朱墨爛然とは、朱色の墨で書かれた文字が鮮やかで美しく輝いている様子を表す四字熟語である。特に書物や書画において、丹念に施された朱筆のあとが明瞭で、その色彩の鮮烈さが際立っている状態を指す。転じて、学問や研究において注釈や校正が丁寧に行われ、内容が整然としていることの喩えとしても用いられる。
近朱必赤とは、朱色のものに近づけば必ず赤く染まるという意味から、人は付き合う相手や環境の影響を強く受けることを表す四字熟語である。特に良くない人物と交際すれば悪い方向に感化されるという戒めの意を含み、傅玄の「太子少傅箴」に由来する。