婚姻関係にある男女の一組を指す語。特に夫と妻の関係を表す際に用いられる。
夫婦とは、婚姻関係にある男女、すなわち夫と妻の組み合わせを指す語である。「めおと」と読み、夫婦一組を表す際に用いられる。例えば、夫婦で使う対の茶碗を「夫婦茶碗」などと表現する。なお、同じ漢字で「ふうふ」と読む場合もある。
若い女性、特に若い既婚女性を指す語。表記としては「小婦」と書くこともある。
結婚して家庭を切り盛りする女性を指す。家事や育児など家庭内の管理を主な役割とする立場を表し、特に職業を持たない場合は専業主婦とも呼ばれる。
妊娠している女性を指す語。胎児を体内に宿している状態の女性を表す。
妖婦とは、妖艶な魅力で男性の心を惑わせる女性を指す。その美しさは時に不気味なほど艶やかで、人をたぶらかすような危険な色香を漂わせている。
律令制において五位以上の位階を持つ女性を指す呼称であり、宮中に仕える女官である内命婦と、五位以上の官人の妻である外命婦に分けられる。また、平安時代には中﨟に相当する宮仕えの女房を指す場合もある。
妬婦とは、嫉妬心の強い女性を指す語で、特に他人の幸せや成功を素直に喜べず、ねたみややきもちを抱きやすい性質を表す。
悪意に満ちた心を持ち、狡猾な手段で他人に危害を加える女性を指す語。特に、その悪意が陰険で執拗な性質を持つ場合に用いられる。
烈婦とは、貞節を守ることを自らの信念とし、それを脅かす状況に直面した際に、自らの命を犠牲にしてまでその信念を貫いた女性を指す。
正式な婚姻関係にない女性の愛人を指し、内縁の妻としての関係にある女性を意味する。
節婦とは、貞操を固く守り、生涯を通じて一人の夫に仕える女性を指す。古くから貞婦や貞女と同義で用いられ、「節婦は二夫に見えず」という故事にもその規範が示されている。
裸婦とは、衣服を身につけていない女性を指す語である。特に美術の分野においては、絵画や彫刻などの作品の主題として描かれた、裸体の女性像を意味する場合が多い。
配偶者を亡くし、再婚していない女性を指す。特に夫に先立たれた女性を意味する。
奸婦とは、悪知恵に長けた女性を指すとともに、夫以外の男性と密通する女性をも意味する。後者の意味では「姦婦」と表記されることもある。
褥婦とは、出産直後の女性を指し、産褥期において安静を保ちながら身体の回復を図る期間にある者をいう。
「懶婦」は、怠け者の女性や無精な女性を指す語である。漢字表記としては「嬾婦」とも書かれる。
夫に先立たれた女性を指す語で、寡婦や未亡人と同じ意味である。
巧婦鳥はミソサザイ科の小型の鳥を指す名称であり、漢名に由来する。その名は、精巧な巣を作る習性にちなんでいるとされる。別称として鷦鷯(みそさざい)とも呼ばれる。
絡新婦はコガネグモ科に属するクモの一種で、その名は「女郎蜘蛛」とも呼ばれる。雌が大きく目立つ外見を持つことからこの名が付けられたとされる。
家柄や血筋がよく、高い身分にある女性を指す。また、優雅で気品に満ちた様子をたとえる表現としても用いられ、例えば豪華客船を「海の貴婦人」と呼ぶことがある。
一人の男性が一人の女性と婚姻関係を結ぶ形態を指す。一夫一妻制とも呼ばれ、単婚あるいはモノガミーに相当する。これに対し、一人の男性が複数の女性と婚姻関係を持つ一夫多妻(ポリガミー)や、一人の女性が複数の男性と婚姻関係を持つ一妻多夫(ポリアンドリー)とは異なる制度である。
「婦怨無終」は、女性の恨みがいつまでも消えずに続くことを意味する四字熟語である。『春秋左氏伝』僖公二十四年に由来し、女性が抱く深い怨みは容易には解消されず、長く尾を引くものであることを表している。
哲婦傾城は、『詩経』「大雅」に由来する四字熟語で、聡明で才知に長けた女性が国を滅ぼすほどの影響力を持つことを意味する。美しい女性が君主を惑わせて国を傾けるという「傾国傾城」の故事と通じ、女性の才知や魅力が時に国家の命運を左右する危険性を暗示する表現として用いられる。
醜婦之仇とは、『説苑』「尊賢」に見える故事に基づく四字熟語で、醜い女が自分の醜さを鏡のせいにして鏡を憎むという喩えから、己の欠点や過ちを省みず、それを映し出す者や物を逆恨みする愚かな態度を指します。
三日新婦とは、結婚して三日しか経っていない新妻のことを指す。転じて、物事に慣れず未熟な者や、経験が浅く不慣れな状態を喩える表現として用いられる。『梁書』曹景宗伝に典拠を持つ四字熟語である。
「黄絹幼婦」は、絶妙であること、あるいは物事を巧みに見抜くことを意味する四字熟語である。これは「黄絹」が色糸(色糸)で「絶」の字を構成し、「幼婦」が少女(少女)で「妙」の字を構成することに由来する。『世説新語』「捷悟」篇に故事が見え、文字を分解して解読するその見事さをも表す。