放蕩とは、酒や女遊びに耽り、身持ちを正さずに道楽にふけることを指す。品行が乱れ、自堕落な生活を送る様子を表し、特に若い頃からの習慣や性向として用いられることが多い。
「浩蕩」とは、水が広々と満ちあふれてゆったりと流れる様子を表す。そこから転じて、規模が大きくて限りなく広がっているさまや、心が大きくゆとりがあり、小さなことにこだわらない奔放な気性を指す。
遊蕩とは、だらしなく遊びにふけることを指し、特に酒や女遊びに耽る様子をいう。漢字「蕩」には、しまりがないさまの意味が含まれており、放蕩と同義で用いられる。また、「游蕩」と表記されることもある。
広々として大きいさまを表し、またゆったりと穏やかで平らかな様子を指す。さらに、水勢が激しく盛んなさまを形容する場合にも用いられる。
物事が大きく揺れ動く様子を指し、またそのように揺り動かすことをも意味する。水面や心の状態などが不安定に揺らめくさまを表す語である。
蕩産とは、主に酒や色事に耽るなどして身を持ち崩し、財産をすべて失ってしまうことを指す。
蕩児とは、酒や遊興に耽り、身持ちを慎まない者のことを指す。特に素行が悪く、放蕩な生活を送る者を意味し、道楽者や放蕩息子とも呼ばれる。
財産や金銭をすべて使い果たして、何も残らない状態にすること。
蕩然とは、物事がすっかりなくなって跡形も残らないさまを指す。また、気ままに振る舞うだらしのない様子をも表す。
放蕩三昧とは、酒や女遊びに耽り、節度を失うほどに気ままな生活を送ることを指す。「放蕩」はわがままに振る舞う意、「三昧」は仏教で一つの対象に精神を集中することを意味し、転じてそのことに没頭することを表す。つまり、酒色に深く溺れ、度を越した享楽にふける様をいう。
漂蕩奔逸とは、舟が漂い馬が駆けるように、一つの場所に留まらずにさまよい歩き、心や行動にまとまりのない様を表す四字熟語である。王陽明の学説においては、欲望や感情に流されて自らの本心を見失う状態を指して用いられる。
飄忽震蕩とは、素早く揺れ動く様子を表す四字熟語である。物や状況が不安定で、軽やかに、あるいは激しく震え動くさまを指す。
「蕩佚簡易」とは、心が広くゆったりとして細かいことにこだわらず、物事のやり方が簡素で煩わしさのない様子を表す四字熟語である。『後漢書』「班超伝」に典拠を持ち、度量が大きくて飾り気がなく、自然体で生きる態度を指す。
「跌蕩放言」とは、自由闊達に思うままを述べ立てることを意味する。後漢の孔融が、権威を恐れずに自らの意見を縦横に論じた故事に由来する四字熟語である。