凶禍とは、不運や災難を意味する語で、凶も禍もともにわざわいを表す漢字である。主に予期せぬ不幸な出来事や、人に降りかかる災いを指して用いられる。
凶漢とは、人に危害を加えるような残忍な性質を持った男を指す。悪漢や暴漢、凶徒などと同様の意味で用いられ、「漢」は男を表す語である。なお、「兇漢」と書かれることもある。
凶行とは、人を殺傷するなど、極めて残忍で道理に反する行為を指す。特に人命を奪うような重大な犯罪行為に用いられ、「凶行に及ぶ」などの形で使われる。
凶年とは、農作物の収穫が極端に少ない不作の年を指す。また、大規模な災害や不幸な出来事が相次いだ年にも用いられる。
凶荒とは、農作物の収穫が極端に少なくなる深刻な不作の状態を指し、しばしば飢饉や食糧不足を引き起こす事態を意味する。
農作物の収穫が極端に少なく、特に米穀において著しい不作の状態を指す。自然災害や気候不順などにより、平年に比べて収量が大幅に減少することをいう。
凶変とは、不吉な出来事や災いを指す言葉で、身内に続く不幸や予期せぬ災難など、悪い方へと事態が変化することを意味します。
凶報とは、不吉な出来事や不幸な事件を知らせる報せを指す。特に、人の死去を伝える訃報の意味で用いられることが多い。
凶事とは、縁起が悪く不吉な出来事を指し、特に人の死や災難など不幸な事態を意味する。吉事の対義語として用いられ、めでたい事柄とは正反対の、忌むべき事象を総称する表現である。
凶暴とは、性質や行動が極めて残忍で荒々しく、手に負えない様子を指す。人や動物の気性が激しく、制御が難しい状態を表し、時に暴力を伴う危険な振る舞いを含意する。
凶日とは、何か物事を行う際に不運や災いが起こりやすいとされる縁起の悪い日のことを指します。吉日と対をなす概念で、古くから暦や占いにおいて避けるべき日とされてきました。
凶悪な行為を行う者を指し、特に殺人や傷害事件の犯人をいう。また、その者が行った行為そのものを指す場合もある。
凶状とは、殺人や強盗など凶悪な犯罪行為の事実、あるいはその罪状を指す。特に前科として記録されるような重大な罪の内容を意味し、「凶状持ち」などの表現で用いられる。表記は「兇状」とも書く。
凶刃とは、殺人などの凶悪な犯罪を行うために用いる刃物を指す。兇刃と書くこともある。
凶賊とは、凶悪な行いをする悪人のことを指す。特に、人を殺傷したり社会の秩序を乱したりするような、はなはだしい悪事を働く者をいう。兇賊とも書く。
吉凶とは、物事の良い兆しと悪い兆しを指す言葉であり、特に運勢や事の成り行きについての前兆を占う際に用いられる。
吉凶禍福とは、人生における幸運と不運、幸福と災難を総称する四字熟語である。吉と福は喜ばしく幸せな出来事を指し、凶と禍は不吉で災いをもたらす事態を表す。すなわち、人の運勢や物事の成り行きが良い方向に向かうか悪い方向に向かうか、その両面を含めた人生の諸相を言い表す語である。
兵者凶器は、武器や戦争が人を傷つける凶悪な道具であることを示す四字熟語である。『国語』越語下に由来し、武力の行使がもたらす悲惨な結果を戒める意味で用いられる。