広敷とは、広々とした座敷や広間を指す語である。江戸時代の武家屋敷においては、大名家の奥向きに設けられた区域を意味し、特に江戸城の本丸や西の丸では大奥に隣接する局(つぼね)を指した。また、町家においては台所の入口に設けられた板の間を広敷と呼ぶ場合があった。
屋敷とは、家屋が建てられている土地そのものを指すとともに、特に広い敷地に立派な構えで建てられた邸宅をも意味する。後者の場合、「邸」と書くこともある。
座敷とは、畳を敷き詰めた部屋を指し、特に客をもてなすための客間を意味する。かつて家屋が板張りであった時代に、人が座る場所に円座や畳を敷いたことに由来する語である。
敷桁とは、建築において柱の上部を水平方向に連結する横木を指し、小屋梁や根太などの構造材を支える役割を担う。
敷設とは、鉄道や水道、通信網などの設備や線路を地面や地中に設置することを指す。特に社会基盤を整備する際に用いられ、同義の表記として「布設」も認められる。
折敷とは、薄く削った木の板を四辺に折り曲げて縁を形成した角形の盆を指す。神事において供物を載せたり、食器を置く台として用いられる器である。
鉄敷とは、金属を鍛造する際に用いる鉄製の台を指す。鍛冶作業において材料を載せて打ち延ばすための道具であり、鉄床(かなとこ)とも呼ばれる。表記は「金敷」と書かれることもある。
角屋敷とは、道路の曲がり角に位置し、二つの面が道路に接している屋敷を指す。
風呂敷とは、物を包んで運ぶために用いる正方形の布を指す。かつて銭湯で衣類を包んだり、浴後の足を拭ったりしたことに由来する。転じて、誇張した発言や大げさな計画を「大風呂敷を広げる」と表現する。
倉庫に物品を保管する際に発生する料金のことで、保管料や敷料とも呼ばれる。
揚座敷とは、江戸時代の江戸小伝馬町や京都の六角の牢屋敷において、上級旗本や僧正・神主などの身分の高い未決囚を収容した特別な独房を指す。
「敷天之下」は『詩経』の「周頌・般」に典拠を持つ四字熟語で、天が覆い広げるこの世のすべて、すなわち全世界や天下を指す表現である。