基本情報
意味
昔の中国の国名、くれ(中国の古称)、さわがしい
読み方
音読み
訓読み
書き方
画数ごとの書き順
意味
1
昔の中国の国名。特に春秋時代、三国時代、五代十国時代などに存在した国を指す。
2
くれ。古く日本で中国を指した呼称。例として「呉音」「呉竹」などがある。
3
さわがしい、かまびすしい。人々の声や音が大きく騒がしい様子を表す。
4
くれる、与える。相手に物を与えることを指す。
熟語
呉織は、古代に中国の呉の地から日本に渡来したと伝えられる機織りの技術者を指す。また、その技術によって織り出された織物そのものをも意味する。後に「呉服」という語の由来ともなった。
呉汁は大豆を水に浸してすりつぶし、こしたものに味噌で味付けをした汁物を指す。また、同様に大豆をすりつぶしてこしたものを染色の際の色止め剤として用いる場合もあり、この意味では「豆汁」と表記することもある。
ミカン科に属する落葉性の小高木で、中国を原産地とする。夏期に緑白色の小さな花を咲かせ、秋には赤褐色の果実を結ぶ。この果実は生薬として用いられ、漢方の分野で重要な薬材とされている。
秦に反旗を翻して最初に兵を挙げた陳勝と呉広の故事に由来する四字熟語。彼らの蜂起を契機に各地で反乱が相次ぎ、秦は滅亡したことから、物事の先駆けとなる者や、ある行動を主導する者を指す。
「呉市吹簫」は、中国の史書『史記』「范雎伝」に由来する四字熟語で、元来は楚の国の伍子胥が呉の街で簫を吹きながら物乞いをした故事を指す。転じて、困窮して街頭で物乞いをする境遇や、才能を持ちながら不遇な生活を送ることを喩える表現として用いられる。
「呉牛喘月」は、疑心暗鬼から必要以上に恐れおののく様子を表す四字熟語である。中国江南地方の水牛が暑さに弱く、夜に月を見ても太陽と勘違いして息をあえぐという故事に由来する。転じて、先入観や誤解によって実際には無害なものに対しても過度に警戒したり怯えたりする喩えとして用いられる。
「呉下阿蒙」は、進歩の見られない昔のままの人物を指す四字熟語である。故事は中国三国時代の呉に由来し、もと無学であった呂蒙が学問に励んで見識を深め、旧知の魯粛が再会した際に「もはやかつて呉にいた頃の蒙ではない」と感嘆したことに基づく。ここから、学問や識見において著しい成長を遂げた者に対して、過去の未熟な姿と比較して用いられる表現となった。