肩を並べること。また、互いに優劣がつかず同等の立場や水準にあること。特に能力や実力において他と対等であることを指す。
肩巾(ひれ)とは、古代の身分の高い女性が首から肩にかけて垂らし、装飾とした細長く薄い布のことを指す。表記は「領巾」と書くこともある。
肩書とは、名刺などにおいて氏名の上や脇に記される役職や称号を指す。また、より広く、個人が社会において担う地位や身分そのものを意味することもある。
肩車とは、相手を自分の肩の上にまたがらせて持ち上げる行為を指す。特に子供が親などにせがむ遊びとして親しまれている。また柔道においては、低い姿勢から相手を肩に担ぎ上げて投げる技の名称でもある。
肩身とは、肩から胴体にかけての部分を指すが、転じて世間に対する体面や面目を意味する。特に「肩身が狭い」などの表現で、恥ずかしさや居心地の悪さを表す際に用いられる。
肩章とは、制服などの肩の部分に取り付ける徽章のことで、主に着用者の階級や役職、所属などを示すための標識として用いられる。
肩の力が強いことを指し、特に野球においてボールを力強く遠くまで投げられる能力を意味する。そのような肩を持つ選手を形容する際にも用いられる。
道路の車道外側に設けられた帯状の部分を指し、歩行者や路側帯、緊急時の車両停車などに用いられる。また、地形によっては道路脇の法面(のりめん)を指す場合もある。「ろけん」とも読む。
肩衣とは、袖のない簡素な衣服で、かつて貧しい身分の人々が着用したものとされる。また、室町時代以降の武士の礼服として、小袖の上に重ねて着る上衣のことも指す。
肩輿とは、肩に担いで人を運ぶ乗り物である駕籠(かご)の一種を指す。輿(こし)とも呼ばれ、人が中に座って移動するための道具として用いられた。
鳶肩とは、鳶が翼を休めているときの姿に似た、肩が上方に張り出して見える肩の形状を指す。いかり肩とも呼ばれ、肩甲骨がやや突出し、首元から肩先にかけてのラインが角張って見える状態をいう。
肩甲骨は、背部の両側に位置する逆三角形の扁平な骨で、上肢と体幹を連結する役割を担っている。俗に「貝殻骨」とも呼ばれる。
及肩之牆とは、肩の高さに達する塀を指す。『論語』子張篇に由来し、低い塀は容易に乗り越えられることから、学問や道徳において努力次第で達成可能な境地を喩える。
人通りが非常に多く、人と人が肩を擦り合い踵を踏み合うほど混雑している様子を表す。
比肩随踵は、肩を並べ踵を接するように、多くの人が絶え間なく続く様子を表す四字熟語である。人々が後から後へと途切れることなく連なり、ひしめき合うような混雑した状況や、次々に続いて起こる事態を指す。『晏子春秋』に典拠を持ち、文字通り「肩を比べ踵に随う」と訓読される。
比肩継踵は、肩と肩が触れ合い踵が連なるほど多くの人が集まり、非常に混雑している様子を表す四字熟語である。『晏子春秋』に由来し、人出の多い盛況な場面を描写する際に用いられる。
耳竪垂肩とは、耳が立ち肩が垂れ下がる様子を表す四字熟語で、特に年老いて体力が衰え、容貌が弱々しくなった様子を指します。『晋書』「陳訓伝」に典拠を持つ故事成語であり、人の老いや衰弱を表現する際に用いられます。
車の轂(こしき)が互いにぶつかり合い、人々の肩が触れ合うほど混み合っている様子を表す。転じて、街や場所が非常に賑わい、多くの人でごった返しているさまを指す。『戦国策』に由来する四字熟語である。
肩摩轂撃とは、人や車馬の往来が非常に激しく、混雑している様子を表す四字熟語である。人の肩と肩が触れ合い、車の轂(こしき、車輪の中心部)同士がぶつかり合うほど込み合っているさまを指し、主に都会の雑踏を形容する際に用いられる。語源は『戦国策』にあり、「轂撃肩摩」ともいう。