月が欠けることと満ちること。月の満ち欠けを指す語で、「盈」は満ちることを意味する。
水が容器に満ちあふれるさまを表し、転じて女性の姿がしなやかで美しく、豊かな魅力に満ちている様子を形容する。
盈虧とは、月が満ち欠けする様子を指すとともに、物事が栄えたり衰えたりする盛衰の変化をも意味する。
盈虚とは、満ちることと虚ろなことから転じて、物事の盛衰や栄枯を指す。特に月の満ち欠けに喩えられるように、この世の事象が絶えず変化し、一定の状態に留まらない様を表す語である。
盈月とは、月が完全に円形に見える状態を指し、特に陰暦の十五夜に現れる満月を意味する。月の満ち欠けにおいて最も豊かな姿を示すことから、この名で呼ばれる。対義語として、月が欠け始める状態を表す「虧月」がある。
物事が十分に満ち足りている状態を指し、特に富や権力が極めて豊かで充実している様子を表す。
欠けることと満ちること。特に月や潮の満ち欠けを指す。盈虚(えいきょ)と同義で、物事が増減し循環する様子を表す。
物事が満ち溢れるほどに達すると、かえって災いを招くという戒めを表す。『後漢書』折像伝に由来し、繁栄の極みに危険が潜むことを示唆する。
盈盈一水は、あふれるばかりの水が隔てることを意味し、互いに慕い合う者が直接会うことのできない切なさを表す。この表現は、天の川を隔てて年に一度しか会えない彦星と織姫の伝説に由来し、『文選』所収の「古詩十九首」にも見られる。
一水盈盈とは、一筋の水が満ちあふれて清らかにたたえている様子を表す。転じて、わずかな水の流れが澄みきって美しい光景を指し、また限られた範囲の中に豊かな情感や趣が満ちていることを喩える表現として用いられる。
「一虚一盈」は、あるときは空になり、あるときは満ちるという意味の四字熟語である。物事が一定の状態に留まらず、常に変化して予測しがたい様子を表す。ここでの「虚」は空っぽになること、「盈」は満ちあふれることを指し、「一…一…」は「あるときは…あるときは…」という対比を示す。
朝盈夕虚とは、朝には満ちていたものが夕方には空になることを意味し、物事の繁栄や富が長続きせず、あっという間に失われてしまう様子を表す。人生の栄枯盛衰や世の中の無常を喩える表現として用いられる。
持盈保泰とは、富み栄えた状態を維持し、平穏を保つことを意味する。『詩経』の「大雅」に由来し、成功や繁栄を手に入れた後も驕ることなく慎み深く振る舞い、その状態を安泰に保つべきであるという教えを表す。