耐え難い状況や苦痛にじっと耐え、服従することを指す。不本意な境遇や圧力に抵抗せず、内心の思いを抑えて従う態度や状態を表す。
苦痛や怒りなどの不快な感情を、じっとこらえて耐え抜くことを指す。困難な状況や不快な出来事に対して、感情を抑えて長く持ちこたえる態度や能力を表す。
スイカズラの別称であり、その葉を乾燥させたものは生薬として忍冬(にんどう)と呼ばれる。
忍冬はスイカズラ科のつる性常緑低木で、山野に自生する。初夏に甘い香りを放つ白い筒状の花を咲かせる。葉は利尿や解熱の薬用として用いられる。漢名に由来し、冬でも葉が枯れないことにちなむ。「冬」と表記することもあり、「ニンドウ」とも読む。
忍者とは、敵地に潜入して情報収集や破壊工作などを行う者を指す。特に日本の戦国時代などにおいて、諜報活動や奇襲を任務とした特殊な技能集団やその構成員をいう。
思いやりがなく、無慈悲に他者を傷つけることを平然と行うさま。人の苦しみや痛みに対して冷淡で、残酷な行為をためらわない性質を表す。
軒忍はウラボシ科のシダ植物で、低山地の樹皮や岩肌、あるいは家屋の軒先や屋根などに自生する。細長く深緑色の葉を持ち、その裏側には胞子嚢が整然と並んでいる。別名をシノブグサやヤツメランともいう。
惨忍とは、人間としての情けや憐れみを欠き、無慈悲でむごたらしい行いを平然と行うさまを指す。他者の苦痛に対して冷淡で、残酷な行為をためらわずに遂げる性質や態度を表す。
釣忍とは、シノブグサの根茎を束ねて軒先などに吊るし、涼やかな風情を添える夏のしつらえを指す。
堪忍とは、苦痛や困難を耐え忍ぶことを指し、また怒りを抑えて他人の過ちを許す意味も含む。
恥辱や苦痛を耐え忍び、心を動揺させずに平静を保つこと。
苔忍はコケシノブ科に属するシダ植物で、山地の岩肌や樹幹に着生する。茎は糸のように細く、葉は薄い膜質で羽状に細かく裂け、その先端には胞子嚢を付ける。
猜忍とは、他人を疑う心が強く、情け容赦のないさまを指す。猜疑心に駆られて他者を信じず、冷酷で思いやりのない態度をとることをいう。
屈辱を口の中に含んで耐え忍ぶことを意味する四字熟語。恥辱や苦難をじっと我慢して堪え忍ぶ姿勢を表し、『後漢書』曹世叔妻伝に典拠を持つ。
包羞忍恥は、恥辱を包み隠して耐え忍ぶことを意味する四字熟語である。辱めや不名誉なことを外に表さず、内心でじっと我慢し、堪え忍ぶ態度を指す。唐代の杜牧の詩「題烏江亭」に由来し、逆境においても屈せず、将来の再起のために一時の恥辱を耐えしのぶという、忍耐強い精神のあり方を示す表現として用いられる。
怒りや悔しさを感じながらも、それを表に出さずにじっと我慢し、声を押し殺すことを意味する。
慈悲忍辱は仏教用語で、慈しみの心と恥辱を耐え忍ぶことを意味する四字熟語である。僧侶が修めるべき重要な徳目とされ、『太平記』にもその用例が見られる。
残忍酷薄とは、人間としての情けや思いやりが全くなく、冷酷で薄情な様子を表す四字熟語である。ここでの「残忍」はむごたらしいこと、「酷薄」は冷酷で情に薄いことを意味し、両者が組み合わさって、他者に対する非情で無慈悲な態度を強調している。
堅忍不抜とは、意志が強固で、いかなる苦難や困難にも耐え忍び、決して心が揺るがない様子を表す四字熟語である。
何事にも耐え忍ぶ強靭な意志を持ち、飾り気なく素直な気性を備えている様子。また、そのような性質を指す。『史記』に由来し、我慢強く正直な人柄を表す四字熟語である。
堅忍果決とは、困難や苦難に耐え忍ぶ強靭な精神と、いざという時に思い切った決断を下す決断力を兼ね備えた様を表す四字熟語である。吉田松陰の「士規七則」にも見られ、志を持つ者が持つべき資質として説かれる。