干支(えと)は、十干と十二支を組み合わせた六十通りの周期を指し、年月や時刻、方角などを表すのに用いられます。その名称は「兄(え)」と「弟(おと)」に由来するとされ、「カンシ」と読むこともあります。
干害とは、長期間にわたる降雨の不足により水が涸れ、農作物などが受ける被害を指す。旱害と同義であり、干ばつによる災害を表す語として用いられる。
干潟とは、遠浅の海岸において潮が引いた際に海面から現れる泥や砂の浅い陸地を指す。干潮時にのみ姿を現し、潮が満ちると再び水没する特徴を持つ。
干葉とは、枯れて乾燥した葉のことを指す。また、大根の葉や茎を干して保存食としたものも意味し、この場合には「乾葉」と表記することもある。
干拓とは、遠浅の海や湖沼、あるいは湿地帯などに堤防や水門を築いて内部の水を排水し、新たに陸地を造成して農地や宅地などとして利用することを指す。
干物とは、魚介類などを天日や火力で乾燥させ、保存性を高めた食品を指す。乾物とも表記される。
干天とは、長期間にわたって雨が降らず、空が乾燥した状態が続くことを指す。特に夏の日照りが続く空模様を表す際に用いられ、「旱天」の書き換え字としても使われる。
干犯とは、他者の領域や権利に立ち入り、それを侵害することを指す。特に国際法において、他国の主権や領土、領空などを侵す行為を意味し、例えば領空権を干犯するといった形で用いられる。
水干とは、糊を用いずに水に浸して板に張り乾燥させた絹布を指す。また、その布地で作られた狩衣の一種を指し、元来は庶民の日常着であったが、後に公家の私服や少年の礼服として用いられるようになった。
甘干とは、渋柿の皮をむいて乾燥させた食品、あるいは魚を軽く干したものを指す。
数量や程度がそれほど多くないさまを表す。少し、わずかといった意味で、主に書き言葉として用いられる。
「そこばく」は「若干(じゃっかん)」と同じ意味で、数量や程度がそれほど多くないことを表します。また、多くの場合「たくさん」や「多数」という意味でも用いられます。表記としては「幾許」と書くこともあり、「そくばく」と読む場合もあります。
射干はアヤメ科の多年草で、檜扇(ひおうぎ)とも呼ばれる。その名は漢名に由来し、細長い葉が檜の扇のように見えることにちなむ。
野干は、中国の伝説に登場する狐に似た獣を指す語である。転じて、狐の異称としても用いられる。また、植物のヒオウギ(檜扇)の別称でもあり、この場合は「射干」と表記されることもある。
干飯(ほしいい)とは、蒸した米を乾燥させて保存や携帯に適した状態にした食品を指す。水に浸すことで容易に食せるようになることから、古くは旅や戦時の携行食として重宝された。漢字では「乾飯」や「糒」とも表記される。
干禄とは、禄すなわち武士の俸給を得ようと求めることであり、転じて官職に就くことを望むことを指す。また、天から授かる福を願い求めるという意味も持つ。
長期間にわたり雨が降らず、水が枯渇する状態を指す。特に農作物や生活用水に深刻な影響を及ぼす自然現象をいう。「旱魃」とも表記される。
干瓢はユウガオの果肉を薄く帯状に剥いて乾燥させた保存食品である。水で戻して煮物や巻き寿司の具材として用いられる。「乾瓢」と表記されることもある。
「闌干」は、建物の縁や橋などに設けられる手すりを指す語で、「欄干」とも書く。また、涙が止めどなく流れ落ちる様子や、星や月の光がきらめいて見える様子を表す際にも用いられる。
欄干とは、橋や階段、廊下などの縁に沿って設けられた、転落を防ぎ身体を支えるための横木や手すりのことを指す。漢字では「闌干」と表記することもある。
野干玉はヒオウギの種子を指し、その黒く光沢ある様子から、古くは夜や闇、また髪などの黒いものを修飾する枕詞として用いられた。射干玉とも表記される。
干戚羽旄は、古代中国の舞楽を分類する語で、武舞と文舞の両方を指します。干(盾)と戚(斧)を用いる勇壮な武舞と、羽(鳥の羽)と旄(牛の尾)を用いる優雅な文舞とを総称した表現であり、『礼記』楽記に由来する四字熟語です。
干将莫耶は、中国の伝説に登場する名匠夫妻の名前に由来する四字熟語である。干将と莫耶は夫婦であり、ともに優れた刀鍛冶として知られ、特に名剣を造ったことで語り継がれている。この語は、優れた技術を持つ夫婦や、二人が力を合わせて成し遂げる見事な仕事の喩えとして用いられる。故事は『呉越春秋』の「闔閭内伝」などに記されている。
干戈倥偬とは、戦争が続き、その対応や準備に忙殺されている様子を表す四字熟語である。干戈は武器や戦いを意味し、倥偬は物事に追われて忙しいさまを指す。戦時下の慌ただしく落ち着かない状況を言い表す語である。
干雲蔽日は、雲に届き太陽を覆い隠すほどに高くそびえ立つ様子を表す四字熟語である。後漢書の丁鴻伝に由来し、主に建築物や樹木などが非常に高く聳えているさまを形容する際に用いられる。