夜に忍び入って盗みを働く者のことを指す。漢字「盗」を含み、「ヤトウ」とも読まれる。
他人の財物をこっそりと持ち去る行為を指し、またその行為を行った者を指すこともある。
強盗とは、暴力や脅迫を用いて他人の金品を奪う行為を指し、またその行為を行う者をも意味する。特に住居などに侵入して行われる押し込み強盗もこの範疇に含まれる。
他人の所有する山林の立木を、許可なくこっそりと切り取って持ち去る行為を指す。
他人の所有物を不法に奪い取る者のことを指す。主に金品を窃取する者を意味し、「どろぼう」と同義である。また、「ぬすっと」や「ぬすと」とも読まれる。
許可なく鉱物資源や古墳などの遺跡から埋蔵物を掘り出して奪い取る行為を指す。
他人の作品やアイデアを無断で借用し、あたかも自己の創作であるかのように発表する行為、またそのような作品を指す。文芸・学術・芸術などの分野において、表現や着想を許可なく流用することをいう。
盗聴とは、他人の会話や通信内容を無断でこっそりと聞き取る行為を指し、特に電話や電子機器を用いた通信を密かに傍受する場合に用いられる。
盗難とは、他人の金品を不法に持ち去られることを指し、またそのような被害に遭う災難を意味する。
狗盗とは、こそどろ、すなわちこっそりと忍び込んで物を盗む盗人のことを指す。犬が足音を立てずに忍び寄る様子に喩えられており、転じて、こまごまとした策略を用いる者を意味することもある。
偸盗とは、仏教における五戒の一つで、他人の所有物を許可なく取る行為を指す。また、転じてそのような行為を行う者、すなわち盗人を意味することもある。この語は「トウトウ」と読まれることもある。
通行人を脅して衣服や所持品を奪い取る行為を指し、強盗の一種である。
鼠盗とは、ネズミがこそこそと物をかじる様子に喩えて、人目を盗んでこまごまとした窃盗を働く者を指す語である。こそ泥や小盗人とも呼ばれ、大がかりな強盗とは異なり、隙をうかがい少量の物を盗む行為やその者を表す。
辻強盗とは、街道や路地など人通りのある場所で通行人を襲い、金品を奪う強盗行為を指す。おいはぎとも呼ばれ、不意打ちを仕掛けることが特徴である。
「誨淫誨盗」は、みだらな行為や盗みなどの悪事を教え唆すことを意味する四字熟語である。その出典は『易経』の「繋辞伝」にあり、人を淫らな道や盗みの道へと導く言動を戒める表現として用いられる。
「掩耳盗鐘」とは、自分の耳を塞いで鐘を盗むという故事に由来する四字熟語で、自分自身を欺くような愚かな行為を指す。悪事を働く際に小手先の策を弄して自分だけが気付かないと思い込む愚かさや、都合の悪い現実から目を背ける自己欺瞞の姿勢を喩える表現である。出典は『呂氏春秋』の「自知」篇にある。
悪木盗泉とは、たとえ困難な状況に陥っても、不正や悪事に手を染めたり、それに近づいたりしてはならないという教えを表す四字熟語である。故事は、孔子が盗泉という名の泉の水を、その名を嫌って飲まなかったという『文選』所収の陸機「猛虎行」の一節に由来する。
盗人上戸とは、甘い物と酒の両方を好む者を指す。また、酒を大量に飲んでも顔色や様子に全く変化が現れない人を形容する表現でもある。
盗人根性とは、他人のものを盗むような卑しい心の持ちようを指す。盗みを働く者に特有の、ずるがしこくて厚かましい性質や、そうした行いを当然とするような悪質な性向をいう。
鼠窃狗盗とは、こそこそと人目を避け、わずかなものを盗む卑しい行為を指す。鼠が隠れて物を盗むように、また犬が人目を盗んで食い物を漁るように、陰で小細工を弄する様を表す。『史記』叔孫通伝に由来する四字熟語である。
狐狼盗難とは、夜道で狐や狼といった害獣に遭遇したり、盗賊に襲われたりする危険を指す四字熟語である。転じて、夜道全般の危険や不測の災難を意味する。ここでいう「狐狼」は、単に動物を指すだけでなく、狡猾で害をなす者の喩えとしても用いられる。