一翼とは、鳥の片方の翼を指す。また、組織や事業などの全体の中で、ある部分を担う役割や立場を意味し、重要な活動の一端を任されることを表す。
比翼とは、翼を並べることを指す。また、中国の伝説上の鳥である比翼の鳥は、雌雄が常に並んで飛ぶとされ、そこから夫婦や男女の仲が睦まじいことの喩えとして用いられる。さらに、衣服の仕立て方の一種で、打ち合わせを二重にし、ボタンが外から見えないようにする比翼仕立ての略称としても使われる。
君主や主君を助け、その事業や統治が円滑に進むように力を添えることを意味する。特に、臣下が君主を補佐し、国家の繁栄を支える行為を指して用いられる。
翼賛とは、君主や政府の政治を助け支えることを指す。特に、天皇の統治を補佐し、その政策を支持・推進する行為を意味する。
注意深く慎重な様子を表し、わずかなことにも用心して行動するさまを指す。特に「小心翼翼」の形で用いられ、気がかりでびくびくしている状態や、細部まで気を配り怠らない態度を形容する。
鶴翼とは、古代の兵法において、鶴が両翼を広げたような形状に軍隊を配置する陣形を指す。敵軍を中央から左右に伸びる陣形で包囲し、殲滅を図る戦術として用いられた。
輔翼とは、鳥が雛を羽で包み込んで守るように、上位の者を助け支えることを指す。特に君主や目上の人を補佐し、その地位や事業を守り立てる行為を意味する。
鵬翼とは、伝説上の大鳥である鵬の翼を指す。その巨大さと力強さから、転じて飛行機やその翼を喩える表現としても用いられる。
鶴翼之陣とは、古代の戦術において用いられた陣形の一つで、その名の通り鶴が翼を広げたような形状を模している。中央に主力を置き、左右に部隊を広げて包囲や挟撃を行う陣形であり、敵を両側から攻撃することを主眼としている。
鶴翼之囲とは、鶴が翼を広げたような形状に陣形を配置し、敵を包囲する戦術を指す。左右に広がる部隊が敵の両側面を圧迫し、中央の部隊が正面から攻撃を加えることで、包囲殲滅を図る兵法である。
羽翼已成とは、鳥の翼がすでに完成している様子から転じて、勢力や力が十分に備わり、独立して行動できる状態に達していることを意味する。主に人や組織が成長し、もはや他人の庇護を必要としない段階にあることを指して用いられる。
翼覆嫗煦とは、鳥がひなを羽で包み込み、親鳥が雛を温めるようにして育てることを意味し、転じて目上の者が目下の者を慈しみ、大切に養育・保護することを指す四字熟語である。
比翼連理は、男女の仲が極めて睦まじく、深い愛情で結ばれている様子を表す四字熟語である。これは、雌雄が一体となって飛ぶとされる想像上の鳥「比翼の鳥」と、別々の木の枝が一つに結びついた「連理の枝」という二つの故事を組み合わせた表現で、白居易の「長恨歌」にも詠まれたように、離れることのない固い契りを象徴している。
万里鵬翼は、『荘子』逍遥遊篇に由来する四字熟語で、大鵬が翼を広げて万里の空を飛翔する様子を表す。ここから、遠大な志や雄大な抱負を抱き、広く世に活躍しようとする気概を意味する。
図南之翼とは、遠大な志や計画を抱き、それを成し遂げようとする意気込みを表す四字熟語である。中国の古典『荘子』に由来し、鵬という巨大な鳥が南の海へ飛び立とうとする姿に喩えられており、壮大な目標に向かって力強く羽ばたくことを意味する。
「図南鵬翼」は、壮大な志を抱き、遠大な事業を企てることを意味する四字熟語である。『荘子』逍遥遊篇に由来し、鵬という巨大な鳥が南方へ飛翔しようとする姿に喩え、高遠な目標に向かって雄飛する気概を表す。
「小心翼翼」とは、細かいことまで注意深く気を配り、慎み深く振る舞う様子を表す四字熟語である。もとは『詩経』に由来し、「小心」や「細心」が些細な事柄にも心を配ることを、「翼翼」が恭しく慎む態度を示すことから、転じて過度に慎重でびくびくしているさまも意味する。