妄言とは、事実に基づかないでたらめな言葉や、偽りの発言を指す。また、自らの発言を謙遜して用いる場合もある。「ボウゲン」と読むこともある。
妄語とは、仏教において戒められる虚言を意味する言葉で、五戒や十悪の一つに数えられる。真実を歪めたり事実に反することを言ったりする行為を指し、仏道修行の妨げとされる。
妄誕とは、根拠がなくてでたらめなこと、あるいは事実に反して偽りであることを指す。漢字の「妄」と「誕」はいずれも虚偽や不合理を意味し、合わせて荒唐無稽な言動や考えを表す。
確かな根拠もなく軽率に下す判断を指す。十分な検討を経ずに安易に結論を導く行為や、そのような判断そのものを意味する。
妄念とは、誤った考えや道理に合わない思い込みを指し、特に執着や迷いから生じる心の状態を表します。物事の本質を見誤らせるような雑念や、必要以上に執着する感情を含み、仏教では悟りを妨げる煩悩の一つとされています。
迷妄とは、物事の本質や道理を正しく理解せず、誤った考えや観念を真実であると固く信じ込むことを指す。
虚妄とは、事実に基づかない偽りや誤った考えを指し、現実を歪めて捉える迷いや根拠のない迷信も含む概念である。
マツ科に属する常緑の高木で、樅(もみ)の別称として用いられる。
詭妄とは、事実に反する虚偽の言動や、道理に合わないでたらめなことを指す。真実を歪めたり、根拠のない主張を展開する様を表し、しばしば「きぼう」とも読まれる。
事実を故意に歪めて述べ、他人を誹謗することを指す。虚偽の言説をもって相手の名誉を傷つける行為であり、誣罔と同義である。
譫妄とは意識障害の一種であり、意識の清明さが損なわれ、錯覚や幻覚、妄想などが現れる状態を指す。認知症やアルコール依存症、あるいは身体疾患に伴って生じることが多い。なお、「せんもう」のほか、「せんぼう」と読まれることもある。
妄評多罪は、他人の文章などに対して軽率で無遠慮な批評を加えたことを深く詫びる際に用いる四字熟語である。「妄評」はでたらめな批評を、「多罪」は手紙文で無礼を謝る言葉をそれぞれ意味し、批評の後に記す謙譲表現として機能する。「妄」は「ぼう」とも読む。
「妄誕無稽」は、根拠がなく全くのでたらめであることを表す四字熟語である。「妄誕」は偽りや虚言を意味し、「無稽」は拠り所がなく考えられないことを指す。『荘子』「天下篇」に由来し、道理に合わず荒唐無稽な言説や事柄に対して用いられる。
妄談臆解とは、根拠のないでたらめな話や、事実に基づかない勝手な解釈を指す四字熟語である。
妄想の縄とは、誤った考えや執着によって自らを縛り苦しめる状態を、縄に譬えた仏教用語である。心に生じる妄念が束縛となり、真実の道理から遠ざかる迷いの境地を指す。
無妄之福とは、思いがけずに訪れる幸運や、予期せぬ僥倖を指す四字熟語である。その由来は『戦国策』楚策にあり、偶然や不測の事態によってもたらされる幸福を意味する。
痴心妄想とは、道理に合わない愚かな考えに執着し、実現不可能なことを空想することを指す。『醒世恒言』にも見られる四字熟語で、現実離れした妄想にふける様を表す。