縦令は、仮定や仮想の状況を表す語で、たとえそうなったとしても、あるいはもしそうだとしても、という意味を表す。後続の文で、その仮定に反する事態や強い意志を示す表現を導く役割を果たす。「仮令」とも書かれ、「たとえ」とも読まれる。
縦貫とは、南北方向に貫通することを指す。特に、道路や鉄道などが地域を縦断して通る場合に用いられる表現である。
登山において、複数の山々を尾根伝いに連続して踏破することを指す。また、山脈や丘陵などが南北方向に連なり、地形を縦貫している状態を表す場合にも用いられる。
縦隊とは、縦方向に連なって構成される隊形を指す。横隊と対をなす軍事用語であり、行進や移動の際に縦列を組んだ隊列を意味する。例えば、二列縦隊で行進するといった形で用いられる。
縦覧とは、ある場所や展示物などを自由に見て回ることを指す。「縦」はほしいままの意で、制約なく見学する様子を表す。例えば、博物館で郷土資料を縦覧するといったように用いられる。
「縦容」は、心に余裕があり落ち着いていて、物事に動じない様子を表す。また、動作や態度に急迫したところがなく、ゆったりとしているさまを指す。同義の語に「従容」があり、同じ意味で用いられる。
擒縦とは、相手を捕らえたり自由にしたりすることを指し、転じて人や物事を思うままに操り扱うことを意味する。
縦縞とは、布地や衣服などに施された、縦方向に連なる線状の模様を指す。横縞に対する語であり、織りや染めによって表現される。なお、「竪縞」とも表記する。
縦褌は相撲のまわしの一部を指し、腹部から股間を通って腰に回る縦方向の布をいう。相手の前の縦褌を掴む行為は禁じ手とされている。表記は「立褌」とも書く。
「百縦千随」は、中国元代の戯曲『竇娥冤』に由来する四字熟語で、あらゆる手段を尽くして人の意に従い、どんな願いでも聞き入れることを意味する。主君や目上の者に対して、極めて忠実で従順な態度を示す様子を表す。
発縦指示とは、『史記』蕭相国世家に見える故事に基づく四字熟語で、漢の高祖劉邦が戦陣において蕭何に後方支援の一切を委ねたことを指す。転じて、物事の全権を信頼できる者に一任し、細かな干渉を加えないことを意味する。
縦塗横抹とは、文字や絵を縦横無尽に書き散らしたり、書いては消し消しては書くことを指す四字熟語である。筆を走らせて自由奔放に書きなぐる様子や、何度も書き直す行為を表し、時に無造作な筆致や推敲を重ねる過程をも示す。
縦説横説とは、縦横にさまざまな角度から理屈を並べ立て、自分勝手な議論を展開する様子を表す四字熟語である。
七縦七擒は、敵を七度逃がして七度捕らえることを意味する四字熟語で、相手を完全に意のままに操る戦略を表す。この故事は、中国の三国時代に諸葛亮が南蛮の首長・孟獲を心服させるために用いた計略に由来し、『三国志』蜀書の注釈に記されている。