幽冥とは、かすかにしか見えないほど暗い状態、あるいはそのような場所を指す。また、死後の世界、すなわち冥土や冥界といった、人が亡くなってから赴くといわれるあの世を意味する。
冥冥とは、暗くて物の形がはっきりと見えない様子を指す。また、物事が明瞭でなく、漠然としているさまを表し、知らない間に事が進むような状況を「冥冥のうちに」と表現する。漢字表記としては「瞑瞑」を用いることもある。
冥護とは、目に見えない神仏の力が密かに人を守り助けることを指す。
冥界とは、死者の魂が赴く世界を指す語であり、冥土と同義である。仏教や民間信仰において、この世とは異なる死後の世界を表す。
冥想とは、目を閉じて心を静め、深く思索にふけることを指す。雑念を払い、精神を集中させることで、内省や観想を行う状態を表し、同義語として沈思黙想が挙げられる。表記としては「瞑想」とも書かれる。
冥土とは、仏教や民間信仰において死者の魂が赴くと考えられる世界、すなわちあの世を指す語である。黄泉(よみ)や冥界と同義で、現世を離れた後の霊魂の行き着く場所を意味する。
冥福とは、亡くなった人があの世で得る幸福や安らぎを指す言葉である。故人の死後の平安を願い、祈りを捧げる際に用いられる。
暗くてぼんやりとした様子を指し、特に日が沈んだ後の薄暗がりや、物の輪郭がはっきりと見えないほどの暗闇を表現する際に用いられる。
晦冥とは、空や周囲が暗く覆われて見通しのきかない状態を指す。特に天地が暗闇に包まれるような情景を表し、昼間でも光が遮られて薄暗くなる様子や、深い闇によって前後の区別がつかなくなることをいう。
男冥利とは、男性としてこの世に生を受けたことによって得られる幸せや喜びを指す言葉である。特に、男性ならではの経験や立場から享受できる恵みや満足感を意味し、「男冥利に尽きる」などの形で用いられる。
冥王星は太陽系の準惑星の一つであり、海王星の外側を公転している。その軌道は楕円形を描き、時には海王星の軌道の内側に入り込むこともある。1930年に発見されたこの天体は、長らく太陽系の第九惑星とされてきたが、2006年に準惑星に分類された。
頑冥不霊とは、頑固で融通が利かず、物事の道理を理解する能力に乏しい様を表す四字熟語である。特に、頭の働きが鈍く、教え諭しても悟ることがない頑なさを指す。
冥冥之志とは、人知れずひたむきに努力しようとする心構えを指す。暗闇を意味する「冥冥」が転じて、他人の目に触れない様子を表し、ひっそりと志を抱き続ける姿勢をいう。『荀子』に見える表現で、目立たぬところでの不断の研鑽を尊ぶ精神を示す。
冥頑不霊とは、物事の道理に全く通じず、頑なで融通のきかない様子を表す四字熟語である。唐代の文人・韓愈の文章に由来し、頑固で教え諭すことができない愚かさを意味する。
不霊頑冥とは、道理に通じず頑なで愚かなさまを表す。物事の道理を理解できず、頑固に自説を固執して改めようとしない愚かさを指す。
薄暮冥冥は、夕暮れ時が迫り、辺りが次第に暗くなっていく様子を表す四字熟語である。「薄暮」は日が暮れかかる時刻を指し、「冥冥」は暗くて物の輪郭がはっきりとしなくなるさまを意味する。中国宋代の范仲淹による「岳陽楼記」に用例が見られ、黄昏の薄明かりの中、景色がぼんやりと霞んでいく情景を描写する際に用いられる。