「一杯」は、容器の容量いっぱいの分量を指す。また、ある範囲全体に満ちている状態や、数量が多いさまを表す。限度ぎりぎりであることや、酒などを飲む行為そのものをも意味する。
玉杯とは、玉で作られた美しい杯を指す。また、杯そのものを雅やかに表現する美称としても用いられる。
返杯とは、相手から注がれた酒を飲み干した後、その杯を相手に返す行為を指す。また、そのようにして返される杯そのものも意味する。
杯洗は、酒宴の席で杯を洗い清めるために用いる器を指す。盃洗とも表記され、主に客人が杯をすすいだり、酒を注ぐ前に杯を清めたりする際に使用される。
杯盤とは、酒宴で用いる杯や皿、鉢などの器類を指す。転じて、酒宴そのものや宴席の情景を表すこともある。「盃盤」とも書く。
苦い酒を注がれた杯の意から、苦しみや悔しさを伴う経験を指す。特に競技や勝負事において敗北を喫するなど、辛い思いを味わうことをいう。
金杯とは、金で作られた、あるいは金めっきを施された杯のことを指す。
洋杯とは、主にガラス製で円筒形をした、水などの飲み物を飲むために用いる容器を指す。
杯を掲げて互いに触れ合わせ、酒を飲み干すことで祝福や祝意を表す行為。また、その際に発する掛け声。
容器や乗り物などが、中身で隙間なくいっぱいになる状態を指す。例えば、駐車場が車で一杯になったり、グラスに液体がこぼれそうなほど注がれたりする様子を表す。
水杯とは、再び会うことが難しい別れの際に、酒の代わりに水を杯に注ぎ、互いに飲み交わすことを指す。
祝いの席で、喜びを分かち合うために酌み交わす酒、またはその杯を指す。特に、めでたい出来事を祝って行われる酒宴において用いられる表現である。
献杯とは、敬意を表する相手に対して酒を注いだ杯を差し出す行為を指す。主に宴席などで行われる礼儀の一つであり、これを受けた側はその杯の酒を飲み干すことで敬意に応えるのが通例である。
その人が持てる力をすべて出し切る様子を表し、できる限りのことを行うことを意味する。
杯盤狼藉とは、酒宴が終わった後の様子を表す四字熟語で、杯や皿などが乱れ散らかっているさまを指す。狼が草むらで寝た後に草が乱れることに由来する「狼藉」が組み合わさり、宴席の無秩序で雑然とした状態を言い表している。
杯水車薪とは、わずか一杯の水で車一台分の薪の燃えさかる火を消そうとするように、問題の規模に対して努力や援助が極めて小さく、ほとんど役に立たないことを意味する。『孟子』に由来する四字熟語で、焼け石に水のような無力さや、もどかしい状況を表す。
象箸玉杯は、贅沢な暮らしの始まりや、そうした生活ぶりを表す四字熟語である。象牙で作られた箸と玉で作られた杯を指し、古代中国の殷で、箕子が紂王の象牙の箸使用を見て、これがさらなる奢侈へと発展する兆しだと憂いた故事に由来する。些細な贅沢がやがて大きな浪費へとつながることを示唆する表現として用いられる。