弓に張って矢を射るために用いる撚り糸のことで、弦とも呼ばれる。弓の両端にかけて緊張させ、矢を掛けて発射する。
鼓弓は三味線に似た弦楽器で、ウマの尾の毛を張った弓で弦をこすって演奏する。表記は「胡弓」とも書く。
弓を弦で張ったような曲線状の形状を指す。特に、そのような曲線を描く状態を表し、「弓形に反る」などの表現で用いられる。読み方としては「ゆみがた」とも発音される。
弓手は弓を左手で持つことに由来し、左の手あるいは左の方を指す語である。馬手(めて)や右手(めて)と対をなす表現で、「左手」とも書かれる。
弓場(ゆば)は、弓術の練習を行う場所を指す語で、弓庭(ゆにわ)とも呼ばれる。また、「ゆみば」と読む場合もある。
弓箭は弓矢と同じ意味で、弓と矢を総称する言葉である。また、弓矢を扱う身分、すなわち武士を指すこともあり、「弓箭の家に生まれる」などのように用いられる。ここでの「箭」は矢を意味する。
弩弓とは、機械仕掛けで弦を引いて矢を放つ武器のことで、いしゆみとも呼ばれる。通常の弓よりも強力な張力を生み出し、より遠くへ正確に矢を飛ばすことができる。
胡弓は、三味線に似た構造を持つ弦楽器で、馬の尾毛を張った弓で弦を擦って演奏する。表記は「鼓弓」と書くこともある。
楊弓は、江戸時代から明治初期にかけて民間で流行した遊戯用の小弓である。全長約八五センチメートルの弓に約二七センチメートルの矢を用い、座った姿勢で射ることを特徴とする。その名称は、もと楊柳の材を用いて作られたことに由来する。
弓調馬服とは、弓の調子が整い馬がよく服従することを指し、物事がすべて順調に整っている状態を表す四字熟語である。『荀子』哀公篇に由来し、武器や乗り物が完璧に備わっていることから転じて、準備が万全であることの喩えとして用いられる。
良弓難張とは、優れた弓は引き絞るのが難しいという意味で、すぐれた人材は扱いにくいことのたとえである。『墨子』親士篇に由来する四字熟語で、真に有用な人物はその能力ゆえに扱いが難しいが、だからこそ価値があるという教えを表している。
傷弓之鳥とは、かつて弓で傷つけられた鳥を指す四字熟語で、過去の苦い経験から過度に警戒し、わずかなことにも恐れをなす人のたとえとして用いられる。故事は『戦国策』の「楚策」に由来する。
弓道における射法の基本動作を八つの段階に分けて示したもので、足踏み・胴造り・弓構え・打起し・引分け・会・離れ・残心から成る。これら一連の動作を通じて、技術の習得と精神の統一を図る。