基本情報
意味
もちいる、つね・ふつう、税法の一種、おろか、疑問・反語の助字
読み方
音読み
訓読み
書き方
画数ごとの書き順
意味
1
もちいる。採用する。利用する。また、人を雇うこと。
2
かたよらない。ふつう。つね。ふだん。特別ではなく、平凡なこと。
3
税法の一種。律令制において、夫役(労役)の代わりに物(主に絹など)を納めること。唐代の「租庸調」の一つ。
4
おろか。愚かなこと。平凡で特に優れた点がないこと。
5
疑問や反語を示す助字。「なんぞ」「いずくんぞ」などと読み、「どうして~であろうか(いや、そんなことはない)」という意味を表す。
熟語
凡庸とは、特に優れた点や特徴がなく、ごく普通である様子を指す。人や物事が際立った才能や個性に欠け、平凡であることを表し、時にそのような人物を指して用いられる。「庸」は常や並みの意を含む。
中庸とは、過不足なく偏りのない状態を指す。また、儒教の重要な経典である四書の一つとして、『礼記』中の一篇に由来し、孔子の孫である子思の作と伝えられる。人間の本性と道徳の根本を論じた書物である。
租庸調とは、律令体制下において施行された税制の総称である。租は田地から収穫される稲を、庸は都での労役またはそれに代わる布帛を、調は地方の特産物をそれぞれ納めるものであり、中国唐代の制度を基盤として整備された。
「庸中佼佼」とは、凡庸な人々の中にあって、わずかに優れた者を指す四字熟語である。「庸」は平凡や普通を意味し、「佼」は他より勝っていることを表す。『後漢書』「劉盆子伝」に由来し、群衆の中で際立って優れているわけではないが、周囲と比べて少し抜きん出ている様子を表現する際に用いられる。
「庸言之謹」とは、日常の言葉遣いを慎み深く行うことを意味する四字熟語である。『中庸』第十三章に由来し、平凡な会話においても軽率にならず、常に誠実さと慎重さを保つべきという教えを示している。