枯淡とは、人柄や芸術作品などにおいて、一切の俗気や贅沢を排し、質素で簡素な中に深い味わいや趣が感じられる様子を指す。
淡漬とは、塩分を控えめにした漬物のことで、浅漬けに近い仕上がりとなる。漢字では「味漬」や「甘漬」と表記されることもある。
淡雪とは、春先などにうっすらと積もり、すぐに消えてしまうはかない雪のことである。泡雪や沫雪とも書き、泡のように儚く消えやすい雪の性質を表す。
淡粧とは、あっさりと控えめに施した化粧のことを指し、薄化粧と同義である。濃厚な仕上がりではなく、自然な印象を重視した化粧法を意味する。
味や香りが薄くあっさりしている様子を表す。また、態度や言動に執着がなく、さっぱりとしているさまを指すこともある。心境などを飾らずに語る場合などに用いられ、「澹澹」と書くこともある。
味や色合いがさっぱりとして濃厚でない様子を指す。また、金銭や地位などに対する執着が薄く、あっさりとした性格や態度を表す際にも用いられる。「澹泊」と書くこともある。
淡竹はイネ科のタケの一種で、中国を原産とする。高さは約十メートルに達し、幹の表面には白い粉が付着している特徴がある。若芽である竹の子は食用とされ、成長した材は工芸品の材料として用いられる。別名としてクレタケやカラタケとも呼ばれる。
色や味、また光や影などの濃さと薄さの度合いを指す。特に色彩や味覚において、その強弱や深浅の微妙な違いを表現する際に用いられる。
淡緑とは、緑色が薄く淡い色合いを指す。浅緑とも呼ばれ、若葉や新芽のような柔らかな緑色を連想させる。漢字「淡」の持つ「あっさりしている」という意味が色調に反映されており、濃厚でない繊細な緑色を表現する際に用いられる。
木淡とは、木の上で自然に甘く熟した柿を指す。秋の季語としても用いられ、木ざらしや木練とも呼ばれる。
物事に執着せず、あっさりとした態度で接する様子を指す。特に金銭や名誉などへの欲が薄く、淡白でこだわりのない心境や振る舞いを表す。
淡粧濃抹は、女性の化粧や装いの美しさを表す四字熟語である。薄化粧を意味する「淡粧」と厚化粧を指す「濃抹」の二語からなり、化粧の濃淡いずれにもそれぞれの趣と美しさがあることを示す。中国宋代の詩人蘇軾の詩に由来し、転じて女性の容貌そのものの麗しさを讃える表現としても用いられる。
交淡如水とは、君子の交際が水のように淡白であることを意味する。利害にこだわらず、互いの人格を尊重する清らかな付き合い方を表し、『荘子』山木篇に由来する。
心に何のわだかまりもなく、無欲で物事に執着しない、静かで落ち着いた心境を表す。『荘子』天道篇に由来し、世俗の雑念から離れ、自然のままに生きる境地を指す。