模擬とは、実際の事物や状況に似せて作成したり、それらを真似て行うことを指す。例えば試験や店舗など、本物を模して行われるものをいう。
「擬議」とは、物事について様々に思いを巡らせて熟考することを指し、またそのような思考の過程で生じる躊躇やためらいの状態をも表す語である。
擬制とは、法律上、異なる性質を持つものを同一のものと見なして取り扱うことを指す。例えば、電気を物とみなして窃盗罪の対象とする場合などがこれに当たる。本来は、ある事柄を別の事柄になぞらえて規定するという意味を持つ。
擬製とは、本物に似せて作ることを指し、特に材料や製法を模倣して作られたものをいう。例えば、豆腐に似せて作った食品を「擬製豆腐」と呼ぶように、本物の代用品として作られた模造品や模作物を意味する。
擬装とは、他者から見破られないように、外見や態度を別のものに似せて偽る行為を指す。特に軍事や諜報活動において、敵の目を欺くために行われる隠蔽工作を意味し、カムフラージュと同義で用いられる。表記としては「偽装」とも書く。
擬態とは、生物が自らの形態や色彩などを周囲の環境や他の生物に似せることで、捕食者から身を守ったり獲物に接近したりするための適応現象を指す。また、より広義には、事物の様態を模倣して表現することを意味する場合もある。
梅擬はモチノキ科の落葉低木で、山地に自生する。葉の形がウメに似ていることからこの名がある。初夏に淡紫色の花を咲かせ、その後小さな赤い実をつける。この実は落葉後も枝に残り、冬の間も観賞できる。別名として「落霜紅」とも書かれる。
擬物とは、本物に似せて作られた物を指し、偽物や贋作を意味する。外見や質感を真似てはいるが、本来の価値や機能を備えていない点に特徴がある。「紛い物」とも表記される。
雁擬とは、豆腐に刻んだニンジンや糸昆布などを混ぜて揚げた食品のことで、ひりゅうずとも呼ばれる。その名は、味を雁の肉に似せて作られたことに由来する。
摸擬とは、実物や実際の状況を手本として、それに似せて作ったり行ったりすることを指す。模擬と表記されることもある。
外見がアリに似た甲虫の総称で、落ち葉の下などに生息する。マツの害虫を捕食するアリモドキカッコウムシやサツマイモを食害するアリモドキゾウムシなどが知られており、「蟻擬」とも表記される。
擬蠍はカニムシ目に属する節足動物の総称で、落ち葉の下など湿った環境に生息する。外見はサソリに似るが尾部がなく、代わりにカニのような鋏状の触肢を持つ特徴がある。別名をアトジサリともいい、「蟹虫」と表記されることもある。
蟻擬とは、外見がアリに似ている甲虫の総称を指す語である。特にハネカクシ科などに属し、形態や動作が蟻に擬態している種をいう。
擬宝珠はユリ科の多年草の総称で、山地に自生する。夏に淡紫色または白色のラッパ形の花を咲かせる。その花の形状が、寺院や橋の欄干などに設けられる装飾金具の擬宝珠に似ていることからこの名がついたとされる。あるいは、ネギの花に似ているため「葱帽子(ぎぼうし)」に由来するという説もある。読みは「ぎぼし」とも。
擬宝珠は、橋の欄干の柱頭などに設けられる装飾で、その形状は丸みを帯びた先端が尖り、ネギの花(ねぎぼうず)に似ている。語源は、仏教法具の宝珠(ほうじゅ)に似せた「擬宝珠(ぎぼうじゅ)」が転訛したものとされる。
クロウメモドキ科に属する落葉低木の一種である。樹皮や果実が梅に似ていることからこの名があり、別名を鼠李(そり)ともいう。
蔓梅擬はニシキギ科のつる性落葉低木で、山野に自生する。初夏に緑黄色の小花を咲かせ、黄褐色の実をつける。果実が熟すと黄赤色の種子が露出するのが特徴である。別名をツルモドキともいい、その名は秋に実をつけるウメモドキに似たつる性の木であることに由来する。